かなり年代物のクランクを研磨再生。
いすゞ3AB1という型式ですが建設機械に装備されています。
建設機械のメーカーに問い合わせしたら「アンダーサイズのメタルが無い。」という話でお客さんも困っていました。
そこで
ウチの出番です。
メタルはいすゞの他機種から流用してできる事を部品屋さんから確認。
品番だけでなく物を見て同じだと知っている人がいるのは強い味方です。
最近は画面で何か打ち込めば
判るけどわかんないという矛盾した社会です。
研磨後、仕上げにラッピングテープで磨きます。コンロッドを組んでサイドのギャップがあることを確認して完成。
適正なクリアランスの状態のコンロッドとシャフトの関係は非常にスムーズでずーと触っていたくなる?ような感じ。手を離せばストンと落ちて、回すのも抵抗は無い。軸方向には当然ガタなんかありませんからね。
研磨したクランクが100%折れない保障はありませんが、うまく行くことを願ってます。焼けすぎたクランクはまず駄目だから、クランクの研磨は気を使いますね。