穴が開いたブロックを外科手術?してました。
穴には鉄板をジグソーパズルのように削り出して廻りを鋳物の溶接棒で溶接します。
シリンダーの欠けた部分も肉盛を下から盛り上げて作りました。
肉盛り+ボーリング加工+ライナー圧入+再度ボーリングと手間は掛かります。
なんとか補修完了です。
もともとS4Kという三菱のエンジンはライナーが入るタイプです。内径がΦ102でライナー外径がΦ105という寸法の設定なので今回はライナー外形をΦ106のものを使い、ボーリングして寸法を合わせることができます。
溶接して盛った部分を仕上げるために1ミリ外形の大きいライナーを選択しています。これでライナーとの密着もうまくいくのでピストンスカートで叩かれて割れることもないと考えてます。