田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

「信濃のコロンボ 事件ファイル」「信州山岳刑事 道原伝吉」

2020-05-05 07:16:04 | 映画いろいろ

 テレワークをしていると、集中が必要となる映画はなかなか見ることができない。という訳で、“ながら”で気軽に見られる2時間ドラマの再放送をよく見るようになった。中でも、信州を舞台にしたこの二つのシリーズは、風景の良さもあって、なかなか面白い。

「信濃のコロンボ 事件ファイル」原作・内田康夫『軽井沢の霧の中で』監督・江崎実生
主人公・長野県警捜査一課警部・竹村岩男(中村梅雀)
「8・アリスの騎士」(05)「9・乗せなかった乗客」(05)「10・杜の都殺人事件」(06)「11・埋もれ火」(06)「17・遠野殺人事件」(08)

「信州山岳刑事 道原伝吉」原作・梓林太郎『葬列山脈』『信州穂高 婚礼の惨劇』
主人公・長野県警安曇野北警察署刑事課捜査主任・道原伝吉(松平健)
「2・北アルプス殺人行」(14)「3・報復」(15)

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1960年代洋画ベストテン3『大脱走』『ドクトル・ジバゴ』『夜の大捜査線』『明日に向って撃て!』

2020-05-05 07:00:24 | 俺の映画友だち

   

『大脱走』(63)(1971.10.1・8.ゴールデン洋画劇場)
名画投球術 No4.「男もほれるカッコいい男が観たい」スティーブ・マックィーン
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/c2d19a8408e75870e3711cd9305ab295
『大脱走』ミリッシュ・カンパニー
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/8ace8baa2385d111e5496fa80bbb4222
『大脱走』日本語吹き替え版
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/509d44d9384caa6d0e97d3ab35ad3dc9
 
『ドクトル・ジバゴ』(65)(1976.12.13.テアトル東京)
名画投球術 No.7. 「いろんな不倫が見てみたい」デビッド・リーン
 
 この映画は特にラストシーンが好きだ。今は亡きユーリ・ジバゴ(オマー・シャリフ)の異母兄エフグラフ(アレック・ギネス)が、ユーリとラーラ(ジュリー・クリスティ)の娘トーニヤ(リタ・トゥシンハム)と面会し、去っていく彼女の背に、ユーリの母が得意とし、ユーリが母の形見として大切にしたバラライカがあるのを見て尋ねる。

エフグラフ: Tonya! Can you play the balalaika?
トーニヤの恋人デビッド: Can she play? She's an artist!
エフグラフ: an artist? Who taught you?
デビッド: Nobody taught her!
エフグラフ: Ah... then it's a gift.

 そこにモーリス・ジャール作曲の「ラーラのテーマ」が流れ始め、巨大なダムが映る。初めて見た時は、確か「gift」には「才能」ではなく「血筋」という字幕が出たと思う。意訳だが「血筋」の方が的を得ていると思う。この時のギネスの何とも言えない表情がよかった。
 
  
 
『夜の大捜査線』(67)(1974.9.29.日曜洋画劇場)
All About おすすめ映画『夜の大捜査線』(67)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/138348e8b5036bd07798705b11d26e21
『夜の大捜査線』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/da7aba8c2f6929dce341b10f03c62bca
『夜の大捜査線』ミリッシュ・カンパニー

『明日に向って撃て!』(69)(1975.8.12.有楽町シネマ1)
 
(1995.1.)
 久しぶりのシネスコ、ステレオ版での再見。最近、メロディーメーカーとしてのバート・バカラックに再注目していることもあり、音楽的にはとても懐かしく楽しいものがあった。
 
 ただ、ドラマ的には、以前はそれほど気にならなかった、ひたすら見えない追手(ピンカートン探偵社)におびえて逃げまくるブッチ・キャシディ(ポール・ニューマン)とサンダンス・キッド(ロバート・レッドフォード)の、出口のない悲しい逃亡劇としての側面がクローズアップしてきて、あーニューシネマという感じがして困った。
 
 とは言え、だからこそ、そうした暗くなりがちなストーリーの端々にユーモアをちりばめ、おしゃれでノスタルジックな映像処理を施したジョージ・ロイ・ヒルの手腕も光るのである。
 
 そして、本来はそれほど美人ではないキャサリン・ロスを目一杯魅力的に撮ったコンラッド・ホールの巧みなカメラワーク(当時二人は恋仲だったとか…)にうまくだまされて? 彼女の姿がひたすらまぶしく見えて虜になった、中学生の自分の純情ぶりを、懐かしく思い出した。
 
『外国映画男優名鑑』『外国映画女優名鑑』『20世紀の映画監督名鑑』
   
  
『文化の泉』
コメント (2)
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