共同通信エンタメOVOに連載中の
『ほぼ週刊映画コラム』
今週は
ホラーとコメディーは紙一重『サンクスギビング』
詳細はこちら↓
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1417447
共同通信エンタメOVOに連載中の
『ほぼ週刊映画コラム』
今週は
ホラーとコメディーは紙一重『サンクスギビング』
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株式会社ポケモンとNetflixによる初の完全新作プロジェクト、Netflixシリーズ「ポケモンコンシェルジュ」が12月28日から配信中。
本作は、ポケモンがお客さまとして訪れる南の島“ポケモンリゾート”を舞台に、新米コンシェルジュのハルがポケモンたちのお世話に奔走しながら、本当の自分らしさに気付いていく様子を描くストップモーション・アニメーション。ハルの声を担当したのんにポケモンに対する思いや、作品について聞いた。
「本当に現実世界にもこんな場所があったらいいなと思うような、幸せが詰まった作品」
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1417587
『ブルース・ブラザース』(80)(1983.5.22.)
とてつもなく面白いという話を聞いていたので、期待大であったのだが、正直なところ、それほど面白くはなかった。自分としては、同じジョン・ランディス監督の『アニマル・ハウス』(78)の方が遥かに面白かった気がする。
確かに、ジョン・ベルーシの怪優ぶりは、『アニマル・ハウス』や『1941』(79)以上にすさまじかったし、スピルバーグ、キャリー・フィッシャ―、アレサ・フランクリン、ジェームズ・ブラウン、キャブ・キャロウェイ、レイ・チャールズ…と、ゲストも豊富で、それなりに楽しめはするのだが、何やら『1941』同様、派手なぶっ壊しの連続だけが目に付いて…、どうもこの手のギャグは生理的に合わないようだ。
ただ、ミュージカル仕立ての映画ということで、バンド仲間同士の友情、あるいは、黒人の出演者が多かったこともあり、リズム&ブルースやソウルミュージックの底に流れている、黒人魂のようなもを多少は感じることができた気はする。
『荒野の決闘』(46)
『荒野の決闘』非公開試写版
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a33e72c49d258d25796cbaa63d29817e
シネマヴェーラ「西部劇特集」
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/9ce70e604c57fb1b0a62cc3d005939ba
『ジャイアンツ』(56)(1974.2.3./10.日曜洋画劇場)
テキサスを舞台に、東部の令嬢レズリー(エリザベス・テイラー)が、大牧場主ビック・ベネディクト(ロック・ハドソン)と恋に落ち結婚、価値観や習慣の違いを乗り越えていく姿を重厚に描く大河ドラマ。ジェームズ・ディーンが石油採掘に夢を抱く牧童ジェット・リンクを演じた。アカデミー賞では9部門にノミネートされ、ジョージ・スティーブンスが監督賞に輝いた。
(2008.9.1.)
『ジャイアンツ』を最後の方だけ再見した。ラスト近くでロック・ハドソンと殴り合うレストランの親父がいい味を出していると、見るたびに思うのだが、演じている俳優の名前が今もって不明。
後に、ある人からミッキー・シンプソンという俳優だと知らされた。
『アクアマン/失われた王国』(2023.12.27.ワーナー試写室)
遥か昔、南極の氷河の奥深くに封印された「失われた王国」。そこには、世界を滅亡させるほどの力を持つ伝説の古代兵器ブラック・トライデントがあった。ある日、アクアマンへの復讐を誓うブラックマンタがブラック・トライデントを見つけ出し、邪悪な力が解き放たれてしまう。
5億もの海の生物を操ることのできる海底アトランティスの王アクアマン(ジェイソン・モモア)は、かつてない脅威から海と地上の世界を守るため、仲間たちと共に立ち上がるが…。
DCコミックスのヒーロー映画『アクアマン』(18)の続編。アクアマンの弟で前王オーム役のパトリック・ウィルソン、母アトランナ役のニコール・キッドマン、アトランティスの女王メラ役のアンバー・ハード、ブラックマンタ役のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世ら前作のメンバーが集結。前作に続いてジェームズ・ワン監督がメガホンを取った。
こうした映画の常だが、前作の印象がおぼろげになっていて、キャラクター同士のつながりや設定を思い出しているうちに話がどんどんと進んでいくので、落ち着かないことこの上ない。この手の映画を見る時は、事前に関連作を見ることが必須だとすれば、それはいかがなものかという気がする。
さて、見どころは緑と青が目立つ海底都市のビジュアル。ただ、前作にも増してスケールアップをしているのは分かるし、アクションシーンの激しさもあるのだが、全体的にはあまり心に残るものがなかった。ステッペンウルフの「ワイルドで行こう!」がアクアマンのテーマソング的に使われていた。
『アクアマン』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/ac1c5783b9c41360b75bde08b9924415
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(18)
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』祭り
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/740a41dab2fd13c231d44a29fc528ab4
1984.2.22.大井武蔵野館
ハードな個性派 松田優作
『竜馬暗殺』(74)
『あばよダチ公』(74)
『暴力教室』(76)
1984.2.27.大井ロマン
『遊星からの物体X』(82)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/2ab6943a9653b2604810047621a0ca3a
『スター・トレック』(79)
『スター・トレック カーンの逆襲』(82)
1984.7.29.大井ロマン
『サイコ2』(83)
1984.9.22.大井武蔵野館
円谷英二フィルムコレクションPARTⅡ
「怪奇大作戦」(68)殺人回路/京都買います/ゆきおんな
「マイティ・ジャック」(68)怪飛行船作戦
「快獣ブースカ」(66)ブースカ誕生
『マタンゴ』(63)
『SCREEN(スクリーン)』「ほんとうに見てほしい最恐Jホラー映画」
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/ae0475e1530620a68b9430847a6d9315
「カムカムエヴリバディ」『ハワイの若大将』と『マタンゴ』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/dfa07150280014c64d545c3d634e8ad9
怪優・土屋嘉男
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/e13ee2309e79d214d55156cd96c41968
1984.10.20.大井ロマン
2大巨匠の競演 ジョン・フォード監督特集
『ギデオン』(58)
『わが谷は緑なりき』(41)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0f9b2c2ebf7ea85bbbf87da02892732b
『いとしのクレメンタイン/荒野の決闘』(46)
『誇り高き反逆者』『カンサス大平原』『荒野の決闘』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/9ce70e604c57fb1b0a62cc3d005939ba
『荒野の決闘』非公開試写版
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a33e72c49d258d25796cbaa63d29817e
1987.7.25.大井ロマン
暑さを吹き飛ばすオモシロムービーズ
『オーバー・ザ・トップ』(87)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/53df39fd3ef95d8086479a0bf1318785
『クロコダイル・ダンディ』(86)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/5fcfd0232fd8be32b2e8a56ba7c941bb
こんな本が出ていた。
『伝説のカルト映画館 大井武蔵野館の6392日』(太田和彦 (編)立東舎)
自分がここによく通っていたのは「伝説のカルト映画館」になる前だった。
1982.12.15.大井武蔵野館
円谷英二・特撮の世界
『ウルトラマン』(79)
イデ隊員 二瓶正也
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/789a312aaeb19585dd7e4db7723af408
『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』(66)(再)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b4ff592e46e1528976d6fe64942c7840
「怖かった映画」
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/08a5ca582f2c8d7de2733c7321330c34
小学生の時に見た映画 1966
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/5f6b5fb072b234adb86ca8c9a6280468
『三大怪獣 地球最大の決戦』(64)(再)
All About おすすめ映画
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0f6d38477ea8b3a216c1245474a85b4d
小学生の時に見た映画 1971
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/ea3665880b57a36218f3cf0feede938a
1982.12.28.大井武蔵野館
スーパー・ヒーロー登場
『スーパーマン』(79)(再)
追悼リチャード・ドナー
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/cb5a10c60d1086883e694326a4351c23
ロイス・レインも天空へ
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/ba87b5408faff8623590cb2c95b848b9
『スーパーマンⅡ冒険篇』(81)
1983.6.7.大井ロマン
『キッドナップ・ブルース』(82)
『ションベン・ライダー』(83)
『ウィークエンド・シャッフル』(82)
1983.6.21.大井武蔵野館
『父パードレ・パドローネ』(77)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a71e53c6e451481cac460d82c0e02d2d
『サン・ロレンツオの夜』(82)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/113f0f137be31f5e6d21ee42941fa2c4
1983.7.11.大井武蔵野館
『ある日どこかで』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/c0daf9574990b3b417ed4c1715b965ab
【コラム】時間旅行を描いた3本
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/52bf5fa254fb454de8cc3dc35052ffd1
『バンデットQ』
1983.9.12.大井ロマン
『刑事物語2 りんごの詩』 (83)
『蒲田行進曲』(82)(再)
『哀れなるものたち』(2023.12.21.ディズニー試写室)
これは芸術かポルノか
世をはかなんだベラ(エマ・ストーン)は、橋上から川に飛び込んで自ら命を絶つが、風変わりな天才外科医ゴッドウィン・バクスター(ウィレム・デフォー)によって、おなかの中にいた胎児の脳を移植され、奇跡的に蘇生する。
やがて「世界を自分の目で見たい」という強い欲求にかられたベラは、放蕩者の弁護士ダンカン(マーク・ラファロ)に誘われて大陸横断の旅に出る。
大人の体を持ちながら赤子の目線で世界を見つめるベラは、偏見や自由や平等に関する知識や哲学を貪欲に吸収し、驚くべき速さで成長を遂げ、やがてパリで娼婦になる。
トニー・マクナマラがスコットランドの作家アラスター・グレイの同名ゴシック小説を脚色し、『女王陛下のお気に入り』(18)のヨルゴス・ランティモス監督とストーンが再びタッグを組んで映画化。ストーンはプロデューサーも兼任した。2023年・第80回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞。
ホラーとコメディ同様、エログロとコメディも紙一重だとは常々思っていたが、この映画は18禁相当の過激な性描写がある割には笑えるところが多いので、エロチックな感じはほとんどしない。とはいえ、正直なところストーンがよくこんな役をやったなあとは思った。
昔、『サロン・キティ』(79)という“芸術映画”を見た時、実は先に『ナチ女秘密警察 SEX親衛隊』の題名で短縮版がポルノ映画として公開されていたことを知った。
同じ頃、『エゴン・シーレ/愛欲と陶酔の日々』(80)やら『作家マゾッホ 愛の日々』(80)といった、芸術かポルノかをどこで区別するのか分からないような映画を続けざまに見たので、柄にもなく「ポルノと芸術の違い」について考えさせられた。この映画を見ながら、そんな昔のことをふと思い出した。
ゴッドとベラとの関係は、『フランケンシュタイン』(31)の博士と怪物との関係をほうふつとさせるし、レオス・カラックス監督の『アネット』(21)も思い浮かぶ。
また、主人公には男女の違いこそあれ、ジョン・アービング原作、ジョージ・ロイ・ヒル監督の『ガープの世界』(82)と重なって見えるところもある。なので、うわべは斬新かつ突飛に見えるが、実はオーソドックスな一人の女性の冒険譚という見方もできる。
ところで、もしこの映画がアカデミー賞を得たら、『パラサイト 半地下の家族』(19)、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(22)以上の衝撃があると思う。