田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

【ほぼ週刊映画コラム】「2019年映画ベスト10」

2019-12-31 12:05:00 | ほぼ週刊映画コラム

エンタメOVOに連載中の
『ほぼ週刊映画コラム』

今週は
洋画はまずまず、邦画はいまひとつ
「2019年映画ベスト10」

 

詳細はこちら↓
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1209436

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『異人たちとの夏』(浅草)

2019-12-29 09:53:59 | 雄二旅日記
 
 浅草のてんぷら処「葵丸進」で会食。人のいいおしゃべりな仲居さんがいて、同じく浅草が舞台となった大林宣彦監督の『異人たちとの夏』(88)のラスト近くで 主人公(風間杜夫)が両親の幽霊(片岡鶴太郎、秋吉久美子)と別れの食事をするシーンを思い出した。確か仲居役は角替和枝で、店はすき焼きの「今半」だった。
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「2019年映画ベスト5」転載

2019-12-27 16:04:28 | 映画の森

「KyodoWeekly」12月16日号から「2019年映画ベスト5」 共同通信のニュースサイトに転載
https://www.kyodo.co.jp/national-culture/2019-12-27_2455697/

 

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『アメリカ映画監督研究』(飯島正)

2019-12-27 12:38:40 | ブックレビュー
 双葉十三郎さんの著書に続いて、1959(昭和34)年刊行の飯島正さんの『アメリカ映画監督研究』を読了。
 
 
 1902(明治35)年生まれの飯島さんは、東大仏文科卒、早大教授という超インテリ。だから昔は少々敷居が高くて、読むのをためらっていたのだが、以前、映画黎明期について書く時に、その著作を参考にさせていただき、思ったよりも読みやすく、分かりやすかったので、驚いた覚えがある。
 
 この本も、各者について論文のような細かい分析を施しながら、文章は具体的で分かりやすく、読みやすかった。

 ラインアップは、エドウィン・S・ポーター、デビッド・ワーク(D・W)・グリフィス、エリッヒ・フォン・シュトロハイム、キング・ビダー、ジョン・フォード、フランク・キャプラ、ウィリアム・ワイラー、オーソン・ウェルズ、ジョン・ヒューストン、エリア・カザン。
 
 改めて、とても勉強になったし、今は伝説となった監督たちが、当時はどう評価されていたのかが分かって興味深いものがあった。それにしても、DVDやインターネットのない時代の人はすごい、といまさらながら思う。
コメント (2)
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『SCREEN』「未体験ゾーンの映画たち2020」

2019-12-26 09:40:52 | SCREEN スクリーン
『SCREEN(スクリーン) 2020年2月号』に「未体験ゾーンの映画たち2020」の紹介記事掲載。
 
 
 
 今月は『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の公開を記念して、ライトサイド・バージョンとダークサイド・バージョンがあるようだ。
 
 
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ジョン・フォードのクリスマス『三人の名付親』『長い灰色の線』

2019-12-26 09:28:26 | 俺の映画友だち
『三人の名付親』(48)(1978.4.6.木曜洋画劇場)
 
 
   
 
 今年3度目となった、友人が主催するCINEMA Chupki TABATA(シネマ・チュプキ・タバタ)での上映会に出席。今回は「ジョン・フォードのクリスマス」という粋なくくりで、『三人の名付親』(48)と『長い灰色の線』(55)を上映。時間の都合で前者のみを見させていただいた。
 
 『三人の名付親』は、ハリー・ケリー主演でフォードが監督した『恵みの光』(19)の再映画化。この映画は亡くなったケリーに捧げられ、冒頭にはケリーらしき人物がシルエットで映される。ジョン・ウェインが『恵みの光』でケリーが演じた役を演じ、フォードはケリーの息子のジュニアに三人の一人を演じさせた(いい歌声を披露する)。ワード・ボンドやハンク・ワーデンといった“フォード一家”の脇役もいい味を出している。ここは音響設備がいいので、今回は3人が砂漠や岩場を歩く“音”がよく聞こえた。
 
 ウェイン、ジュニアと共に三人の一人を演じたのが、この映画のほか、『逃亡者』(47)『アパッチ砦』(48)というフォード映画をはじめ、『007/ロシアより愛をこめて』(63)などで、国際派俳優としても活躍したメキシコ人のペドロ・アルメンダリス。
 
 彼はウェインがジンギスカンを演じた『征服者』(55)でも共演しているが、この映画は、核実験が行われ、放射能に汚染されたユタ州の砂漠でロケされたため、ウェインやアルメンダリスをはじめ、関係者の多くがががんに侵されたという説がある(『ジョン・ウェインはなぜ死んだか』(広瀬隆)に詳しい)。アルメンダリスは病を悲観して拳銃自殺を遂げたが、息子のジュニアは、『荒野の七人/真昼の決闘』(72)の七人の一人のほか、B級映画を中心に、脇役として長く活躍した。
 
シネマノヴェチェント『男の叫び』『ケンタッキー魂』『ラスト・シューティスト』と、シネマ・チュプキ『勇気ある追跡』『オレゴン魂』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/9684d736c79ff2e5425008cd06436f7f
 
 
 
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【ほぼ週刊映画コラム】『男はつらいよ お帰り 寅さん』

2019-12-25 17:08:48 | ほぼ週刊映画コラム

エンタメOVOに連載中の
『ほぼ週刊映画コラム』

今週は
過去のシリーズを見るきっかけにもなり得る
『男はつらいよ お帰り 寅さん』

詳細はこちら↓
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1209052

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『スター・ウォーズ』『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』

2019-12-23 10:19:16 | 映画いろいろ
『スター・ウォーズ』(77)(1978.12.31.大森エイトン 併映は『キタキツネ物語』)

   

 前評判通りの楽しい映画ではあるが、SF映画としてはスピルバーグの『未知との遭遇』(77)の方が感動的だった。ロボットをうまく使い、フレッシュコンビ(マーク・ハミルとキャリー・フィッシャー)+渋いハリソン・フォードと、重厚な脇役(アレック・ギネスとピーター・カッシング)との組み合わせが、功を奏している。
 
   

『スター・ウォーズ』と『未知との遭遇』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a8c92c57c2e2deeb97330766d8abfd5f
 
『~帝国の逆襲』(80)のメモは紛失。
 
『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』(83)(1983.7.12.渋谷東宝)


 『2001年宇宙の旅』(68)『未知との遭遇』(77)とは違い、同じSFでも、このシリーズの場合は、ストーリー云々ではなく、動く映像の魅力に圧倒されてしまう。映画の命はビジュアルにある、というジョージ・ルーカスの信念が強く感じられる。
 
 また、ルーカスの黒澤明への傾倒ぶりにも興味深いものがある。もともとこのシリーズは、黒澤の『隠し砦の三悪人』(58)から想を得ているのだし、主人公であるルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)の戦いの中での成長に、彼が師と仰ぐオビワン(さすがのアレック・ギネス)とヨーダの存在を合わせると、黒澤が好んで描いた世界との共通性が浮かび上がる。
 
 加えて、善を描きながら、対する悪をも魅力的に描いてしまうという黒澤映画の特徴は、このシリーズのダースベイダーに色濃く反映されている。そして、この映画の大団円の“祭り”のシーンは『七人の侍』(54)のラストをほうふつとさせる。しかし、ルーカスのすごさは、たとえ出発は黒澤のコピーだったとしても、それを自分の映画に転化させ、壮大なスペースオペラを作り出してしまったところにある。
 
 とは言え、今回もルーカスは監督をしていない。その意味では、彼の意を汲んで『~帝国の逆襲』(80)を仕上げたアービン・カーシュナー同様、今回もリチャード・マーカンドの頑張りをたたえたい気がする。 
 
【今の一言】旧三部作の最終作だったこの映画が、シリーズ完結編となった今回の『~/スカイウォーカーの夜明け』に最も影響を与えているのでは、と感じた。
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『ターミナル』

2019-12-23 08:50:26 | 映画いろいろ
『ターミナル』(04)(2005.7.21.)

  

 東ヨーロッパのクラコウジアからアメリカへやって来たビクター(トム・ハンクス)。ところが、母国がクーデターで消滅し、パスポートが無効になる。ビクターは、空港から出ることも母国に帰ることもできず、空港で暮らすことになる。
 
 見る前はSF、アクション抜きの時のスピルバーグはストーリーテリングに多少の難があるから、アメリカの空港に閉じ込められた言葉の通じない外国人男性の話で2時間もつのかちょっと心配していた。見てみると、時折脱線するところはあったものの、そつのない人情劇として合格の範囲内と言ってもいい出来だったので安心した。
 
 大作ではない、愛すべき小品とも言えるスピルバーグ作品として、映画デビュー作の『続・激突!カージャック』(74)『オールウェイズ』(89)を思い出したが、空港をセットで造ってしまうあたりが、スピルバーグの面目躍如といったところか。今回のトム・ハンクスはやや太め。ラッセル・クロウ同様、役柄によって体型まで変えてしまうのだから恐ろしい。
 
   
 
 
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『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』 『スター・ウォーズ』エトセトラ

2019-12-22 10:27:15 | 新作映画を見てみた

 やはり試写室だけではなく、ちゃんと映画館で見ておこうと思い、地元のMOVIX亀有へ。昼過ぎの上映回だったが、ほぼ満席の盛況ぶり。3日前に試写室で見た時よりも集中して見られたし、思いのほか2度目の方が楽しめた。やはりこうした映画は映画館の大画面で見なければ、との思いを新たにさせられた。一緒に見た妻は「JJ(エイブラムス)の弾け具合が良かった。満足」だと言っていたし、自分の隣のほぼ同世代と思われる男性は時折涙を拭い、終映後は控え目に拍手を送っていた。

【インタビュー】『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』デイジー・リドリー
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0cec2cf9894e2689ee498bd6c6794b2a
 
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』来日記者会見
https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1207976
 
【ほぼ週刊映画コラム】『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/6cb6795e964fa13146ede26f34fe299c
 
【ライブリポート】「スター・ウォーズ in コンサート」
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/9f78b63edd5d0fb28799d53ec0d718b9
 
【ほぼ週刊映画コラム】『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b885ae41449a41fec194ae0ad9b1ab9d
 
【インタビュー】『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』オールデン・エアエンライク
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/d64a7ebaa02b7b90fdef818b0271213d
 
【インタビュー】『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』ロン・ハワード監督
 
【ほぼ週刊映画コラム】『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b66b2964566bcbbeefea5eb724778e2c
 
【インタビュー】『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ライアン・ジョンソン監督
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/8554d6ab41e8bd6e04c9fa7f4f166412
 
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』マーク・ハミル
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/5083fec1be327e82ed39749c84d81181
 
 
【ほぼ週刊映画コラム】『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/bcb20c673e111584a74632cc58d96c0e
 
 
【ほぼ週刊映画コラム】『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/ce4d2a7c6cbab403072e411b73559d72
 
『スター・ウォーズ』と『未知との遭遇』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a8c92c57c2e2deeb97330766d8abfd5f

 

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