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映画の王様

映画のことなら何でも書く

「舟を編む ~私、辞書つくります~」『星の王子さま』

2025-08-22 22:26:11 | ブックレビュー

 ドラマ「舟を編む ~私、辞書つくります~」で、主人公の辞書編集部員・岸辺みどり(池田エライザ)と製紙会社営業の宮本慎一郎(矢本悠馬)がサン=テグジュペリの『星の王子さま』のことを語り合うシーンがあり、ドラマの内容とよく合っていると思った。この本を読んだのは遥か昔の大学生の時だった。その時書いたメモを。

『星の王子さま』(サン=テグジュペリ 訳・内藤濯)(1980.12.) 

 サハラ砂漠に不時着した孤独な飛行士と「ほんとうのこと」しか知りたがらない純粋な星の王子さまとのふれあいを描く。

 先輩に薦められて読んでみた。沈みがちな心に染みた。これはもはや童話の域を超えている。宮沢賢治の童話とは違った意味で、生きること、人間とは、友情、愛など、さまざまなことについて教えてくれた。

 「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」

 【今の一言】1974年にスタンリー・ドーネン監督が映画化。その後、いろいろな映画で引用されている。最近では『君の膵臓がたべたい』(17)『隣人X 疑惑の彼女』(23)でも引用がみられた。


「舟を編む ~私、辞書つくります~」
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/c501bd84c628b25eed3c18773071c0a9

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『石上三登志スクラップブック 日本映画ミステリ劇場』 和田誠『MURDER!』『真夜中まで』

2025-08-10 14:26:10 | ブックレビュー

 戦後のエンタテインメント日本映画を「ミステリ」というジャンルで区切り、脚本家・原作者を切り口として詳細に分析した「日本映画のミステリライターズ」を中心に、評論や対談、貴重な資料など単行本未収録原稿を収めた『石上三登志スクラップブック 日本映画ミステリ劇場』に出てきた和田誠の監督作2本を再見。


『MURDER!』(64)

バケツとモップを持ったメイドがドアをノックして部屋に入る。
彼女の顔のアップに続いて悲鳴。
部屋の床にはナイフで胸を刺された男の死体があった。
タイトル「MURDER!」と出て、テーマ曲が流れる。
そしてシャーロック・ホームズ風の探偵が登場し、残された手がかりから推理し、犯人を逮捕させる。
「END」

そして、またメイドがドアを開けると、ナイフで胸を刺された男の死体が。
新聞の記事を読んで事件を解決する安楽椅子探偵。
地道な聞き込みで犯人を見つける刑事ミステリー。
吸血鬼に詳しい探偵。
ド派手なアクションと美女に囲まれて解決する「007」風スパイ。
コンピュータを駆使して犯人を見つけるSF博士。
殺人がキーとなるアートシアター系映画パロディといった具合に、一つの他殺体を軸に7つの物語が描かれる。

 映画狂である和田誠の面目躍如。アイデア抜群の短編アニメーション映画。今見ても十分に面白い。


『真夜中まで』(99)(2019.10.21.)

キーワード(曲)となるのは「ソー・ホワット=それがどうした」と「月の砂漠」
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/1bf8cb38e39ea1197c279705f676c0b9

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『スポーツゴジラ』沢村栄治

2025-07-02 19:57:09 | ブックレビュー

 スポーツキャスターを経てノンフィクション作家となった長田渚左が編集長を務める『スポーツゴジラ』。都営地下鉄の駅に置いてあるスポーツ系のフリーペーパーだが、毎度表紙のイラストが面白いと思っていた。今回は「沢村賞」にその名を残す伝説の名投手・沢村栄治。特集は「スポーツと戦争」だった。


 沢村についての詳細は、巨人の歴史について書かれた本や、池部良が沢村を演じた映画『不滅の熱球』(55)、そしてテレビアニメの「巨人の星」第91話「栄光のピッチング・沢村栄治物語」で知った。これは原作漫画にはないエピソードだったが、3度も応召されて肩を壊し、あげくに戦死した沢村の無念さを見て、やり切れない思いがしたものだ。

で、果たして沢村の球速はどのぐらいだったのかというのは、野球ファンなら一度は夢想するもの。

ある調査で、映像を基に計算した主な名投手の推定球速というのがある。

沢村栄治(巨人)160.4
尾崎行雄(東映など)160.2
村山実(阪神)158.8
江夏豊(阪神など)158.8
スタルヒン(巨人など)157.2
山口高志(阪急)155.7
小松辰雄(中日)154.5
金田正一(巨人など)154.3
村田兆治(ロッテ)152.2
江川卓(巨人)151.2
杉浦忠(南海)150.7
外木場義郎(広島)150.0
稲尾和久(西鉄)144.4

 このうち、リアルタイムで見た江夏や山口、そして高校時代の江川はもっと速かった感じがするのだが…。金やんが「わしはもっと速かった」と言いそうだ。また、球速だけでは測れない、球質や球の伸び、同時代のピッチャーとの比較といったものもある。いずれにしろこれはもうロマンの世界だ。改めて今の大谷翔平のすごさを感じる。


「野球小僧」
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/1cb6f6689699054dd875d9bbe9348e86

『不滅の熱球』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/e214a52f2d3843726ce8c0832d9e9111

『洲崎球場のポール際 プロ野球の「聖地」に輝いた一瞬の光』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/7aa7bf893b82f1e0e18bada953089542

 

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『世界の映画作家』シリーズ(キネマ旬報)

2025-07-02 10:53:19 | ブックレビュー

本の整理をしていたら、昔集めたキネマ旬報の『世界の映画作家』シリーズが出てきた。これはまだ処分しない方がいいかな。


『世界の映画作家2』ジョン・フランケンハイマー/スタンリー・キューブリック/アーサー・ペン(1970.1.1.発行)
『世界の映画作家3』黒沢明(1970.3.1.)


『世界の映画作家11』7月号 フランソワ・トリュフォ/クロード・ルルーシュ(1971.7.1.)
『世界の映画作家12』9月号 アルフレッド・ヒッチコック(1971.9.1.)


『世界の映画作家14』加藤泰/山田洋次 改訂増補版(1972.1.1./1977.9.10.)
『世界の映画作家15』デヴィッド・リーン/ロバート・ワイズ(1972.4.15.)
『世界の映画作家16』夏の号 西部劇の作家たち ジョン・フォードからハワード・ホークス サム・ペキンパーまで(1972.7.15.)


『世界の映画作家18』冬の号 犯罪・暗黒映画の名手たち ジョン・ヒューストン/ドン・シーゲル/ジャン=ピエール・メルヴィル(1973.1.15.)
『世界の映画作家19』春の号 チャールズ・チャップリン(1973.4.15.)
『世界の映画作家20』夏の号 スパイ・サスペンスの名匠たち キャロル・リード/テレンス・ヤング/アルフレッド・ヒッチコック(1973.7.15.)


『世界の映画作家23』春の号 ディレクターズ・カンバニーの3人 ピーター・ボグダノヴィッチ/ウィリアム・フリードキン/フランシス・フォード・コッポラ(1974.4.15.)
『世界の映画作家24』夏の号 アメリカン・ニューシネマの俊英たち マイク・ニコルズ/ノーマン・ジュイスン/ジョージ・ロイ・ヒル(1974.7.15.)


『世界の映画作家26』バスター・キートンと喜劇の黄金時代(1975.1.1.)
『世界の映画作家28」夏の号 アメリカ映画史 エディスンからニューシネマまで(1975.7.31.)
『世界の映画作家29」フランス映画史 リュミエールからゴダールまで(1975.10.15.)


『世界の映画作家32』秋の号 イギリス映画史イタリア映画史(1976.10.1.)
『世界の映画作家33』冬の号 ルビッチュとワイルダーとアメリカ喜劇(1977.1.1.)
『世界の映画作家34』ドイツ・北欧・ポーランド映画史(1977.4.15.)
『世界の映画作家35』探偵映画の作家と主役(1977.7.1.)


『世界の映画作家36』夏の号 コッポラとその映画集団 70年代ハリウッド映画マフィア群像(1979.7.1.)
『世界の映画作家38』冬の号 ルーカス/スピルバーグとハリウッド・ルネッサンスの作家たち スコセッシ/マザースキー/J・アヴィルドセンほか(1980.1.1.)
『世界の映画作家39』春の号 ハリウッドを動かす男たち 80年代実力プロデューサー列伝(19804.15.)
『世界の映画作家40』夏の号 大ヒット映画の巨匠たち ウィリアム・ワイラー/セシル・B・デミル/ルネ・クレマン/ビリー・ワイルダー/ロバート・ワイズ/デイヴィッド・リーン/ジョージ・キューカー/フランシス・コッポラ (1980.715.)

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『砂の器 映画の魔性-監督野村芳太郎と松本清張映画』

2025-03-18 10:01:51 | ブックレビュー

『砂の器 映画の魔性-監督野村芳太郎と松本清張映画』(樋口尚文)

 公開から半世紀を経た今も人気の映画『砂の器』(74)。観客はなぜ感動したのか? 松本清張原作を大胆に映像化した脚本(橋本忍)・監督(野村芳太郎)・音楽家(芥川也寸志、菅野光亮)による仕掛けとは? 初公開となる秘蔵資料を基にその秘密に迫る。

序章 『砂の器』とはなんだったのか

第一章 『砂の器』の脚本と演出
原作から脚本へ 橋本忍の「奇抜」
野村芳太郎監督の横顔 野村芳樹インタビュー
脚本から映像へ 野村芳太郎の「緻密」

第二章 『砂の器』の音楽
組曲「宿命」の数奇な原点 和田薫インタビュー
「宿命」はいかに撮影されたか 佐々木真インタビュー

第三章 『砂の器』の演技
「泣かせ」を極めた名子役の陰陽 春田和秀インタビュー
縦咲く映画ヒロインとしての華 島田陽子インタビュー
 
第四章 『砂の器』の宣伝・興行
宣伝から公開へ 興行戦略の再検証

第五章 『砂の器』の影響
中国の観客・作り手への影響 劉文兵インタビュー
新世代への影響 中川健太郎インタビュー

補章 松本清張映画全作品論

 野村芳太郎監督が遺した絵コンテや資料が目玉であろうに、何とも小さくて見づらいのが残念。ただ、資料を見せるための大判本ではなくソフトカバーの読み物としての本なのでこれは仕方がないのかもしれないが。


『砂の器』については自分もいろいろと考察したことがあった。

島田陽子の映画『砂の器』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/49bafb2ca2c62e5ee2c15304987db8f9

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『映画探偵―失われた戦前日本映画を捜して』

2025-03-10 19:08:12 | ブックレビュー

『映画探偵―失われた戦前日本映画を捜して』(高槻真樹)

  いつの間にか消えてなくなってしまった、戦前日本映画の名作たち。それら失われた映画に心を奪われ、フィルムを捜す「映画探偵」を追いかけた初のドキュメント。

「失われた戦前日本映画」
「一九四五年の断裂」敗戦と日本映画(フィルムセンター1)
「はじまりの一歩」『忠次旅日記』(フィルムセンター2)
「海のむこうへ」ゴスフィルモフォンド探索記(フィルムセンター3)
「情熱の星」プラネットと安井喜雄
「地域のアーカイブとして」(京都文化博物館)
「復元すれど収集せず」(映画保存協会)
「大学が映画を集めるとき」(早稲田大学・立命館大学)
「てのひらの映画」おもちゃ映画と太田米男
「語って集めて」活動弁士とフィルム保存
「コレクターたちの伝説」(安部善重・杉本五郎)
「映画を見つけたい」古道具市の海の中で
「復活」映画の保存とデジタル修復
「謎解き」「曼珠沙華」一九四五年九月

 「映画探偵」とはよくぞ名付けたもの。このルポは映画フィルムをめぐる一種のミステリーとしても読める。フィルムセンター(現・国立映画アーカイブ)や大学がやっと発掘調査や保存に乗り出したのは遅過ぎる感もあるが、何もしないよりはましか。それにしても個人コレクターの映画フィルムへの偏愛ぶりはもはや常軌を逸しているとしか思えない。何ともすごい世界だ。

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『プロパガンダ映画のたどった道 日本の選択4』

2025-03-06 07:46:42 | ブックレビュー

『プロパガンダ映画のたどった道 日本の選択4』(NHK取材班)

 1986年放送の「NHK特集ドキュメント昭和 世界への登場〔4〕トーキーは世界をめざす 国策としての映画」を書籍化した『トーキーは世界をめざす』の文庫版を古書店で見付けたので久しぶりに再読。

 第一次世界大戦が終わり、初めて国際政治の表舞台に登場した日本が、その後どのようにして太平洋戦争に突入していくのかを国際的視野で描くドキュメンタリーシリーズ。

 第4集は、トーキー映画の登場をナショナリズム高揚の時代の潮流と重ね合わせ、日本をナチスドイツと対比させながら映画がどのように国策に利用されていったのかを描く。

 アメリカのトーキー映画『ジャズ・シンガー』(27)の公開は、世界の映画界を一挙にトーキー革命の荒波に巻き込んだ。日本でも『マダムと女房』(31)をはじめトーキー映画が作られ始めたが、音と言葉を得た映画は、娯楽としてではなく、宣伝手段としても強い力を発揮することになった。例えば、アーノルド・ファンク、伊丹万作共同監督、出演・原節子、小杉勇ほかの日独合作映画『新しき土』(37)には、日独防共協定締結という時代状況が強く反映されている。

Ⅰトーキーがやってきた
「ニッポンの挫折」 お楽しみはこれからだ 日本的トーキーの誕生

Ⅱことばの壁をうちやぶれ
ことばの壁とハリウッド ことばの壁とウーファ 日本映画の状況

Ⅲナショナリズムとトーキー
ナチスの「朝やけ」 映画国策への胎動 「新しき土」の教えたもの

Ⅳ映画と政治
映画法への道 「コルベルク」と「カサブランカ」 アジアへ向かう日本映画 エピローグ さらば映画

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『手鎖心中』(井上ひさし)

2025-02-20 23:04:50 | ブックレビュー

 材木問屋の若旦那である栄次郎は、才能は全くないのに、絵草紙の作者として有名になりたいと願うあまり、自ら親に勘当され、頼み込んで奉行所から手鎖の刑を受け、果てはうその心中をたくらむが…。ばかばかしいことに命を賭け、茶番によって真実に迫ろうとする、戯作者の業を描いて、ユーモラスな中にすごみや悲しみが漂う直木賞受賞作。

 冒頭に大河ドラマ「べらぼう」の主人公である蔦屋重三郎が登場し、語り部は、後に十返舎一九となる“おれ”が務め、その仲間は後に曲亭馬琴と式亭三馬となる。栄次郎という架空の人物にこれら実在の人物を絡めて一種の群像劇として描く手法が面白い。井上お得意のおもしろうてやがて悲しき物語。 


 併録の「江戸の夕立ち」「たいこどんどん」として舞台化されている。

井上ひさしの芝居「たいこどんどん」
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/4985ee394fee9cf7148ec315ea98e78c

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『されど魔窟の映画館 浅草最後の映写』 (荒島晃宏)

2025-01-10 00:16:07 | ブックレビュー

『されど魔窟の映画館 浅草最後の映写』 (荒島晃宏)

 かつての映画館のメッカ浅草六区に残った旧作映画とピンク映画を上映する昭和レトロな映画館群「浅草中映劇場」「浅草名画座」「浅草新劇場」「浅草世界館」「浅草シネマ」(一つの会社が経営)。だが、実はいわゆる「ハッテンバ」だったり、時には警察や消防が出動するなど場内はまさにカオス状態。

 多額の借金を背負い、そこに映写係で勤務することになった筆者が体験する疾風怒濤の日々。だが、かつては映画館街として栄えた浅草から、ついに映画館の灯が消える日がやってくる…。

 以前、『名画座番外地:「新宿昭和館」傷だらけの盛衰記』(川原テツ)という本を読んだが、本書も同じように個性的な映画館に勤めた者にしか書けない代物で、カオスから閉館に至るまでの、おもしろうてやがて悲しき物語だった。その川原氏は浅草名画座にも籍を置いていたらしいが、『名画座番外地』と本書の違いは、筆者の荒島氏が映写係であるところだろう。それ故、映写係から見た映画館や観客というユニークな内容になっている。

 荒島氏は自分とほぼ同年代。文中で、1982.4.10.に浅草東宝のオールナイトで『獣人雪男』『怪獣大奮戦ダイゴロー対ゴリアス』『妖星ゴラス』『キングコング対ゴジラ』『世界大戦争』という東宝特撮5本立てを見たと記しているが、自分もその時そこにいた。

 また荒島氏が映写技師をしていた大井武蔵野館と自由が丘武蔵野館(旧武蔵野推理劇場)には自分もよく通った。

 加えて、荒島氏は2011年に『映画館のまわし者: ある映写技術者のつぶやき』を近代映画社から出しているが、その前年に自分も同じ近代映画社から『人生を豊かにするための50の言葉 名作映画が教えてくれる最高の人生の送り方』という本を出した。何か、いろいろとかすっていると思いながら読み進めていくと親近感が湧いてきた。

 さて、浅草東宝よりも浅草六区の奥にある映画館群はやはり怖さが勝って足を踏み入れたことがなかったが、2010.7.17.『男はつらいよ 葛飾立志篇』『明治侠客伝 三代目襲名』で浅草名画座にデビューした。

 そして、スカイツリー元年となった2012.4.レッツ・エンジョイ東京「違いのわかる映画館」で浅草中映劇場と浅草名画座を取材した。話を聞いたのは広報係もやっていたという荒島氏ではなく、支配人だった。中映劇場と名画座は同年の10月に閉館したから、まさにぎりぎりで間に合った取材となった、


【違いのわかる映画館】vol.19 浅草中映劇場/浅草名画座(2012.10.閉館)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/2404ff037e7fc20f6a39c6a8e14245dc


 

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『白井佳夫の映画の本』

2024-12-28 10:33:55 | ブックレビュー

『白井佳夫の映画の本』(話の特集・1977)

『2001年宇宙の旅』の謎を解く

ポランスキーの『吸血鬼』の研究

パゾリーニにとってのギリシャとは何か?『王女メディアをめぐって』

『男はつらいよ』をめぐる作家山田洋次の人間的研究

スペクタクル映画としての『ポセイドン・アドベンチャー』

西部劇の典型ジョン・フォード『駅馬車』を徹底分析する

完全分析採録『駅馬車』

『アメリカン・グラフィティ』に描かれたある時代の青春フィーリング

これがミュージカル映画の醍醐味!『ザッツ・エンターテインメント』

アラン・レネ監督に聞く『薔薇のスタビスキ』と私の主題

ルイ・マル監督への好奇心にとんだ質問

アンリ・ドカエ氏 愛をこめて映画と自己についての総てを日本で語る

私にとってのキネマ旬報史

装丁、絵:和田誠

 

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