日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)
二荒山神社鳥居前に戻り 西参道を横断し まっすぐ進むと 表参道に出ます。左折すると 日光東照宮です。東照宮は 「遺体は 久能山におさめ 一周忌が過ぎたら 日光山に 小さな堂を建て 神として祀るように」という 徳川家康の遺言に従って 造営されたもので 朝廷から 東照大権現という 神号がおくられたことによるもの。家康が望んだ 小さな堂は 家康を敬愛した 3代将軍家光によって 現在のような 絢爛豪華に生まれ変わったとされています。現存する建物のほとんどが 「寛永の大造替」で建て替えられたものだそうです。 重要文化財の「石鳥居(いしどりい)」をくぐると 左側に やはり 重要文化財の 「五重塔(ごじゅうのとう)」が 聳えています。
重要文化財の東照宮最初の門 「表門(仁王門)」をくぐると 左方に 素木造りの小さな建物がありますが もともとは神馬をつなぐ厩、「神厩舎(しんきゅうしゃ)」です。欄間に飾られた 8面の猿の彫刻は 猿の一生を描いたものですが 人の生き方について 伝えていると言われています。昔 猿は馬を守ると されたようです。
8面の彫刻の中の3番目が 有名な 「見ざる言わざる聞かざる」の三猿。
国宝「陽明門」。いつまで見ていても見飽きないというところから 「日暮の門」とも呼ばれています。
東西透塀、唐門、本殿、拝殿等 5棟6件は 平成の大改修 工事中です。
国宝「唐門(からもん)」
東回廊(眠猫・奥宮・家康墓所)に入るには 別料金が必要です。門の前で 特別拝観券(520円)を購入。
国宝「眠猫」、左甚五郎作と伝えられています。下に 「頭上に眠猫」の張り紙がありますが うっかり見落としてしまう程の小さな彫刻です。
家康公墓所
天井に描かれた竜の頭の下で 拍子木を打つと 音が反響して 竜が鳴いているように聞こえる 有名な 「鳴竜」。堂内は 撮影禁止です。大変な混雑でした。
大変な混雑でしたが 東照宮参拝を終え 表参道を 輪王寺へと向かいました。