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古い写真から蘇る旅の思い出・「蘇州」その6・「寒山寺」(再)

2024年03月05日 10時27分23秒 | 旅行記

古い写真から蘇る旅の思い出
「蘇州」その6
「寒山寺」(再)


かれこれ18年前の2005年12月に、当時、次男が駐在していた中国江蘇省蘇州市(苏州市、スージョウ、スーチョウ、英語 Suzhou)を訪ねたことが有った。まだまだ自営業を続けていた頃でもあり、時間的、経済的に余裕も無かった頃だったが、「今、行くしか無い」、「今でしょ!」と、清水の舞台から飛び降りる思いで出掛けたものだったが、海外旅行等不慣れな老夫婦、ましてや、日本語で通じる添乗員付きのツアー旅行ならまだしも、中国語たるや、「ニーハオ」、「シェイシェイ」、「ハウチー」位しか知らない類で、航空券の手配、ホテルの手配等は日本の旅行会社にしてもらい(フリープラン)、次男には、上海浦東空港まで迎えに来てもらい、帰りには、空港まで送ってもらうまで、何から何まで次男を頼った旅だった。
ほんの数日間の中国滞在ではあったが、次男の案内で、乗り方も分からない鉄道、路線バス、タクシーで移動し、上海市や蘇州市の街中をそぞろ歩いたり、食堂や土産店に入ったり、駅の待合室で並んだり、一般の観光ツアー旅行では味わえない、貴重な体験が出来たものだった。
上海市のホテルに2泊、蘇州市のホテルに2泊したが、蘇州市では、お目当てだった蘇州の名所旧跡観光を、まる1日、やはり次男の案内で忙しく訪ね歩き、大満足の旅だった気がしている。訪ねた先々で撮った写真が残っており、記憶力無しの老脳ではあっても、そんな古い写真を見ると、あの時、あの場所が、昨日のように蘇ってくる。


「留園」「北寺塔」「拙政園」「観前街」「盤門三景」を巡った翌日は、上海に戻る日だったが、蘇州駅発上海行き、特急の発車時刻が 12時45分になったため、
ホテルをチェックアウト後、荷物を一時預かってもらい、
やはり、次男に付き添ってもらい、
午前中、蘇州観光一番のお目当てだった「寒山寺」を訪れることになった。
ホテルから、タクシーで、15分程度、
「寒山寺(ハンシャンスー)」には、9時30分頃、到着したようだ。
その日は、小雪が舞うような、寒さ厳しい朝だったが、
日曜日だったこともあり、門前には、すでに、参拝客、観光客等が、
かなり大勢いたような気がする。
当時の参観券は、20元(当時の円換算で、約300円)、

参観券売り場

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「楓橋夜泊(ふうきょうやはく)」 張継(ちょうけい)

月落ちて(つきおちて)烏(からす)啼(な)きて霜(しも)天に満つ、
江楓(こうふう)の漁火(ぎょか)愁眠(しゅうみん)に対(たい)す。
姑蘇城外(こそじょうがい)の寒山寺(かんざんじ)、        
夜半(やはん)の鐘声(しょうせい)客船(かくせん)に到(いた)る。



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太い線香を手に 祈る参拝者。

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(参考・参照)
「寒山寺」
👇
こちら


「蘇州夜曲」 (YouTubeから共有)


「寒山寺」境内で、1時間程滞在したが、とにかく寒む過ぎ、
再び、タクシーで移動、
時間に余裕が有り、石路繁華街のマクドナルド店?で、ゆっくり休憩しようとしたが、
店内は、全く、暖房している様子無しで、出入り口ドアは、開けっ放し、
客は、分厚い防寒着着用のまま、
日本の店舗であれば、自動ドア、冷暖房完備が当たり前のところ、
当時の中国、それが当たり前で、平気で、はつらつとしており、ビックリだった。
わずか15分間程だったが、足下から冷え込んで、ゆっくりも出来ず・・・。

11時30分頃には、ホテルに戻り、預かってもらった手荷物を受け取り、
タクシーで、「蘇州駅」に向かった。
最初から、次男が、上海まで送ってくれることになっていて、
前日、上海行き特急列車の乗車券座席指定券3人分を予約しようとしたところ、
満席?、切符売り切れ?、という回答だったようで、不安になったものだったが、
なんと、当日の朝には、ちゃんと3人分の特急乗車券座席指定券が、
連番で入手出来ていた。
どうも、当時は、列車の切符も、ダフ屋?みたいな者が買い占めてしまい、
何割か増しで売るというルートが有ったらしく、
次男が、手配、交渉して、入手してくれたものだった。
実際に列車に乗車してみると、なんのことはない、
満席どころか、2~3割、空席が有り、
なるほど、それも中国・・・、と、へんに納得してしまったものだ。

「蘇州駅」

「蘇州駅~上海駅」
当時の一般座席指定料金は、15元(当時の円換算で、約225円)
当時の特急料金は、22元(当時の円換算で、約330円)
次男が、手配、交渉して、買い入れてくれたので、
実際、いくら支払ったのかは、不明だったが・・。

13時30分頃、「上海駅」に到着。


送ってくれた次男は、蘇州へとんぼ返りするため、
「上海駅」の切符売場で別れ、徒歩で数分のホテルへ直行。
無事にチェックインし、慌ただしい蘇州の旅が終わったのだった。

(おわり)


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