たけじいの気まぐれブログ

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「遠くへ行きたい」

2021年08月24日 17時12分35秒 | 懐かしいあの曲

去る8月14日に、歌手のジェリー藤尾さんが亡くなっていたことを、つい最近になって知った。享年81歳。同じ時代を生きてきた有名人が次々と亡くなり、次第に、誰もいなくなった舞台に取り残されるような寂寥感を覚えてしまう。
ジェリー藤尾さんと聞けば、大ヒット曲「遠くへ行きたい」を 思い浮かべる方が多いと思われるが、さらに 昭和30年代後半に、NHKテレビで放送されていたバラエティー番組「夢であいましょう」を思い出される方も多いのではないかと思われる。
3年前の2018年7月24日に書き込んでいた記事、「夢であいましょう」を、コピペ、再編集してみた。


1961年(昭和36年)4月から約5年間、NHKテレビで放送されていたバラエティー番組「夢であいましょう」は、確か、毎週土曜日の深夜に放送されていた番組だったと思う。
多彩な出演者の、軽快なショートコントや歌を織り交ぜながら、ジャズ演奏やダンス、永六輔作詞、中村八大作曲の「今月の歌」、司会の中嶋弘子の挨拶の仕方、テレビ時代初期にして、なにもかも 新鮮で画期的で、若者を中心に人気を博した番組だった。
当時の一時期、学生で寮生活していたが、夜間の家庭教師のアルバイトから帰寮する時間帯、主電灯が消された暗い食堂の白黒テレビの前に、寮生がぞろぞろ集まって、ゲラゲラ笑いながら見ていたものだった。
中嶋弘子、黒柳徹子、谷幹一、渥美清、E・H・エリック、岡田真澄、坂本九、三木のり平、坂本スミ子、田辺靖雄、九重祐三子、梓みちよ、ジェリー藤尾、金井克子、ディーク・エイセス、他、当時のNHKとしては そうそうたる面々だったと思われる。
毎月1曲永六輔作詞、中村八大作曲による「今月の歌」が作られ、毎週流されたため、自然と覚えたものだったが、この番組から、次々と大ヒット曲が生まれた。「しーらないまーちを歩いてみーたーい、どーこーかとーおくへいきたーい」。「遠くへ行きたい」もその中の1曲だったが、正直、最初聞いた時は 暗く、なんとも間の抜けた曲?、しかも歌手がジェリー藤尾?、「夢であいましょう」にはそぐわない曲?、なんとなく違和感を覚えたものだった。後年になって、何度も何度も聞いている内に、次第にその味わいが分かるようになり、作詞者、作曲者の意図、感性、力量を感じたりもしたように思う。
「今月の歌」

「上を向いて歩こう」(坂本九)、
「こんにちは赤ちゃん」(梓みちよ)、
「遠くへ行きたい」(ジェリー藤尾)、
「いつもの小道で」(田辺靖雄)
「ウエディング・ドレス(九重祐三子)、
「おさななじみ」(ジューク・エイセス)
「娘よ」(益田喜頓)
「帰ろかな」(北島三郎)
等々。

「夢であいましょう」・唄 坂本スミ子 (YouTubeから共有)

あの頃 みーんな 若かった ♫


スチール・ギター演奏の「遠くへ行きたい」 (YouTubeから共有)


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