淡い緑色で覆われた雑木林の木々が 比較的温かい強風に煽られて ザワザワ音を立てています。
午後 帽子を飛ばされそうになりながら 近くをちょこっと歩いてきましたが あちこち 花吹雪でした。
毎年 一輪草と二輪草が群生して花を咲かせる場所があり そろそろ咲いているかな?、
様子を見に立ち寄ってみましたが、咲いていました。
ここ数日で 一気に開花が進んだのかも知れません。
イチリンソウ(一輪草)
ニリンソウ(二輪草)、
淡い緑色で覆われた雑木林の木々が 比較的温かい強風に煽られて ザワザワ音を立てています。
午後 帽子を飛ばされそうになりながら 近くをちょこっと歩いてきましたが あちこち 花吹雪でした。
毎年 一輪草と二輪草が群生して花を咲かせる場所があり そろそろ咲いているかな?、
様子を見に立ち寄ってみましたが、咲いていました。
ここ数日で 一気に開花が進んだのかも知れません。
イチリンソウ(一輪草)
ニリンソウ(二輪草)、
図書館から借りていた 諸田玲子著 「こんちき・あくじゃれ瓢六」 (文藝春秋)を 読み終えた。
「あくじゃれ瓢六」に続く 「あくじゃれ瓢六捕物帖シリーズ」第2弾の作品である。
「こんちき・あくじゃれ瓢六」
(目次)
「消えた女」、「孝行息子」、「鬼と仏」、「あべこべ」、「半夏」、「こんちき」、
主人公は 長崎通詞所で目利きをしていたことも有る 口も手も達者な反骨旺盛な色男、小悪人瓢六と 風采の上がらない男やもめの、堅物の北町奉行所定町廻り同心篠崎弥左衛門、
「気力が鈍っちまわあ」・・本書は 牢屋敷から娑婆に出て 情婦で売れっ子芸者のお袖の家に転がり込み平穏な暮らしに退屈し始めていた瓢六のもとに 貸本家賀野見堂の興津屋弐兵衛が現れ、お上を風刺する瓦版をやる話を持ち掛けられるところから始まっている。
前作では 入牢身分で有りながら 目利きの才覚を買われ 牢獄と娑婆を行き来しながら 同心弥左衛門に力を貸し 次々と難事件を解決していくスリリングな内容が多かったが 本書では 瓦版を発行することで 事件を浮き彫りにしていく内容が多くなっている。
瓦版発行で結ばれた新たな仲間、弐兵衛、市兵衛店の絵師筧十五郎、作次郎、鶴吉、ちえ婆さん、のキャラクターもまた面白い。
「半夏」では 弥左衛門の上司 与力菅野一之助の指示で 瓢六は再び 牢名主不在で2派に別れて殺し合いをしている牢屋敷へ送り込まれるが お袖のけしかけで 政道を批判する瓦版を出した 弐兵衛、十五郎、鶴吉、作次郎、4人がお縄になり、「兄い一人じゃ心配だというから」と 牢にぶち込まれる場面等が有り まるでアニメ漫画風でも有る。
「こんちき」では 突然現れ、瓦版発行を依頼した金吉(こんきち)、事件は解決するが 瓢六演出の一芝居で一役演じた後、ドロンして行方知れずとなってしまった。
「狐・・・か」、「金吉・・・こんちき・・・こんこんちき」、
その一芝居のさなか、堅物同心弥左衛門にとっては、ラッキーなハプニングが発生した。一目惚れ、片思いしていた八重と八重の父親後藤忠右衛門と遭遇、一挙に恋が実る寸前にまでなる。
秋も深まった八丁堀の組屋敷の弥左衛門に家で 弥左衛門と瓢六は酒と白湯を酌み交わしている。
「で 八重様とはいつ祝言を挙げるんで?」(中略)・・・「おぬしとお袖のようにはいかぬ」 (中略)・・・
「瓦版はやめたのか」、「二度もお縄になったんだ。しばらく様子見ってとこさ」 (中略)・・・、
「冷えてきたのう」、「寒風に吹かれて庭なんぞ眺める物好きは菅野さまくらいだぜ」 (後略)・・・。
「あくじゃれ瓢六捕物帖シリーズ」には 第3弾 「べっぴん」、第4弾 「再会」が有る。
続いて読んでみようと思っている。