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たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

「マドンナの宝石」

2019年03月07日 20時53分12秒 | 懐かしいあの曲

当地 今日は 1日中 小雨が降ったり止んだり、
「春に3日の晴れ無し」等と 言われているが その通りの天気が続いている。
明日は 北風が強く気温は上がらないまでも 晴の予報がでており 
そろそろ、爺さんも這い出して 畑仕事を始動しなくてはなあ・・・、

ふっと思い浮かんだ曲 「マドンナの宝石(The Jewels of Madona)」、
「マドンナの宝石」は 元々は ヴォルフ・フェルラーリ(Wolf Ferreri)作曲のオペラの第1幕と第2幕の間に演奏される間奏曲だが 美しく哀愁を漂わす楽曲は 数多の楽団や楽器奏者に演奏されている。

ニニ・ロッソ(Nini Rosso)演奏の「マドンナの宝石」 (YouTubeから)

ロンドン交響楽団演奏の「マドンナの宝石」 (YouTubeから)

ハーモニカ演奏の「マドンナの宝石」 (YouTubeから)

 

 


佐々木正美著 「相田みつを いのちのことば」

2019年03月07日 06時09分53秒 | 読書記

図書館から借りていた 佐々木正美・著・相田みつを・書 「相田みつを いのちのことば なやみはつきねんだなあ」 (大活字本)を 読み終えた。

 (大活字本)

「相田みつを いのちのことば なやみはつきねんだなあ」

これまで 相田みつを氏の詩に触れることがなんどか有り その都度 心魅かれたような気がするが しっかり見据えたことはなかった。
当然 相田みつを氏についても その作品についても 知らないことだらけであり 気になっていたと言える。
先日 ふっと手を伸ばして借りてきた本書、弱視者や低視力者向けの「大活字本」だが でっかい字の詩・書が より心を打つ。
相田みつを氏の作品中のほんの一部を紹介したものであるが 相田みつを氏を知るきっかけにはなりそうだ。 
本書は 相田みつを氏の詩・書を紹介しながら 著者 精神科医師である佐々木正美氏が 言葉を添える構成になっている。

冒頭 「はじめに」の 子育て協会所長の杉浦正明氏の記述で 本書のあらましが分る。
「(前略)・・・詩を通して子育て中の方や関係者にエールを送らせていただいたのですが 本書もまた 今を生きる「おとな」へのエール集ということで企画させていただきました。(中略)・・・相田みつをさんの作品は 人の心をほっとさせるユーモアと明るさに満ちていると思います。思索し抜いた言葉の一つひとつに人生をどこまで肯定してやまないやわらかな心と鋼(はがね)の信念を感じます。(中略)・・・相田作品が なぜ こうも人を魅了するのか。(中略)・・・どこまでも人間を原点に奔走する医師(佐々木正美氏)のまなざしは・・・、(中略)、相田みつをさんのすてきな言葉と人間の中へ中へと行動する佐々木医師のふたたびの出逢いに・・(中略)、一時でもこころの平安を感じていただければ・・・(後略)」

本書には 「なやみはつきねんだなあ」、「とにかく具体的に動いてごらん」、「あなたのこころがきれいだから」・・等々
相田みつを氏の作品(詩・書) 20作品が紹介されている。

(抜粋)

「なやみはつきねんだなあ、生きているんだもの」


相田みつを・書 「生きていてよかった」所収

「人間は 一つの目標が達成されたり欲望が満たされると 次に欲求が出てくるものだ。だから 絶えず欲求不満の状態にある。この次々に欲求不満を引き起こす源泉が 人間の意欲や向上心を絶やすことなく維持させることになる。人間が悩みや欲求不満になることを失ってしまったら生きている意味も失うことになるのではないか。悩みは尽きてしまったら大変である。(中略)。悩みは 尽きない方がいいのだと思う」

「生きているうちに、はたらけるうちに、日のくれぬうちに」


相田みつを・書 「にんげんだもの」所収

「(前略)若い時は 理屈や他者の生命(いのち)はともかく 自分の生命は無限にあるように思っている。(中略)、しかし 還暦を過ぎるころからは 自分に与えられている余生をいつも念頭において 日々を過すようになった。朝目覚めると きょうもまた新しい生命が与えられていることに感謝し 夜就床するときには 1日を回顧してその1日の終わりを実感する。(中略)、人間はだれしも未完の状態で死んでいくと言った賢人がいた。確かのそうであろうが それでも自分なりにやり残したことが少ないと思える状態で 自分の生命を終わりたいと考えるのも人情であろう。(後略)」

「道 道はじぶんでつくる、道は自分でひらく、人のつくったものは 自分の道にはならない」


相田みつを・書 「いちずに一本道・いちずに一ッ事」所収

「私たちはだれもが 人間関係の中で生きなければならない。そして 人間関係のなかでしか自分の「道」は見つからない。だからよい人間関係が よい自分の「道」をつくるための必要条件である。(中略)、私たちは 共感できる他者との関係を通して、多様な他者のさまざまなイメージを自分のなかに取り込み 相手と自分の境界を丁寧に探り当てるようになぞりながら 自分という存在、人格の輪郭を描いていく。だから 自分にとって「大切な他者」を大切にしなければ 自分の存在の意味も価値も確認出来ないし まして自分の道はひらけないと思う。(後略)」

つい数年前まで仕事をしていたが 事務所のラジオや カーラジオで 長年好んで聞いていた番組がある。
それは TBSラジオ 「大沢悠里のゆーゆーワイド」という番組だったが 
この書の巻末には その番組のパーソナリティーだったフリーアナウンサー大沢悠里氏と 本書の著者の精神科医師佐々木正美氏、子育て協会所長杉浦正明氏の対談 「相田みつをから「元気」をもらう」が 掲載されている。

さらに 簡単な著者紹介も掲載されている。

相田みつを(あいだ・みつお)
大正13年、栃木県足利市生まれ、書家、詩人、旧制中学のころから短歌、・禅に出合い、独特の世界観を書として表現する。
昭和59年 「にんげんだもの」出版を機に 多くの日本人の心をとらえ 根強いファン層を拡げた。平成3年 67歳で逝去。

佐々木正美(ささき・まさみ)
昭和10年、群馬県前橋市生まれ。精神科医。新潟大学医学部後、東京大学で精神医学を学ぶ。東京大学医学部等の講師を務める等 幅広く活躍している。子育て協会顧問。

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