昨日一昨日、今はもう 帰る家も無くなっている故郷北陸に 出掛けていました。
周辺在住の 親戚縁者数人に集まっていただき 11月に永眠した母親の法要と納骨を済ませて 昨夜遅く 帰還。
このところの北陸地方、天気予報では 雪マークが並んで 大雪の恐れも有り・・・等とされており 雪道運転不慣れな後期高齢者とて 今回は 往復とも 北陸新幹線利用です。

現地での移動は バスやタクシーということになりますので 行動し難く 不便では有りますが 安心安全のため、仕方有りません。
法要の後の振る舞いのことは 現地では 「お斎(おとき)」と呼ばれていますが 今回 会場へは マイクロバスで送迎してもらえたので 超 落チン、助かりました。
「お斎(おとき)」は 料理と酒の席です。日頃疎遠になり勝ちな菩提寺の住職や親戚縁者、一人一人と懇親出来ますので お互いの距離が一気に縮まります。
出席者のほとんどが高齢者で、地元の人ですから その会話は 子供の頃 使ったり、聞いたりしていた方言が飛び交います。幾つもの懐かしい方言が聞えていましたが 接待している内に 次々 忘れてしまい・・・・。
「お斎(おとき)」が終わり マイクロバスから降りようとした今回出席者の最長老(85歳)が 夜の新幹線で帰る私共に対して 「おみちよう・・・」と 声を掛けてくれました。
なんとも のほほんとした 温もりのある響き。ほんとに 相手のことを心配している優しい気持ちが現れているような言葉だと思いました。
No.24 「おみちよう」
「道中 お気をつけて・・・」「道中 ご無事で・・・」というような場合に 高齢者等が使っている挨拶の言葉です。
例えば
「オミチヨウ、クラクナルソイ キイツケテ カエッテクンナイ」
(暗くなりますから 気をつけて 帰って下さい)
「ユキンナカ コワイケン オミチヨウ・・・」
(雪降りの中 疲れますが 道中 気をつけて・・・)
バスで移動中に 車窓から カシャ、カシャ・・・。
想像していた程の積雪量は無く、しかも 北陸の冬には 珍しい?ことに 快晴ではありませんが 1日中 青空が見えていました。




