打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

お金のはなし(コンビニバイトへん)

2009-07-17 06:09:42 | Weblog
親がやっていた酒屋を受け継いで、コンビニにしてしまった高校時代の同級生と飲む機会があった。

チェーン店とはいえ、やはり自分で店を持つというのは、それなりに苦労があるらしい。万引きはしょっちゅうだわ、バイトは休憩室で乳繰り合うわとか……シフトが合わない時は自分が出なくてはいけないだとか。

そんな彼が言うには「今は、中国とか韓国からの留学生を雇う事が多いなあ」とのこと。なんでも彼らは給料が安くても文句を言わず真面目に働くのだとか。ただやはり夜のシフトは日本人に任せるケースが多いとか。

そして「最近は短時間だけ働かしてくれないかって尋ねてくる年配の人が増えてきたよ」とか。よくよく理由を聞けば、家のローンの足しにしたいそうな。なんとも不況を感じさせる話だなあ。

年配の方たちはさておき、留学生のバイトが日本人の学生バイト一生懸命働くのは、そりゃ当然だろうなあという気もする。

だって、時給700円くらいでもある程度貯蓄してから国に戻れば何倍もの価値になるわけでしょ? だいたい日本にやってくる留学生はある程度裕福な家の子だからね。国も留学生を受け入れやすい制度にしてるみたいだし……

極端な話、時給700円で一日平均で2時間働くとすればざっと42.000円となる。学生なんだからそうバイトばっかりもできないだろうからそんくらいで計算する(ここら辺の計算のあやふやさに、ほとんどバイトしたことのない社会経験不足がうかがい知れるなあ)

さっき為替レートを調べてみたところ、1中国元がおよそ13.7円。42000を13.7で割ると、ざっと3065元になる。

さてと、この3065元。中国ではどれくらい使い応えがあるのかなと調べてみたのですがー。

首都北京市内に住むサラリーマンの平均月収が、2008年で3726元とか。3.065を3.726で割ると、ざっと0.82になる。つまり、日本で毎日2時間時給700円で働けば、母国で働くサラリーマンのおよそ0.82倍の給与がもらえることになります。

そして同じく2008年の日本の首都東京で働くサラリーマンの平均月収が、39.6万円(手取りはもっと減るだろうけどね)。396.000の8割2分は、324.720ピッタリ。

極端な話になりますが、日本人のバイトの42000円が、中国人留学生にとってみれば324720円の価値になるということですよ。およそ7.7倍の差! そりゃモチベーションも違うよ。私だって日本に持ち帰れば7.7倍に貨幣価値が跳ね上がる国があれば、そこに働き……もとい学びにいきたいもの。

まぁ、留学生という身分も色々と大変なんだろうけどね。日本は物価も特に高いし……でも、こう考えると日本人よりも留学生の方が一生懸命に働くっていうのは、なんか違う気がするんだなあ。

恐ろしいことに、これからの日本はこういうモチベーションを持つ出稼ぎの外国人労働者と職を争わないといけなくなるんだよね。そりゃ給料安くてもいいっていうよなあ。