打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

ドロドロやね

2006-05-31 02:23:26 | Weblog
いやー。マーマレードボーイはすごいなあ!

「マーマレードボーイ」っていうのはアニメなんですけどね。とはいえ、ほとんど観た事がないんですけどねえ。

今、ちょっと観ているのですが……。

人間関係ドロドロやね。マーマレードだけに? 全然上手い事言っていないですね。

実の妹と付き合う付き合わないでもめるアニメってちょっとお目にかかった事ないなあ。しかもこれ、日曜日の朝に放映していたんですよね。リアルタイムで放映されていた時のこと覚えていますから。

……これを観ている娘を見ている親の気持ちはいかばかりか!(笑)

しかし少女漫画ってのは……わりとあっさりと恋愛タブーを乗り越えますよね。まぁ、少女漫画の9割は恋愛の要素が絡むから当たり前か。

正直、妹がいる身として「妹萌え」というのがわからないのですが、面白くはあります。今日、一回しかまだ観ていないけど。やっぱり妹はかわいいもんですよね。

血の通った数式

2006-05-30 02:51:26 | Weblog
私の父は生粋の理系人間である。

酒に酔うと誰かれ構わずに絡んで数式についての講釈を始める。

で、今日その槍玉にあがったのが私だ。

正直、私は数式が好きではない。なぜなら、数字の羅列に人間味を感じないからだ。どうにも無機質なイメージがある。

だから父の熱弁も私には右から左なのだが、数式について熱く語る父の姿は大好きなので、神妙にあいづちを打ちながら聞いている。

「……で、ニュートンは加速度×質量で力が決まると言っていたわけよ……でもな?」

紙に数式の列を書き並べる父。でも私にはチンプンカンプンだ。

第一、数式には血が通っていないよ。文字を見てみなさいな。

一つの漢字に込められた人間の気持ち。

元は絵だったものを記号にして一般文字とする。その絵を決めるまでにいろいろな苦労が想像できる。文字となるまでに没となった記号も沢山あっただろう。そこに人間味を感じた。

あまりにも話が長くなっているので、早く切り上げたかった私は父に聞いてみた。

「でさ。その式ってあくまで理論上の数式でしょ? 現実で何かの役にたっているの?

すると父は誇らしげに応えた。

「お前と同じような質問を受けた数学者はこう言ったのだ『美しい式だからいいじゃないですか』と」

……嗚呼、なんかその式に人間味が宿ったような気がしました。

機能美の追求。実際役に立つか立たないかではなく、美しいか美しくないかにこだわる数学者。なんともいえないロマンチストだ。

そういう話を聞くと、数式を一つ考える間にもいろんな人間ドラマがあったんだろうなあ。

ちょっと数式に近しくなった一日でした。

パパになった日のために 第一位

2006-05-29 04:13:50 | Weblog
現代っ子である私は努力するのが苦手だ。

たとえそれが好きな事でもわりと投げ出しがちになってしまう。

たとえば、RPGゲームとか。最後の迷宮辺りになると、もう飽きがきてしまう。どうせクリアをしても大して面白くないだろうしーみたいな。

ぶっちゃけ、今将来の夢が私にはないのだ。来年は大学四年生になってしまうのに、就職活動しなくちゃいけないのに。

よく、好きなことなら我慢できるだろうって言うけど、今の若者…というか私は好きなことでも投げ出しそうになってしまうのだ。モチベーションが急に下がって冷めてしまうのだ。

そんな時に読むべき漫画が「将来パパになった時に子供に読ませたい漫画 第一位」の作品です!!


○ まんが道  藤子不二雄A著


……小学生か中学生の頃に読んでおけば…と思いましたね。いや、まだ全然遅くはないと思うので、人生に対するファイトが、モチベーションが下がった時にものすごいカンフル剤となる漫画ですよ。

主人公の漫賀道夫が親友の才野茂と共に漫画家の道を突き進んでいく藤子不二雄のエッセイ漫画です。

これねー。すっごく面白いですよ。手塚治虫に会うために上京する所とか、トキワ荘に引っ越してから知り合った個性豊かなメンバーたち。昭和三十年代。トキワ荘は漫画会のサンクチュアリだったんですよねぇ……。


才野が漫賀に言うんですよ。

「漫賀、俺たち漫画って打ち込める物があってよかったなぁ……」

これ、すごく羨ましいです。私の人生にここまで打ち込める物があったか!?と自問しちゃいます。今はないです……。でも必ず見つけてみせる。

人生とオムレツはタイミングが大事…という言葉がありますように、彼らは最高のタイミングで人生の指針となるものを決めた。

しかし一番羨ましいのは、同じ夢を目指す仲間達が周りにいっぱいいた事ですね。普通、漫画家というのは一人で描くものじゃないですか。でも漫賀と才野は二人で描いていた。幸せは二倍、不幸は半分に分かち合える……。おまけにトキワ荘には同じ夢を持つ漫画家の卵たちがゴロゴロいた。しかもその卵は夢精卵じゃなくガッチガチの受精卵。ちゃんと雛になって鳳となった。赤塚不二夫、石森章太郎などなど……。

思い返すだけでファイトが漲る。こんな深夜なのに。

意味もなくデヤーと叫んで空手の型を真似てみる。近所の公園を走ってこようかな?

とにかく、私が子供に一番読ませたい漫画は「まんが道」だ。

みんなも読んでくれたら嬉しいな。損はさせない!!

パパになった日のために 第二位

2006-05-28 05:40:16 | Weblog
子供に読ませたい漫画は二つにわけることができる。

一つは「コレ面白いよ」と勧める漫画。そしてもう一つは子供の周りにさりげなく置いて自発的に読んでもらう漫画である。

後者は、親が勧めるにはいかがなものか……と思うタイプのものです。「がきデカ」とかの過激な内容の漫画ですね。この手の漫画は親に隠れて読むと面白さが倍増します。親に読んでいることがバレたら怒られそうな漫画は親から乳離れするために必要なものだと私は思う。でも、今私がランキングしているのは前者の方なのです。後者のランキングはまた次の機会に。

で、将来子供に読ませたい漫画第二位の発表です!


○ ドラえもん  藤子・F・不二雄著


これはもう、王道中の王道ですよね。

あんなこといいな、できたらいいな……子供に夢を与えてくれる最高の漫画です。

ドラえもんのすごい所は、全ての世代に受け入れられるという事です。子供の頃に読んだ話をオトナになって読み返してみると、新しい発見があったりするんですよね。

また、ドラえもんはシビアな一面を見せたりもする。初期のほうは特にシビアだ。

「せんそうなんてどっちも自分がただしいと思っているからやるんだよ」

これ、子供漫画で出てくるフレーズじゃありませんよね。イカスなぁ。

巻が進むごとにドラえもんの役割が変わっていくのがわかりますよね。最初ドラえもんがのび太の家にやってきた理由は、のび太は一生ろくなことがなくて子孫にまで迷惑をかけているので、その最悪の事態を回避するためだ。

しかし、だんだんとネガティブな理由ではなく、のび太がより幸せな人生を送れるために野比家に居候しているのだ。

そしてのび太は幼馴染のしずかちゃんと結婚して、子宝にまで恵まれている。アニメではたしか環境庁かどっかで働いていたんじゃないかしら。

しかしまぁ……のび太の修正前の人生もかなりダイナミックですよ。

驚いた事に、のび太は企業を立ち上げているのです。就職ができなかったから自分で会社を作ったらしいのですが、なかなかもってバイタリティ溢れているじゃないですか。今でいう所のベンチャー企業ですよ。まぁ、自分で会社を燃やしちゃったみたいですけど(会社丸焼け記念の写真がある(笑))

で、ジャイアンの妹のジャイ子と結婚してるんですけど、結婚後の写真を見るにのび太もまんざらでもない顔をしているんですよね。ジャイ子との間に沢山の子供をもうけているし。貧しくてもそれなりに楽しい人生だったんじゃないかなあ……と思ってしまうのです。

未来を作るのは現在の自分。当たり前のことだけど、ドラえもんはそれを改めて教えてくれる漫画です。

明日は第一位!さぁ、どの漫画がランクインされているのかなー?

パパになった日のために 第三位

2006-05-27 09:03:39 | Weblog
今更こんな事を言うのもアレなんですけど、私は漫画がすごく大好きなんですよ。

で、私ももうそろそろいい年ですよ。ですからいつか結婚とかすると思うんですよね。いや、できるかな? まぁ、いいや。できることにしておこう。ま、ちょっとは覚悟しておけ。

と、いうわけで将来パパになった時に子供に読ませたい漫画のベスト3を選びたいと思います。親は自分が面白いと思う漫画をバンバン読ませればいいんですよ。それを読んで自分が育ったわけだから。

ちなみに、私が生まれて初めて読んだ漫画は「忍者ハットリくん」でした。1歳の時に読んでいたそうですよ。だから私は漫画で言葉を、文字を覚えたといっても過言じゃありません。そのため私は福岡生まれの福岡育ちなのですが、方言を使わないのです。


というわけで今日は「将来子供に読ませてあげたい漫画、第三位!」


○ 風雲児たち  みなもと太郎著



読むたびに「ああ、人間ってすごいな!」と感動してしまう漫画です。
所謂、歴史漫画なんですが作者がギャグ大好きなのでギャグ大河漫画と言った所でしょうか。ギャグ漫画なんだけど切なく、切ないけど笑える。つくづく、歴史というのは悲劇と喜劇の折り重ねでできているんだなと痛感してしまいます。


この漫画の連載が始まったのが1979年。そして掲載雑誌を変えに変えて、いまだに連載されているという、まさに大河漫画ですよ。

なんでこんなに連載が続いているのか……もともと、この漫画は幕末の日本について描く予定だったそうですが、幕末の混乱を語るには幕府の成り立ちから語らねばならない!と関ヶ原の決戦(1600年)から始まったのです。

そしてアレを描いてしまったならコレも描かないといけない……とドンドン描くことが増えてしまい、こんな大河漫画になってしまったらしいのです。

だって、ついこの間出たコミックス(風雲児たち幕末編9巻)の内容が1855年。安政の大地震まで描かれているのです。27年かけてようやく255年分の歴史を描きあげたのです(編集部の意向で暴走した時代もありますが)


またこの漫画の特色として、学校の歴史の教科書では名前が載るか載らないかという人物にスポットを当てたり(保科正之、高山彦九郎、など)連載当時では悪人と評されていた田沼意次を肯定的に描いているなどがあります。

ちょっと話がずれますが、歴史上悪人とされていた人たちの評価がここ十数年見直されていますよね。一番良い例は、やはり明智光秀でしょう。昔は主君殺しの卑劣漢扱いでしたが、最近の歴史小説やドラマでは横暴な主君に追い詰められ苦悩するインテリとして書かれる事が多くなっているようです。

現在1855年。大政奉還まであと13年。一体、どれぐらい連載が続くのかわかりませんが、作者のバイタリティ(なんと同人誌作ってコミケに参加していたりします。現在、みなもと先生は59歳。この年でコミケ参加。しかも、女の子の絵が現代っぽい絵柄になっているのもいろんな意味でスゴイ)が熱いのでまだまだ連載が伸びそうです!それは嬉しいのですがせめて私が老衰で死ぬまでに終わらせていただきたい!(ここ、笑う所ですよ(笑))

明日は2位の漫画について書きます。