やせろ！ 俺！！

ラジオからは大雨注意報が流れ、外は壁を叩くような大雨の中、ブログを書く。

夏が近づくと、プールに行ったり、海に行ったりで脱ぐことが多くなる。

だから、醜い裸体を晒さないように春頃からダイエットに励んでいる。もう2か月近くなり、そこそこ効果がでてきた。

風呂上りに見る我が肉体に様々な変化が。なんとなく胴が細く、腕が長くなった気がする。

なんとなくだが、ダイエットのコツをつかんだ気がする。何度もダイエットを試んで玉砕してきた私が言うのだから、たいていの人には効果があるんじゃなかろうか。

私が失敗してきた理由を顧みるに、私は「食事節制」と「運動」をどちらか一方しかやってこなかった気がする。

食事節制だけだと「こんだけ飯抜いてるんだから、運動するエネルギーなんてないじゃん！」と普段よりも動くことをやめてしまう。

運動だけだと「こんだけ動いてるんだから、腹が減るにきまってるじゃん！」と普段よりも多く飯を食う。

結果、意志が弱い私は、どちらもやめてしまい、後に残るは怠惰or大食のどちらかで、脂肪のみがつくと。

だから、どうすればいいのか。

どちらも半々にやればよかったのだ。

適度に飯を食って、適度に動く。このバランスが非常に大事なのだと、今更ながらにわかったのだ。

普通に食事をする。普通に一人前の食事をする。しかしライス大盛りにしたり、小鉢をもう一品追加とかはしない。できることなら食事はご飯の方がいいと思う（パンや麺に比べて腹もちが全然違う）

適度に運動をする。きつい時は運動はしない、しかし余力があれば階段を使ったり、ちょっと歩きで遠出をしてみたりする。

これが即効性はないけど、じわじわ効いてくる。これのいい所は大食漢気味の胃袋が、適度な食生活で落ち着いてくることだ。いつの間にか「この辺りでやめとこ」という気になってくる。

昔の人はいい事を言った。腹八分……これは至言だ。

そして、我が冷蔵庫にも大きな変化が。ダイエットを始める前は、安い時に食べ物を買いこんでいたから、ぎっしりと中身が詰まっていた。

しかし、今はかなりの余白がある。容量の一割も詰まっていない。なぜなら、その日に食べる分だけを買って食べきるからだ。

私にとってはこれが結構重要。意志が本当に薄弱なので、食料が冷蔵庫にあると、ついつい食べてしまうのだ。でも、冷蔵庫はからっぽ。

一応、ダイエットするぞという意気込みだけはあるし、面倒くさがりだから深夜のコンビニにちょちょっと買い出しに行くようなことはない。

ない袖は振れないという言葉があるが、ない飯は食えないという言葉もあっていいのではないか。

もうちょっとこのダイエットを続けてみることにする。デスクワークは想像以上にカロリーを使わないから。

ホワイトショック

トイレで何気なく鼻毛を抜いたら、白髪だった。

大ショック！　前にも白髪交じりの鼻毛が抜けた事はあったが、頭から尾っぽまで全部真っちろだったのはこれが初めてだ！

しかも長いな。トイレから戻ったら長さを測っちゃったよ。

トイレから戻ってきた同僚が、いきなり引きだしを開けて定規で何かを計測しだした事に、隣の席の人はどう思うか。

まぁ、それはさておき、鼻毛の長さを調べてみたところ、なんと２．２ｃｍ！　これは長い！！

我が鼻孔によくもまあ、こんなにも白くて逞しい鼻毛が……シャーペンで刺したら、ピュって飛んだし。

老化の特徴の一種として、鼻毛が白くなる、変な所から毛が生える（年をとってＤＮＡの設計が狂い出しているとか）、同じ年のＡＶ女優が熟女扱いなどを体験してしまった私。

耳毛はもう少し勘弁してはもらえないだろか。耳の中で毛がガサガサ言い出したらもうどうしていいやら。

ミサトさんはエヴァをエバーって伸ばす

新世紀エヴァンゲリオンの新作映画が始まっている。

観に行きたいんだけど……人がなあ、多いからなあ。ナイトショーなら1000円だからね。もう、映画の日までまたなくてもいいもんね！（最近まで知らなかった）

エヴァの映画といえば10年くらい前、妹と一緒に観にいった事を思い出します。

……まさかシンジくんが、オナニーをするとは思わないじゃないですか。こっちは妹連れて観に来たっちゅーねん。どんだけ気まずかったか。

結局、映画も最後なんだったのかよくわからなかったし……あれだったら、テレビ版の「なんだかわからんがとにかくよし！」的な終わり方でもよかったのではなかろうかと思う。

幸せになってほしいんよ。シンジくんにはさ。

さて、私が中学生の頃「アスカ派か綾波派か」みたいな事を友人たちと喧々諤々の論争をしておりました。

「アスカだ！」

「いや綾波だ！」

結論なんて出るわけがないんですよ。好みなんですから。

街の書店では、登場キャラクターの精神を分析しました的な本もいっぱい出てきましたな。エヴァだけでなくちょっと有名な作品は残らず分析された感じ。

そして、ＰＳ２の「エヴァンゲリオン２」では、庵野監督のＡＩ搭載みたいな事が言われてましたが、なんのことはない、登場するキャラの好感度や話の展開が気まぐれに代わるだけでした。少なくとも私にはそうにしか思えなかった。

エヴァンゲリオン開始からおよそ15年。あと5年ほどで2015年になるんだな。

Black Or White

今川焼きを買ってきた。黒と白を一個ずつ。

ひょっとしたら今川焼きを知らないという人もいるかもしれない。ようは回転焼きのことだ。

回転焼きも聞いた事がないという人には……鯛焼きが平べったい円柱状になったものだと思ってもらえればわかりやすいか。

中身はあんこ。アズキで作った黒いあんこと、インゲン豆で作った白いあんこの二種類だ。

昔は、黒あんが好きだった。濃厚でこってりとしたボリューム、黒砂糖でも使ってるんじゃないかっていうコク、こんなに小さいからだの中にどんだけのエネルギーを秘めてやがるんだと慄いてしまう（今川焼きでおののいてはいけないな）

でも、今は季節がホットな夏だからだろうか。白あんの方が美味しく感じられた。

白あんは、黒あんに比べて、舌の上でサラリと溶ける。野趣あふれる黒あんとは打って変わって、上品さすら感じさせる甘さを秘めている。もし、白あんが液体になったら、冷やして夏場の栄養補給ドリンクにしたいな。

だから、冬は黒あん、夏は白あんと分けて食べたらいいのかもしれない。すきずきだけどね。

スーパースターのお昼寝だ

私の親の、マイケルジャクソンに対する評価は低い。

考えてみれば当然の事で、小学校教諭の立場からしてみれば、不健全な意味でのいたずらを児童に仕掛けた疑惑を孕む人物を肯定するわけにはいかなかったのだろう。

そんな親でも、マイケルは歌とダンスは巧いという。つまり、歌手・ダンサーとしてのマイケルは認めているわけだ。


今日、マイケルの死をニュースで知った――

こんな風に感慨深げに書くと、私がまるでマイケルのファンのように思われるかもしれないが、取り立ててそうというわけではない。

私が初めてテレビで観た彼は、すでに白人になっていた。その顔はまるで蝋人形か、石鹸のようで、不自然に白くて怖かった。次に彼を知ったのは「行け！稲中卓球部」でだ（わっ！かん高い声）。

少なくとも私の中では、マイケルは、歌手ではなく、借金だの訴訟だの、どちらかといえばゴシップ記事の常連さんのようなイメージが強かった。

だけど、スリラー（松尾一号生が便所で歌って鬼ヒゲにどつかれた歌）のＰＶ（短編映画なのかもしれないけど）を観た時、私の評価が一転した。間違いなく彼は世界的スターだ。

あのステップ、リズミカルでダイナミックな動き、澄んだ歌声……これだけの才能を持ちながら、どうしてゴシップスター何かになっていたのだろうか。16歳の私は不思議に思った。

なんにでもケチをつけたがっていた高校生の私が素直に「これはスターだな」と認めたのは、マイケルと郷ひろみ（ゴールドフィンガー99を観て）とジョン・トラボルタ（サタデーナイトフィーバーを観て）くらいだ。

だから私にとってマイケルはファンというよりも、純粋に「ああ、あの人はスターだよ」と断言できる人なのだ。芸能人でどれだけそんな風に評価できる人がいるだろう。

１００人いたら９９人が「あの人はスターです」と認めてもらえる芸能人って世界でも数えるくらいしかいないと思う。1人くらいは「たぶん」とか「だと思うよ」が接頭語や語尾につくと思うけど、99人は「スターだよ」と疑問の余地なく断定できるのがトップスターと私は思う。

マイケルジャクソンはそのトップスターの中のトップだ、スーパースターだ（断定）。ダンスの最中に股ぐらを抑える姿がカッコイイなんてスーパースター以外いないだろう。

しかし、いきなり白人になったりとか、自分の黒い肌にコンプレックスを感じていたのかな。あの模倣しても模倣しきれないダンス（マイケル本人に華がありすぎるので動きだけ真似ても模倣はできないのだと思う）は、黒人特有のバネがあったからなのではないかな。

そこら辺はマイケルもわかっていたんじゃないかな。わかっているけれど……という事もあるだろう。人間なのだ、悩みもあっただろう。

あれだけすごいダンスを踊るには、才能だけじゃなくすさまじい努力もしただろうし、努力を続けられるほど真面目だったんだと思う。

真面目な人間というのは、誰もが持っている「理想の自分」というのになんとか近づこう、例え物理的に不可能な違いでも努力でなんとかしてしまおうと悲しいひた向きさを見せる事がある。マイケルの白人化も、訃報を聞いた今思えば、マイケル本人が胸に秘めていた理想の自分への一歩だったんじゃないかとか思ったりする。

世界的スターでもやりきれないコンプレックスがある。人間ほど悲喜劇が似合う種族もいないな。おやすみスーパースター。


前に、野猿が解散した時にショックで自殺した女の子がいたけど、マイケルの熱狂的なファンもそんな危険な情熱を持つ人がでてくるかもしれない。命は大切に。