福岡・秋の風物詩

今年もまた、福岡に椿油の香りが漂う季節になってまいりました。

そう、大相撲福岡場所の季節です。繁華街に行くと、のっしのっしと歩く力士の通った後に、ぷうんと鬢付け油の匂いが残ります。

今日も何人かの力士とすれ違いましたが、やはり力士は大きいですね。間近で見ると、テレビで観ているのとでは迫力が違いますよ。

椿油の匂いは、幼い頃に嗅いだベビーパウダーのような匂いがします。だから力士とすれ違うたびに、キュンと童心にかえってしまう私。

このままでは力士を見るたびに童心にかえってしまいそうで、怖くなります。

銀杏のくっさい臭いと椿油のいい匂い。これが福岡の秋の風物詩。

格言と便意

『百里を行く者は九十を半ばとす』という言葉がある。

目的を成し遂げる直前が一番難しいのだから、最後まで気を緩めてはいけないという意味だ。

昔の人はいいことを言ったものだ。


『トイレに駆け込む者は便座の前に立った時を便意の頂点とす』という言葉もある。

私が今、作った言葉だ。

あれってなんなんでしょうかね。ものすごくトイレに行きたくなって走りだす。

その時がもう便意の頂点と思っていたのに、トイレの中に入ってズボンを下ろそうとする瞬間に、さらにもう一段便意が跳ね上がる。

街中であの状態になったらもう、我慢できないね。街中だろうと地下鉄の中だろうと、

「もう、どうにでもなれっ！」

って肛門が緩みだすことでしょう。恐ろしいことだ。

雨の日の午後はヤバイぜ

せっかくの休日なのに今日は雨。

昨日はボロボロだった我が肉体も、漢方薬のおかげで随分と体調が良くなった。

夕方。すでに陽の沈んだ頃合に自転車で外出をする。

小学生の頃に傘さし運転をしてすっ転んでから、雨の日の自転車運転はレインコートと決めている。

レインコートを羽織って出発。

まだ完全に治っていないからか、はたまた別の理由があるのか。

危ういシーンを三度も見る。

携帯をいじくりながら横断歩道を歩いていた主婦らしき人が、車に轢かれそうになったり。

音もなく駐車場から出てきたもみじマークの車に、おっさんがぶつかりそうになったり。

私の前を走っていた自転車が、横から飛び出してきた歩行者と接触しそうになったり。

……雨の日は気をつけるべきですな。

金曜の夜のお楽しみ

朝からちょっと喉の調子がおかしかったのですが、会社帰りの途中から本格的に体調が崩れてきました。

仕事中はほとんど大丈夫だったのに、終業した途端にズズーンと身体がきつくなった。

明日とあさってが休みで良かった！

……もしかしたら、休みだからかもしれん。気が緩んだのかも。ここの所、妙に忙しかったんだよな。

いかん、いかんなあ。いつの間にか仕事人間体質になっている。仕事なんてクビにならない程度でやっておけばいいんだろうけど、そうも言ってられないのが宮仕えなんだよね。

毛布を引っ張り出して、厚めの布団をかぶって、パソコンの前でブログの更新をしています。

体調は良くないけど、気分はそれほど悪くはない。

金曜日の夜が好きだから。明日と明後日は何もしなくていいんだ、と思うと気持ちがスッキリとしてくる。

いきなり一泊旅行に飛び出しても、何の問題もない。素晴らしい、素晴らしい。

ん゛～ふふふふふ（中学生の頃、よく流行ったモノマネ）

戦国学園のＰＣチャット選択画面を見ると、たまに気になることがある。

小さい頃から古畑任三郎のことが好きだったせいか気になって仕方ねえ。

……と、まあ空条承太郎のうろ覚えはさておいて。

週末から三谷幸喜の最新映画が封切りされるからか、どうやらテレビでは古畑任三郎が再放送されているようです。

今日は「哀しき完全犯罪」でした。犯人は田中美佐子演じる女流囲碁棋士。

これねー。古畑任三郎シーズン３で一番印象が強い話なんですよね。



犯人が殺したのは夫。

夫は犯人が出演しているテレビの囲碁教室への出演をやめ、家庭に入るように言う。

「お前はみんなから笑い者にされているだけだ」

仕事が唯一、他人と触れ合う機会がある犯人は拒否をするも、夫に強制的に辞めさせられそうになる。

それで殺してしまった。


……という話なんですけどね。

『古畑任三郎』に出てきた過去の犯人に比べれば非常にお粗末な犯人でしたけど、ラストシーンがものすごく印象強かったんです。

結局、夫の言うことは正しかったんですよね。

犯行を認めて連行前に着替えを申し出る犯人。

着替える間に犯人は自分が出演している囲碁教室のビデオを観ます。

テレビ画面には、セリフカミカミ＆とちりまくりの犯人と、バラエティ番組のような笑い声。

あきらかに笑い者にされているんですけど、本人は気付いていない。鏡越しにウットリとテレビ画面を眺めます。

そして、古畑は戻ってきた犯人の格好にびっくり。ドレスを纏ってアクセサリーで身を飾って連行されようとするのです。


このラストシーンのせいで、シーズン３では一番覚えているんですよね。なんか切ない。