先日のブログでえらいカツ丼について熱く語ってしまったが、それは「ミスター味っ子」を読んだからです。
「ミスター味っ子」はマガジンで連載していた作品なのですが、中学生の主人公、味吉陽一が料理のプロたちと料理勝負を行い、奇想天外なアイデアで渡り合っていくというストーリーなのです。
カツ丼は、第一話に出てきたもので、超極厚カツ丼というのを陽一くんは拵えます。
陽一くんが用意したのは、ぶ厚いロース肉。こんなものをカツにすると、中まで火が通るころには外は黒こげ、かといって外が焦げない程度に揚げると中は生焼け……さて、陽一どうする!?
というのが、一話のキモなのですが。陽一くんは高温度と低温度の油を用意して二度揚げの手法でこれをクリアします。
子供の頃にこれを読んだときは「陽一くんはすごいなあ!」と素直に感心したのですが、今考えると「カツ丼にするんでしょ? どっちにしろ煮カツにするんだから、揚げた時点では多少生っぽくてもいいんじゃない?」
という気分になっちゃいます。でも、カツ丼を食べる描写が本当に美味そうでね。作者の寺沢大介先生は料理が好きなんだなあという印象を受けました。
さて、寺沢先生は「将太の寿司」とか「喰いタン」なんてドラマ化までされるヒット作を生み続けておりますが、私はこの人を「非常に善人なのだ」という印象を作品から受けます。
すごい善人が描く漫画というのは、大体二種類に分かれます。
「出てくる悪人全てがどこか憎みきれない部分を持っている」か「理不尽なまでな悪を繰り返す悪人」の2パターンです。
これは多分、人が良すぎて適度な悪人像が浮かびにくいからではないかと私は推測します。寺沢先生は後者のパターンかと。だからたまに驚くほどの悪人が出てきたりします。
前者は「史上最強の弟子ケンイチ」の松江名俊先生がこういうタイプなのではないかなあと作品を読んでいて感じたりしました。
すべて私が思っているだけのことなんですけどね。
「ミスター味っ子」はマガジンで連載していた作品なのですが、中学生の主人公、味吉陽一が料理のプロたちと料理勝負を行い、奇想天外なアイデアで渡り合っていくというストーリーなのです。
カツ丼は、第一話に出てきたもので、超極厚カツ丼というのを陽一くんは拵えます。
陽一くんが用意したのは、ぶ厚いロース肉。こんなものをカツにすると、中まで火が通るころには外は黒こげ、かといって外が焦げない程度に揚げると中は生焼け……さて、陽一どうする!?
というのが、一話のキモなのですが。陽一くんは高温度と低温度の油を用意して二度揚げの手法でこれをクリアします。
子供の頃にこれを読んだときは「陽一くんはすごいなあ!」と素直に感心したのですが、今考えると「カツ丼にするんでしょ? どっちにしろ煮カツにするんだから、揚げた時点では多少生っぽくてもいいんじゃない?」
という気分になっちゃいます。でも、カツ丼を食べる描写が本当に美味そうでね。作者の寺沢大介先生は料理が好きなんだなあという印象を受けました。
さて、寺沢先生は「将太の寿司」とか「喰いタン」なんてドラマ化までされるヒット作を生み続けておりますが、私はこの人を「非常に善人なのだ」という印象を作品から受けます。
すごい善人が描く漫画というのは、大体二種類に分かれます。
「出てくる悪人全てがどこか憎みきれない部分を持っている」か「理不尽なまでな悪を繰り返す悪人」の2パターンです。
これは多分、人が良すぎて適度な悪人像が浮かびにくいからではないかと私は推測します。寺沢先生は後者のパターンかと。だからたまに驚くほどの悪人が出てきたりします。
前者は「史上最強の弟子ケンイチ」の松江名俊先生がこういうタイプなのではないかなあと作品を読んでいて感じたりしました。
すべて私が思っているだけのことなんですけどね。