打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

朝コン

2006-06-30 08:00:26 | Weblog
人間というものは恐ろしいもので、長年の習性にはつい従ってしまうものなのだ。

何時に寝ても必ず7時半には一度目が覚めてしまう。授業が一現目になければ二度寝をしてしまうのですが、もう一回眠る前に必ずコンビニへ出かけてしまう。

朝のコンビニは楽しい。

うちの周りにはコンビニが4軒ある。時間が余ればコンビニ巡りなんかしてみるのである。

朝のコンビニは活気があっていい。会社員や中学、高校生がわいわいと買い物をしている。自分も負けずにわいわいと買い物をする。

新発売のドリンクを冷蔵ブースから一本取る。どんな味かしら。考えてみたら、ペットボトルのジュースっていつも口を付けて飲むから中身がどんな色をしているのか知らずに飲んでいるよなあ。

そしてカロリーメイト。朝ごはんにカロリーメイト。なかなか悪くないね。

お腹にもうちょっと余裕がある時は、レジの横のお団子を買う。なんかお団子ってレジの横とかに置かれていると、つい買いたくなるんですよねえ。お店の方もそれを狙っているのでしょーが。 あと、立ち読みね。時間がある時はじっくりと出たばかりの雑誌を読みますよ。今日で言えばチャンピオンね。

大学生というのは下手したら生活リズムを崩して昼夜逆転しがちになってしまうからね。毎朝コンビニに行く事によって、自分が人様と同じ生活をしているのだ、と自覚をしたりするのです。

……まぁ、大抵二度寝しちゃうんだけどさ!

かわいそうな宙太

2006-06-29 04:37:22 | Weblog
学校の帰りに寄ったブックオフで、次の授業までの時間を潰そうとしていたのだが、大学の授業は90分と長い。その間の暇を埋めてくれるのは大河作品しかない……と思い、巨人の星の文庫版を手に取ったのです。

巨人の星……もう読まれた事のある方はおわかりでしょうが、まだ未読の方はこの作品にどんな印象をもってらっしゃいますか?

「熱血」 「スポ根漫画」「ちゃぶ台返し」「声がアムロ」「ねえちゃん木の陰」 

と、そんな当たりじゃないでしょうか。私もそんな風に思っていました。

たしかに凄いスポ魂熱血漫画です。というか、この作品がその手の作品の代表だから。なんとなく古臭いんじゃないかなあと思っていたのです。何せ1960年代の漫画です。が、

むしろ一回りして新しさを感じてしまいました。

聞いた事のない言い回しが多々出てきます。そのボキャブラリーが私の感性をすごーく刺激するのです。親ばかちゃんりん、って何さ。

で、やはり巨人の星も少年漫画ですから、恋愛の要素もわずかながらあるのですよ。

一つは星飛雄馬と美奈さんの悲恋。美奈さんが悪性肉腫で余命が幾許もないのを知り叫んだ言葉が凄い。

「こんな素晴らしい人を愛したんだ! もう青春なんかいらん! 終われ!!」

野球マシーンと呼ばれたショックで、人間性を取り戻そうと金に執着したり恋をしたりして、ようやく愛すべき女性を見つけたもすぐに別れが……でも、自分の人生にもほんの一時でも人間らしい思い出ができた……もう、満足だ……という飛雄馬の気持ちがこの言葉に集約されています。

そしてもう一つの恋は飛雄馬の姉、明子ねえちゃんの恋。

なんと明子ねえちゃんは二人の男性からアプローチを受けるのです。

一人は星のライバル、花形満。そしてもう一人は星の高校以来の親友、伴宙太。

この恋の結末。明子ねえちゃんは花形夫人となって伴は振られてしまうのですが。

この明子ねえちゃんの伴の振り方が酷いなあ、と思うのです。私はどうしてももてない方に感情を移入させてしまうなあ。

「このさいだから告白するがおれはずっと以前から明子さん あんたを……」

と伴が切り出せば、明子ねえちゃん、す……っと手を前に出して

「その先はおっしゃらないで」

こう言う事によって「あなたの事は受け入れられないけど、これは私が悪いわけじゃないのよ」的な何か狡猾な部分を感じてしまうのです。

そして花形が「しばらくですね明子さん」と話しかければ顔を赤らめて「花形さん し、試合のほうは?」と顔を赤らめるのです。

花形と伴。どっちも金持ちの息子。明子ねえちゃんは野球人間はあまり好きじゃないのに超野球人間の花形を選んだ理由は……顔か!明子ねえちゃん面食いか。

でも、伴の方がいい男ですよ。ええ、悲しいけど男の言ういい男が、必ずしも女性にとって魅力的にうつるわけではないのですが。

我が月旦 ~糜竺子仲~

2006-06-28 12:14:18 | Weblog
劉備玄徳には内政三羽烏と呼ばれる男達がいる。彼らは戦ではほとんど目立たないが、外交や商業、農業などの国を豊かにするために、主に政治面で劉備を助けていたのである。

まずは、劉備が旗揚げした時からずーっと付き従っていた簡雍。そして劉備が徐州入りした際からの臣で、主に外交に奔走した孫乾。そして今回書きたいのは、最後の一人。糜竺である。

糜竺について私が抱いているイメージ。三羽烏の前に、3個のシュークリームを置きます。その中の1個だけ激辛クリームの入っているシュークリームがあります。何にしても必ずその「当たり」を食べてしまう奴。それが糜竺。

居酒屋で酔っ払ったみんなが大暴れした後、なぜか一人残されてお店の人にぺこぺこと謝る奴。それが糜竺。

なんとなく、ツキがない人に思える。ものすごい好人物だけど。

糜竺の家は代々商人で、徐州を治めていた陶謙に仕えていた。しかし陶謙の部下が曹操の義父を殺してしまったことにより、激怒した曹操が徐州に攻めて来る。

慌てた陶謙は周囲の太守たちに救いを求める手紙を送った(糜竺と孫乾も各地へ奔走したことだろう)が、助けに来てくれたのは当時(も)放浪生活を送っていた劉備だけであった。

ボンボンだった糜竺にとって、生まれついての放浪者である劉備は斬新な人物だったのではないだろうか。劉備が曹操と上手く和議を結んだ(というか、曹操の領地に呂布が攻め込んできたので陶謙に構っている場合じゃなくなったってのが正しいけど)頃には陶謙は亡くなっていた。心労が重なったのだろうか。

陶謙が死んだ後、劉備は徐州の太守となる。

糜竺はこの生粋の放浪者をいたく気に入ったようで、自分の妹を妻へとさしだしている。そして孫乾共々、劉備にくっついていく事になるのだ。

金持ちの糜竺は、劉備が徐州から追い出された後も同行し、経済的な支援を欠かさなかった。劉備が滞りなく放浪生活が満喫できたのは、糜竺のお陰といってもいいだろう。

後に劉備は蜀の国を手に入れた後、糜竺を安漢将軍に任命している。これは諸葛亮よりも高い身分なので、劉備も糜竺に深い感謝を感じていたのであろう。

兵馬を動かす才能は乏しかったかもしれないが、よく劉備を助けた糜竺。

彼の弟の糜芳が関羽を裏切ったという報が届いた時、糜竺は自分の頭に縄を打って劉備の前に出る。自分を罰して欲しいと劉備に願い出るのである。申し訳なくてどうしようもなかったのだろう。劉備は懸命に宥めたが、病になり憂悶の内に病死する。

やはりツイていない人だったのかもしれない。

原作と作画

2006-06-27 10:46:43 | Weblog
漫画を完成させる工程を大雑把にわけると二つに分かれる。

① どんなストーリーにするか

② 考えたストーリーを絵にすること

大体の漫画家さんは、この二つの工程を一人でやっているわけですが、中には①と②が別々になっている漫画もありますよね。

①を主に受け持つ人を「原作者」 ②を主に受け持つ人を「作画」とか言ってますよね。

漫画原作者といえば、やはり梶原一騎、続いて小池一夫に雁屋哲、牛次郎や武論尊なども有名ですよね。

こういう原作者たちが小説や簡単な絵を描いたりして作画の人に渡して、マンガができていく。

これって一つの共同作業ですよね。だから原作者と作画の疎通が取れていないと、出来上がった作品も珍妙なものになってしまうのですよ。

「闘将!!拉麺男」という漫画で、主人公ラーメンマンのクローンが出てくる話があるのですよ。みんなはそのクローンを見て「おお!ラーメンマンと瓜二つだ!」と驚くわけですが、これが全然似ていない。というか、ヒゲが八の字型という事以外類似する部分がないんですよ。これは明らかに原作と作画の疎通が上手くいっていなかったんでしょうねえ(作者のゆでたまごは二人組で、片方が原作、片方が作画をしているそうな)

あと「美味しんぼ」ですね。「鮭勝負」の話にて、生の鮭は寄生虫がいる恐れがあるにも関わらず主人公側は生の鮭料理を出して敵側に突っ込まれるわけですよ。そして顔面蒼白になる主人公。「う……」と言葉を詰まらせた挙句にギクリと効果音まで出して焦っています。でも最後のページでは余裕の笑みを浮かべてるのです。結局次の話では、厳重な検査を行っているので大丈夫みたいな流れになっているのですが、最初から大丈夫とわかっているのなら、なんであんなに主人公が焦っていたのかがわかりません。これも原作者と作画の疎通が取れなかったからじゃないかなあと、底意地の悪い私は疑ってしまうわけですよ。

原作者にもいろんなタイプがいます。

梶原一騎みたいに、絶対自分の原作を作画の人にいじくらせないタイプ。

そしてイ・ハギンのように、漫画の内容が原作からかけ離れても認めていたタイプ(「蒼天航路」の原作者なのですが、第一話からもう原作から離れているのです)

原作と作画どっちが大変なのかなあ、と時々こんな不毛な疑問が湧いたりするのですよ。まぁ、どっちも大変だよ。と当人たちは言うでしょうけどね。

醤油と萌え

2006-06-26 04:37:16 | Weblog
醤油というのは大抵の料理に合うらしいですよ。肉料理、魚料理、野菜料理……和風はもちろんとして、中華、フレンチにまで用いられているようですから。

醤油という調味料が発明されたから、日本にはスパイスの文化が外国に比べて乏しいと聞いたこともあります。たしかにインドとかには数え切れないくらいのスパイスがありますよね、ターメリックだ、コリアンダーだの、こりゃなんだーってくらいに。西洋にいたっては、大金を払って外国から香辛料を購入していた時代もあったんですよね。なんでも肉の保存法があまり発達していなかったらしく、肉が臭くなってしまうためにその臭いを誤魔化すために必要だったそうな。

つまり、醤油があれば味付けとして格好はつくし、大好きな人も多いから味付けは醤油メインにしておけばいいやって感じで、醤油さえあればなんとかなったのですね。悪く言えば怠慢になっていたわけで。鎖国とかもしてたし。


で、ですね。唐突に話題を「萌え」に変えるのです。

最近いろんな萌えが氾濫していますよね。たとえば英単語帳 + 萌え とか。

また 三国志漫画 + 萌え というのもありますねえ。義経記 + 萌え というのもゲームであります。料理漫画 + 萌え というのもあります。つまり、過去のジャンルに萌えを加えれば、どーにか格好がついちゃうのですよ。

日本には「萌え」が好きな人が多い。女の子はかわいいキャラクターが大好きだし、男にいたっては言わずもがな。もちろん個人差はありますけど、かわいい物が心から大嫌いという人は滅多にいないんじゃないでしょうか。

で、こういうのが売れるんですよね。ファンタジーや学園物に「萌え」が合うのは当然として、歴史物や格闘物のようなマニアックなジャンルだって合うのです。

つまり「萌え」と醤油ってすごく似ているんですよね。どっちも日本で花開いた文化で、あらゆるジャンルに合うし、どーにか格好がついちゃう。しかもいまや海外で大人気!

だからどーしたって話なんですが、何か面白いなあと思ったのです。