草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
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無駄な動きがないとは

2015年06月28日 07時55分01秒 | 
 おはようございます。本日は6月最後の指導日です。梅雨の合間に久しぶりの青空が広がり今日は暑くなりそうですね。わたしは午前中はマンションの総会に出席しなければならず今日は過密日程です。理事長をやってますので代理人を出すこともできません。なんとか12時半には教室にいようと焦っています。
 いよいよ7月です。この7月と続く8月だけですね。なんのプレッシャーも感ぜずに比較的自由な気持ちで勉強できるのは。
 9月、10月、11月の3か月は8月までの勉強を踏まえてのまた大切な3か月です。模試も本格化します。12月はまた違います。年を越す前の1か月間、それは冬期の仕上げをふくめて最後の最後の勉強となるでしょう。そして年を越した残りの20日間はもう新たに何かをするという時間はありません。これまでにやってきたことを見直すだけです。
 8月までの過ごし方で9月、10月、11月の3か月の勉強はガラリと変わります。
 何かと勉強を回避してきた人、先送りばかりしてきた人には、9月からの3か月はまた振り出しです。
 普段から勉強をしたりしなかったりしている人というのは時間を無駄に使うものです。5時間勉強したといっても実質1時間という人がたくさんいると思います。勉強に集中しなければ何時間やっても同じです。無駄のない動きというのは、毎日毎日規則正しい生活を送っている人にのみできることです。時間が来たら机につき勉強している、そして気がついたら5時間以上経っていた、それで寝る、といったリズムができている人にのみ無駄のない動きが可能なのです。やたらいろいろなことで勉強が中断する人というのは、いつまでたっても勉強というものの本質を悟らずに無駄ばかりして本番を迎えることになるでしょう。不規則な生活をしてきた人というのは試験本番で必ず動揺し舞い上がり冷静な判断ができないものです。
 無駄のない動きというのは円運動です。地球は太陽の周りを楕円形の軌道を描いて回りますが、この公転と言われる動きこそ、無駄のない動きというものを教えているのです。1周、2周、・・と繰り返されるのは、リズムの大切さを教えてくれています。地球は自身も動きながら、しかも一定の速さで、ひたすら休むことなく軌道を描いています。
 成功の秘訣は天が身をもって示してくれているではないですか。
 休んではならない。続けるためにはリズムある動きをしなければならない。ひたすら黙々と繰り返さなければならない。
 天体の動きの目的が何処にあるのか、わたしなどにはさっぱり見当もつきませんが、やたら意識して生活の中にリズムを壊す予定を入れるということをやっていれば、その不規則な動きは、無駄ばかりを生み、精神の安定、情緒の安寧をもたらすこともなくひいては人格の崩壊をもきたすこととなる危惧さえあるのです。
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