草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
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都立中高一貫校合格者たちの素顔

2011年10月22日 21時35分37秒 | 
 竹の会で初めての合格者が出たのが平成19年のことでした。この年は3名いた小6のうち1人が区立九段中学に合格しました。他の2人は女子でこちらは東大附属に合格しました。区立九段に合格した男子が竹の会に入会したのが、平成18年の4月のことでした。竹の会では初めての公立中高一貫校の指導になりました。まだ世の中は公立中高一貫校ができたばかりということで、とにかく猫も杓子も受検した年でした。九段の倍率も11倍と最高を記録します。そういう中にあってその子はなんと合格してしまうのです。このときは竹の会伝統の指導法である過去問合格法が指導の中心でした。彼は実にのんびりとした雰囲気の中でのんびりと勉強してきたと思います。竹の会の合格者の例に漏れず算数がよくできました。私の指示を素直に実行しました。当時はまだレジュメ指導は中学生が中心で小学生にまでは十分とはいえない状態でした。算数のレジュメもまだまだ未完成なものでした。本当にやったのは過去問だけでした。過去問といってもまだ1年分があっただけで全国版も薄いものでした。そういう環境で合格できたのは幸運だったのか、竹の会の神様のおかげか、さっぱりわかりません。しかも、期待していなかった東大附属に2人も合格してラッキー過ぎました。
 翌年の受検では、区立九段などをめざして何人かが入会してきました。ところが過去問も満足に解けない子たちばかりだったのです。それで私はレジュメを作り始めたのです。この年の受検生たちは過去問のできない子たちで過去問合格法が使えなかったのです。その中で算数のできる子が桜修館に合格したのです。素直で私の言うことを神様のように信じて実行した子でした。
 平成21年は、実質受検はパスした年でした。この年、私は都立中高一貫校の研究を本格的に始めたました。このときの小4が後に都立小石川に合格し、小5が都立両国に合格することとなったのです。都立両国に合格した子は、素直で、算数もそれなりにでき、実行力のある子でした。この子も私のことをまるで神様のように信じた子の一人でした。この子が受検した平成22年は、あの杉山太一君が桜修館に合格した年でもありました。杉山君は知能が高く、私は彼のことを「天才杉山」と呼んだものです。彼も素直で実行力のある子でした。竹の会の私に対する信頼は絶大で、学校から帰ると竹の会に飛び出していくほど竹の会が好きだったそうです。
 平成23年は、都立小石川と都立桜修館に合格しました。都立小石川に合格した子は、小4の夏から通ってきた子です。この子の指導のために様々なレジュメを新規開発してきました。今使われている竹の会のレジュメの多くはほとんどがこのときに作られたものです。竹の会の都立中高一貫校指導におけるレジュメ指導を確立させるとともに、従来の過去問指導法の威力をも証明した年でした。桜修館に合格した子は、小5の3月入会でした。ごく普通の子でしたが、次第に算数に目覚めていきました。もともとあった知能が開花したのだと思います。とても素直で私の言うことをよく実行してくれました。
 竹の会の合格者たちのことを思うとき、その知能の高さもさることながら、素直で竹の会を、竹の会の先生をまるで神様のように慕ってくれたことを思います。私の言うことを神様の言葉のように信じて実行してくれた子たちです。
 そういう子たちの心に竹の会の神様は棲みついていったのでしょうか。私の思いが心からの思いが伝わったのでしょうか。
 合格はいつも私にはラッキーでした。幸運としか思えませんでした。
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