草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
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進学重点校をめざして小6の4月に入会して合格した2人のこと

2015年09月24日 10時13分58秒 | 
 竹の会には、小6の4月に入会して、4年後にともに都立西高校に合格した2名の生徒がいた。
 
平成13年 都立西高校合格  西原小6年 男子 平成9年4月入会   慶應大学理工学部合格
 平成20年 
都立西高校合格  中幡小6年 女子 平成16年4月入会  お茶の水女子大合格

 この2人の共通点は、小6の4月入会であること、平成20年合格の女子は、国立の学芸大附属を受験したが、強かな西志望であった。平成13年合格の男子は、受験のためにきたわけではなく、最初から西志望の小学生であった。彼は、小6のとき、「東京工大に行きたいです」と言ったことがあった。中学は、代々木中学で、9科目中5が8個、4が1個で、都立西に推薦で合格した。ただし、多くの推薦合格者に見られる実力のない合格者ではなかった。V模擬でなんと受験者中十番台の成績を残している。一般で受けても合格は楽勝であったと思う。事実西入学後も常に50番内にいた。実は彼のお母さんに懇請されて、彼は西高の3年間を竹の会に通っている。彼は現役のとき早稲田の理工と東大を受けた。早稲田には受かったが一浪して東大に再挑戦した。そのときの夏、三大予備校の全国模試でいずれも二十番台に名前を載せていた。東大合格確実と思われたが、数学で失敗し、慶應大理工に進んだ。
 平成20年合格の女子は松濤中学であった。成績は常に上位にあったが、あの学校はテストの点がよくても内申に反映されず、結局西を一般受験するしかなかった。中1のときから西に憧れてきた子であった。3年間の勉強量は文句なしである。彼女はまず豊島岡女子学園に合格する。そして遂に憧れの都立西高校に合格した。 彼女はその後お茶の水女子大学に合格して進学している。
 実は、平成20年には、桐蔭理数に合格した男子がいた。この男子は桐蔭で50番内にいたが、一浪して東大に合格している。文2であった。
 
 最初から進学重点校をめざして、小6の4月に入会した小学生の例は、この2つしか記憶にない。そしていずれも大変な実行力の持ち主であり、初志を貫徹して夢を叶えた。
 竹の会が進学重点校をめざす小学生を募集する根拠がここにある。
 進学重点校に合格するほどの子は、小学生の時から違う。その時からすでに強い意思、夢をもち、類い希なる実行力をまるでルーチンのごとくにしてのけて黙々と目標に向かって努力した。
 勉強することに迷いがなかった。何かを勉強に優先させるということは終ぞなくいつもあたりまえのように勉強をしていた。 勉強はすなわち生活であった。生活はもちろん勉強であった。
 進学重点校に合格する、それは小6の4月から準備を始めるということ、わたしの頭にはそうプログラムされている。

 
 
 
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