草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
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旧システムの最後

2012年04月25日 23時13分39秒 | 
 二十数年前は今のパスポート・コースにあたるSコースがあった。当時は今から考えればかなり過酷なスケジュールを組んでいたと思う。私の記憶では10時20分終わりというのもあったやに思う。授業形式というのはいつしかとらなくなったように思う。ただ中3についてはよく授業していた思いが強い。当時は月から金まで毎日やっていた。土曜は確か個人指導なんかもやった記憶がある。日曜にもやった記憶がありとにかく当時の私は馬車馬のようにはたらいていたように思う。
 塾を始めたころはキャノンのおもちゃのようなコピーを使って教材を用意していた。いつの頃からかワープロ専用機の時代になり私も何台か潰したとにかくこれで様々なプリントを作ったがなにしろ機械の機能に限界があり過ぎた。やがてNECの98の時代が到来する。いつもマイナーに傾く私はマッキントッシュの原始的な機械を買ってついに使いこなせなかった。パソコンはNECや富士通が最初だった。デルを買ってからだったろうか。私の指導のコンセプトを転換させるほどのソフトに出会ったのは。このソフトを本当に使いこなすのはまだずっと先のことであった。ソフトがヴァージョン・アップを重ねて進化するのに合わせて私のレジュメ指導技術は高度化していった。
 OCRやスキャナーの性能も格段に向上し、私は数年後には高度なレジュメ制作技術を会得することとなった。
 2012年5月は私の指導コンセプトの大転換の年になろうか。伝統的な過去問合格法に私はメスを入れ始めていることに気づいている。
 すでに都立中の指導においては新たな試みを展開している。都立高受験は今いる中2の女子が2年後にトップ都立に挑戦することになろう。私はこれまでのような過去問合格法ではなくさらに進化させたレジュメ指導の構築に取りかかるであろう。
 断捨離という造語が流行っているが、私はよりシンプルなかたちの実質的な過去問合格法を思い描いている。
 渋谷教室は私の「研究の場」であり、指導実践の場である。
 4月27日に最後の旧システムを終わり、竹の会は、いや私は「研究者」であり、指導のプロとして、指導を極めたいと決意している。
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