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草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
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季節は変わる

2011年09月07日 07時58分14秒 | 
 お早うございます。本日は指導日です。今日は、9月7日、今年は一気に秋へ移り変わるのか、そんな気配です。午前7時の気温は21度と出ています。今日の最高気温は29度とあります。
 事故は起こらないと高をくくって何もしてこなかったどころか、最低のとるべき義務さえ放棄してきた東電・政府のやったことのつけはあまりにも大きかった。福島一県にとどまらずその近隣の県を含めて放射能のもたらす実害は甚大で今や日本国民のすべてに放射能禍が広がりつつあります。アメリカやドイツの600~3000倍もの高い基準値を設定して食品の「安全性」を公認し、汚染食品の流通を認める国家とはいったい何なのであろうか。産地の農家では、自分の家族には絶対に食べさせたくない農産物を生産し流通させているという話が伝わってきた。晩発性障害の証明が難しいことをいいことに日本という国は、大量の国民が死に至ってもしかたないという判断をしているとしか思えない。これだけの惨状を出しておきながら、それでも「経済が悪くなるから」原発は進めなければという論理を平気で振りまくあの経団連の会長や自民党、民主党の原発族議員を見ているとなんとも頭の悪い連中が日本の支配層を独占しているのかと暗澹たる気持ちにさせられてしまう。菅元総理が、東電が「撤退したい」と言ってきたとき、日本の存在そのものがなくなるとの危機感のもとに一喝したという話は既にして有名である。それほど危険なものを扱い、富を独占してきた連中がいとも簡単に白旗を揚げて逃げ出すなどと言うのは開いた口が塞がらない。わずか数十人の現場作業員が逃げ出せば日本が消滅するという、そんな恐ろしい状況設定が現実のものとなっていたのである。これは国家的な愚行の最たるものであった。陰に隠れてうまい汁ばかりを吸い、義務を果たさない経産省の官僚たちのやってきたことはとうてい許されるものではない。
 いつも思う。「菅ではダメだ」という。首のすげ替えだけで何が変わるのか。悪いのは菅ではなくて、自分たちの我欲で非協力とサボタージュを武器にかけひきをする官僚たちなのではないか。朝日新聞が「菅ではダメだ」と書き立ててきたのは何なのか。

 ◯身を捨ててこそ浮む瀬もあれ

 坂本真の小説には時折彼の意見が登場人物の口を借りて披瀝される。標題の言葉もその一つである。坂本の「言い換え」つまり注釈は、「一身を擲(なげう)つ覚悟がなければ何事も成就しない」とある。この「言い換え」がなかなかいい。人生の真実を摘みあげている。中学生も含めて、受検の小学生はもちろん、勉強に「一身を擲(なげう)つ覚悟」がなによりも必要なのではなかろうか。中1男子には、その意味の勉強の覚悟が明確に欠けている。その他の中学生、受検を志す小学6年生も程度の差はあれ同じことが言える。「一身を擲(なげう)つ」というのは、態度に表れる。勉強に対する真摯さ、ひたむきさは、私のセンサーが敏感に感じる成功の徴表であり、道しるべである。そういう「気」を出してこないことが私の不安を一層募らせる、「一身を擲(なげう)つ」努力もしないで、結果をすぐに短絡的に想定して「回避する「逃避する」という如才のない小利口な小学生には、いずれ何事も大成することはない。
 
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