ここのところ「1あたりの思考」の新指導方法について思索を重ねている。去年開発した方法がダメというのではない。いや私が開発した指導方法がそれまでに理解に苦しんできた子どもたちのほとんどを救ってきたことは間違いない。しかし, この方法でも救えなかった子どもが少数ながらいた。正直このレベルの子どもを救うのはかなりに難しい。だから私が新たに考えているのは, そういう子どもたちを救うという意図に出たものではない。「割合の考え方をより本質的に説くことができないか」という問題意識からだ。いま考えていることは「分数」の本質から「割合」の考え方, 「1あたり思考」を説くことである。そのためにいま分数について研究している。現在「割合」を指導中の子どもにはあえてそれまでのレジュメを使うことを控えている。 当面テキストを使った口述指導で割合の本質を説明することとしている。新レジュメを思索中であり, 近日中には完成予定だ。
いままで「分数」についてあまりにも考えなさすぎたかもしれない。分母の表す数は何を表すかのか。分母と分子の関係はそもそもどういうものだったのか。たとえば, 分数どうしのかけ算では, 分子どうし分母どうしをかけ合わせる。ところが割り算では突如として, 逆数をかけることを教える。割り算の場合も, 分子どうし分母どうしをそれぞれ「割る」のではいけないのか。実はそれでいいのである。ただかけ算と違って, 分子どうし分母どうしを割るといってもいつも割り切れるとは限らない。それではたと考える。逆数をかけるというのはそこから生まれてくる。分数については考えれば考えるほどよくできている。分数の本質を研究しつくして子どもたちに新たな指導をするのが楽しみである。
最近の私のテーマは「常識力」をつける指導について考えることである。様々な書籍を買う。「小学生のための考える社会科」「小学生のための考える算数」「白地図暗記カード」「漢字で書けないと×になる社会科用語」「教養のための理科」。今日,目を通している参考書籍だ。職業柄様々な本をチェックする。他人のアイデアに学ぼうといろいろ目を通すが, いつも失望することが多い。じっくりとゆっくりと考えて, やはり自分で思索を重ねた方法がいちばんいいという結論に落ち着く。
通常の指導リズムになって, 指導日が隔日となり, いろいろと思索を重ねて対応できるようになり, ほっとしている。今年の受検を振り返り, 思うこと。「合格したい」という目的意識の強い子ほど合格するということ。「 二兎を追う者は一兎をも得ず」もまた真理。
一日指導してその日の指導を振り返り次の指導のことを考える。私本来の指導リズムに早く戻らなければと思う。
「常識力」と「分数の本質」とがここのところの私の思索テーマです。
いままで「分数」についてあまりにも考えなさすぎたかもしれない。分母の表す数は何を表すかのか。分母と分子の関係はそもそもどういうものだったのか。たとえば, 分数どうしのかけ算では, 分子どうし分母どうしをかけ合わせる。ところが割り算では突如として, 逆数をかけることを教える。割り算の場合も, 分子どうし分母どうしをそれぞれ「割る」のではいけないのか。実はそれでいいのである。ただかけ算と違って, 分子どうし分母どうしを割るといってもいつも割り切れるとは限らない。それではたと考える。逆数をかけるというのはそこから生まれてくる。分数については考えれば考えるほどよくできている。分数の本質を研究しつくして子どもたちに新たな指導をするのが楽しみである。
最近の私のテーマは「常識力」をつける指導について考えることである。様々な書籍を買う。「小学生のための考える社会科」「小学生のための考える算数」「白地図暗記カード」「漢字で書けないと×になる社会科用語」「教養のための理科」。今日,目を通している参考書籍だ。職業柄様々な本をチェックする。他人のアイデアに学ぼうといろいろ目を通すが, いつも失望することが多い。じっくりとゆっくりと考えて, やはり自分で思索を重ねた方法がいちばんいいという結論に落ち着く。
通常の指導リズムになって, 指導日が隔日となり, いろいろと思索を重ねて対応できるようになり, ほっとしている。今年の受検を振り返り, 思うこと。「合格したい」という目的意識の強い子ほど合格するということ。「 二兎を追う者は一兎をも得ず」もまた真理。
一日指導してその日の指導を振り返り次の指導のことを考える。私本来の指導リズムに早く戻らなければと思う。
「常識力」と「分数の本質」とがここのところの私の思索テーマです。