草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
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もうすぐ真夏

2014年06月19日 09時41分46秒 | 
 お早うございます。早朝の太陽と青い空は心が洗われます。日の出間もない朝の空気はまだひんやりと肌に心地よいですね。
 朝起きるとしばらくぼーっとしています。昨日の指導は成功したのか、と頭の中で指導のようすをゆっくりと反芻していきます。
 試験前の中学生が眠い目をしているのは遅くまでがんばっているからでしょうか。遂には眠りに落ちたのもしかたないのか・・・。が、小6が眠りこけていたのはどう解釈したらいいのでしょうか。レジュメが難しすぎた?すぐに訊くとわたしに叱られることがわかっているのでしかたなく問題とにらめっこ、次第に睡魔が襲ってきたのかも。今は、指導室で指導にかかりきりのわたしのところへすぐに「先生、・・・が寝ています」、「先生、・・が今ガムを食べていました」と逐一正義感の強い子どもたちから報告が入ります。
 やはり気になるのは、子どもたちのレジュメの収支決算でしょうか。どう終わらせたか、です。
 特に、今鍛え抜いているという気持ちの強い小6の態度はいつも最大の関心事です。
 ・レジュメを未消化のままにため込んでいないか。
 ・「解ききる」 子。
 ・「わからない」にも二種類あります。でたらめの答えを書いて出す子と白紙で出す子です。
 ・小問が3問あるとして、1問のみ「できた」という子、2問なんとか解いたという子、これも2タイプあります。
 ・毎回の指導で提出されるレジュメの量にも注目です。
  きちんと丁寧に仕事をしているか。
  全く出さない子、1枚だけ出した子、しっかりと前回の課題分をすべて出している子、いつもレジュメをなくしたといって請求してくる子、様々です。
 真摯に勉強に取り組んでいるか、子どもたちのようすを見ていれば具にわかります。
 小6は、今はかなり難しいレジュメにかなり苦しんでいると思います。わたしが苦心して創り上げた作品です。そう簡単に解かれても困りますが、全く白紙というのも落胆します。
 入会時期が遅かった子は、早くからいる子たちとのこなした量、さらには実力差を痛感しているようです。それはしかたないとしても、今のわたしのレジュメと真剣に向き合っていれば、本番までには、実力差はなくなる、わたしはそう思っています。要は、今真剣に勉強と向き合っているか、これでしょ。小6の9月にやってきて合格した子たちもいるのです。要は、効率よく「解ける」ようになるかです。
 レジュメは、解いて、合格はんこをもらって、と進めていく、これがいちばんの理想型ですよね。「分からない」と言って、解説レジュメを読む、そういうことが続けば、まずだめでしょうね。そういう子というのはまず合格しないと思います。
 小5などはまだまだこれからですから、山あり谷ありです。小6になるまでにさて最後に越えなければならない山を越えた子たちが何人いるか、です。わたしは少なくとも3人はものになる子がほしい。
 昨日は、小5の一人が「小学思考の素~その他編」を終わらせて、いよいよ「竹の会入会テスト第1類」に入りました。小5では2人目です。もっとももう一人の小5はすでに「第1類」は先日終わり、今は、「解き直し」をやるように指示していますが、果たしてやっていくれているのかどうか?「その他編」を終わると、「推理の素」という算数レジュメ集に入ることとなっています。「推理の素」の次は、「思考の源」とか、「1%下巻」などというものが待っています。次第に難問が増えていきます。
 算数のレジュメ集では、「2010算数」という超難問集がありましたけど、これは平成24年に一人の小6が挑戦しています。23年には小石川に合格した子がやりました。24年挑戦者は、10月までで退塾していますが、かれが桜修館に合格したのはこのレジュメで鍛えたことが大きかったかもと後々思ったものです。今小6たちに課しているレジュメ「推論算数」は、その経験の影響も大きいと思います。「2010算数」はどちらかと言うと、いわゆる算数の難問集でした。しかし、「推論算数」で扱うテーマは算数というより、推論そのものがテーマの問題ばかりで、いわゆる算数ではありません。とにかく今わたしが提供できる最大の難問ばかりです。日本でトップレベルの超難関中学、その中でもさらにいちばんの難問とされる問題にしぼって、出典として、思考の道具としてのレジュメを創作しております。熱心な小6のみなさんがこのわたしの渾身のレジュメによって、早くに類い希なる強靱な思考力を完成させてほしいと願うばかりです。
 わたしは一つ一つのレジュメを毎回毎回の指導の度に、苦しみ悩みながら、作品として仕上げています。子どもたちにとにかくいい作品を届けて、子どもたちの思考の力を鍛えていきたい、ただただそういう思いにかられて一日レジュメ作りに没頭しております。指導日の前日にいい作品が仕上がったとき、そのときだけ少しだけほっとして心安らぐのです。このわたしの苦心して創り上げたレジュメが明日熱心な小6たち、わたしのレジュメを待っている小6たちに、提供できる喜びでいっぱいです。
 ある小6が、インフルエンザにかかって、家から出られなくなったときのことでした。その子は竹の会のレジュメができなくなるのがとても心配だったそうです。不安で辛かったそうです。お母さんがわざわざ休んだ日のレジュメを取りに来たほどです。心配するほどになったら本物です。勉強と真摯に向かい合っていることの証明です。
 もうすぐ、真夏です。わたしは今、今この時に全力を尽くしておきたいのです。それが熱心な小6たちへのわたしの誠意ある行動、良心だからです。
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