草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
※2015年10月より竹の会公式HP内にブログ移転

炎天と梅雨

2009年06月24日 09時01分18秒 | 
 昨日は30℃を超した。今日は雨のため最高気温も25℃止まりらしい。Tシャツだけですむ夏は楽だが, これから7月と8月にわたる2か月間の指導はかなり厳しいものとなる。

 子どもたちのかかえた懸案は多い。

 試しに書き出してみた。
 夏の懸案事項
高校入試

 独自校の数学で7割以上をとる

 英文解釈+入試英語→独自校英語で7割を超える 

 都立入試理科・社会→常に90点超をキープする力

 独自校の国語対策→7割超の実力をつける
公立中高一貫校適正検査

 どんな問題にも動じない思考力をつくりあげる

 私立難関中の読解問題を解ける力

 作文→納得のゆくまで書きなおす

 ハイレベル適性問題で思考の端緒を知る

 教養として理科・社会を学ぶ
割合初心者のこと

 食塩水で割合のしくみを完全に理解する
私立中高一貫校入試のこと

 受験特有の算数問題を学ぶ

 理科・社会→各1冊を読みきる
中2の課題

 英文解釈→文型判断をマスターする

 英文法→中2の文法事項をこの夏で終わらせる

 数学→1次関数・図形の証明・確率等すべて終わらせる


 こうみると指導には長時間が必要ですね。理想としては最低でも準パスポートには出てほしいと思いますが, ・・・。

 (夏の)コース選択を誤るとせっかくの夏を無駄にしてしまいます。これほど指導に時間をかけられる機会はもうありません。  時間はかければかけるほど間違いなく成果となって表れます。竹の会の「指導」は,
「意味ある指示」→「主体的に考える」→「壁につきあたる」→指示→主体的に考える→・・・→の連鎖が「合格はんこ」で終わるまで延々と続けられる竹の会独自の思考養成システムです。既成の授業形式やら個別指導やら個人指導といった理解の枠組みとは全く次元の違うものであり,
そのような既成の制度をあてはめて竹の会を理解しようとすることは不可能です。

 そもそも根本のところでまず「教える」という概念はありません。自ら「考える」, 考えて自ら解けるように「指導」するというのが根本の思想です。よく見学に見えられた方が「わからないときは教えてもらえるんですか」という質問をしますが,
飽くまで「わからないから教えてもらう」のが塾だと考えているところは頑迷に信じて譲らない構えです。

 現実にどうですか。「わからないから教えてもらう」という子は自分で「考える」ということをしなくなります。いつも必ずわからないという状況に身を置いたままです。そのため「教えてもらったことしか解けません」。未知の問題は常に説明してやらなければ自ら解けることはないのです。ところが,
入試というのは未知の問題が大半です。結果は見えています。こういう子は偏差値の低いだれでも入れるところに行くしかないのです。あるいは高校入試なら推薦で行くしかないのです。

 竹の会の「指導」の意味は私の長い子どもたちとの葛藤の中から生まれた究極の指導法なのです。その生成の過程については深く知るにはこのブログ(「草枕」)を過去にさかのぼって読まれるほかありません。本当に竹の会の指導の意味を理解されてから竹の会に話しを聞きにきてください。そうすれば既成の枠組みを竹の会にあてはめて理解しようとすることはしないですみますから。私が説明しても無駄だとあきらめずにすみますから。「プリントやるだけですか」「公文と同じですか」「自習しているわけですか」という既成の枠組みからする批判は意味のないことだとわかるはずですから。

 なによりも思考力のついた子どもたちが難しい割合の問題に嬉々として取り組み解いている姿はそういう批判的な方たちへの竹の会の無言の答えとなるでしょう。



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