草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
※2015年10月より竹の会公式HP内にブログ移転

静かな夏指導初日

2009年07月22日 07時56分16秒 | 
 昨日は雨でした。今日もそのようです。
 中2は, 1次関数をやっていますが, 進度はばらばらです。早い子は順調ですが, 色んな理由で遅れている子が出ています。
 ・よく居眠りをするため遅れている子
 ・3時間のため指導時間不足が原因
 ・理解ができないのが原因
 とくに, 英語5文型の指導で理解がでたらめな状況です。品詞のはたらきと文の要素を区別できずに, 現在パニック状態です。

 小6や小5で進んだ子のこと
 算数の標準的な問題でもなかなか大変なようです。様々な算数の問題を経験させて, どんな問題にも柔軟に思考して対応できるタフな精神を身につけてほしいと願っています。
 適性過去問については時間はかかるもののなんとか進んでいます。

 小6後発組
 割合の初歩的問題にもまだまだです。そのため適性過去問はほとんど進みません。今日もようすを見ますが, 夏は割合を極めさせたほうが得策なのか現在思案中です。

 小5一般
 まだ割合が初歩の初歩という小5の子たちです。指導時間を十分にとったか否かが, その成否を左右するでしょう。小5は申込みコースがばらばらで, 7時間とっている子もいれば3時間の子もいます。7時間の子がこの夏で割合をものにできる可能性がいちばん高い。3時間ないし4時間ではおそらく時間が足りないでしょう。夏に割合を理解したというのであれば, 何ものにも換え難い収穫ではないでしょうか。小学生のほとんどの子が満足に割合を理解しないままに時間を無為に過ごしてしまうわけです。小学生のある時期に割合の考え方を理解したという経験はその子にとってかけがえのない一生ものの宝物を手にするようなものだと思うのです。ほかにいろいろやることもあるのでしょうが, 何がその子にとっていちばん大切なのかということを考えてやることも必要でしょう。

 今日は午前中から教室に行かなければなりません。それで7時前に起きました。ブログのアクセスを見てみると, すごい人数がアクセスしている。あまりの多さにびっくりしました。実は, 今日は何も書かないと決めていたのですが, 昨日の指導のようすだけでも書いておこうという気持ちになりました。

 「熱心な子」が伸びる。親子の熱心さは指導時間の長短に比例する。そう考えてほぼ間違いない。竹の会で長時間指導を希望する子たちはほとんど子どもたちが自ら強く望んだことだと聞いています。親が「そんな長い時間大丈夫なのか」と不安に思うのとは裏腹に竹の会で学んできた子たちが竹の会での指導経験を重ねてゆくうちに, 自然に「もっと竹の会で勉強したい」と自然に本当に自然に考えるようになるようです。
 その牽引力となっているのは「わかる」という実感なのではないでしょうか。ひとつひとつの問題をじっくりと自分ペースで「考えて」なんとか「答案を書く」。その結果「合格」ハンコがポンとおされる。あるいは失敗して私からなにやらの指導を受けるというそういう積み重ねが, 子どもたちにはいい感じで脳に刺激となり, いい感じで脳のはたらきを促しているのではないでしょうか。

 この「わかる」という実感の積み重ねが子どもたちを伸ばしているのでしょう。竹の会と長時間指導, その取り合わせが 「わかる」という喜びをこどもたちの心の中にほんの空気の重さだけ付加していくのでしょう。そういう空気の重さがいつもいつも心にのせられて, 「わかる」ということが子どもたちの精神的な根拠となる。それは安定した精神をもたらすのだと思う。
 竹の会の指導とはそういうようなものだと思う。
 子どもたち自らがそう自発的に望んだのが, 竹の会の長時間指導だと思います。
 
この記事についてブログを書く
« 今日から夏期指導 | トップ | 絶望と失望とたまに安堵 »