草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
※2015年10月より竹の会公式HP内にブログ移転

春の気配が心を和ませる

2014年03月13日 10時30分17秒 | 
 おはようございます。今日は激しい雨が降るそうです。朝起きたときの外気温は9℃でしたからかなり暖かいと思います。1℃、2℃という日を堪えてきましたから、8℃、9℃は暖かいですね。
 昨日は中1がひとり急な頭痛で休んだだけで子どもたちは元気にやってきました。全体に静かに粛々と課題に取り組んでいたのが印象的でした。素直な子たちだと思いました。
 3月は新しくきた子たちがまだ竹の会の空気に慣れ親しむまでの過渡期にあたるのかと思います。
 いろいろと教育していかなければならない。子どもたちに勉強のスタイルをたたきこむ、定着させることがまず仕事ですね。
 元代々木教室時代の子たちには3月で竹の会とお別れする子たちもいます。都立駒場高校に合格した女子も元代々木時代の子でした。長いつきあいです。いろいろと思い出深いできごとがありました。
 春は新しくやってくる子たちとの出会い、そしてこの3月をひとつの区切りとして退塾の決断をされた人たちともお別れです。
 小4にはもう元代々木を知る者はひとりもいなくなりました。その小4も小塾の竹の会ではあっという間に定員にみちてしまいました。これからの1年の指導でどこまで育ってくれるのか、来年の2月になって、何人が残っているのか、今の小5の中にはすでにわたしに合格を確信させるほどの子たちが出ています。わたしに「この子は合格する」と思わせるほど子です。今の小4の中から少なくとも2人、欲を言えば3人「もの」になる子が出てほしいと願うばかりです。
 小4のみなさんへひとつアドバイス。とにかく勉強に背を向ける、遠ざかる、距離を置くというような行動をとらないことです。常に勉強と正面向き合い、前へ前へと進むことばかりを考えてください。「勉強しない日はない」というほどに勉強を好きになってください。
 わたしはあなたたちが一人残らず6年生になっても竹の会に「いる」とは考えておりません。その中の一人でも二人でも「もの」になって、期待をこめて小6に臨める子に育ってくれればというのが本音です。
 いや今の小5だって、いつ「降りる」と言うかも知れません。わたしは現小5のみなさんがこれからのわたしの厳しいと言われるかもしれない、思考鍛錬にどこまでついてこれるのか、わたしの厳しい言葉にどこまで耐えられるのか、どれだけ心理的なプレッシャーに耐えられるのか、これからの1年が勝負です。どうかこの1年を勉強に集中してあの8倍、10倍の難関を切り抜けていってほしいと思います。
 正直に告白すれば、わたしの正規のレジュメ群についてこれなければ合格することはありません。これが真実です。
 そしてもしこの正規のレジュメ群に辛うじてついてこれたとしても合格するとは限らないのです。ただこの正規のレジュメ群をやった子たちなら仮に失敗したとしても公立中ではトップクラスになるであろうこと、努力を怠らなければ、もしかしたら1番になるかもしれないであろうことは確かです。
 わたしはこの正規のレジュメ群をやれない子たちについて、もはや合格の見込みはないのだからと、退塾を暗に勧めてきたと思いますし、進めていくと思います。
 平成25年の子たちでこの正規レジュメ群をやれた子たちというのは4人いました。そのうちの一人は直前で「降りました」ので3人になりました。
 今年の受検3人組は正規のレジュメ組です。そのうち2人は早稲田進学会の直前模試で上位に名前を載せた子たちです。
 現在、わたしが
正規のレジュメ群として認定しているのは、以下のレジュメ群です。
 
「推論算数」 ○「新推論を鍛える」 「推論を鍛える」 ○「推論を鍛える・標準編」 ○「初見問題の研究」 ○「理科をクリアーにする」
 
「竹の会入会テスト」シリーズ(1類・3類・4類・合格答案への道)
 
「単位あたりを鍛える」
 
●「算数をクリアーにする」シリーズ

 勉強というのは、常に勉強との間合いを保つことが大切です。何かで1日中断するのも命取りになると考えるほどに真摯にとらえた子が生き残るのです。1週間、10日と何かの都合で(親の都合、子どもの都合で)勉強しないという判断をしたのであれば、たとえ直前に死にものぐるいでがんばったとして決して合格するなどということは期待しないほうがいいのです。
 今、わたしが最も「伸びている」と確信している小5の女子2人は、そういうわたしの思いを決して失望させない子たちでした。このような早い時期にわたしが「合格を確信する」などということは滅多にあることではありません。
 もうおわかりかと思います。合格というのは、わたしの失望指数ととても関係があります。
 わたしが子どもや親の行動のどんなときに落胆するのか、失望するのか、わたしの不安の形成は、失望の歴史でもあるわけです。ある時々にとられる勉強相反行動が日常的にわたしに失望を蓄積させていくのです。
 わたしは、丹念に書かれた式、説明に感嘆します。何度言っても「式を書かない、説明を付さない」、そういう子がいますけど、あの2人の女子はそのことでわたしを失望させたことは一度もありません。「もう一度考えてきます」と、問題を解くというこだわりにわたしはとても心の安らぎを覚えます。わたしの精魂込めたレジュメをとても大切に扱うようすがわたしをどれだけ安堵させたことか。きちんといつもきれいな字で名前を書いています。なんだかんだと面倒くさがるのが男子です。読めない字を書くのも失望のひとつです。わたしの指示を1か月も2か月も遅らせる子、これも失望です。そういう子というのが、直前になって作文が書けないという事実に直面したとしても、正直「しかたない」と思います。答えを知ってわけのわからない式を書いて出すなどの行為はやはり大きな失望をもたらします。
 わたしの指示を真摯にとらえてついてくる子が受かるのです。
 どうですか。わたしのめがねに適うのは大変なことですよね。しかし、そういう子が時にはいるものです。今年はそういう女子が2人もいます。なんともうれしいことです。


※このブログは早朝に書いたものですが、ネットが調整で普通のためアップが今になってしまいました。
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