草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
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独自校正答率からわかること

2015年09月12日 21時03分45秒 | 
 わたしの手元には平成27年度自校作成問題受験者平均正答率なる資料がある。
 そのうち日比谷高校について仔細に検証してみた。
 まず、英語。
 問題は大きく3問ある。1番はリスニングです。1番の正答率は80%強である。これは、B問題のQ1 34% Q2 55% だが、A問題の正答率が100%近いので、そうなっている。
 2番は、小問10題。そのえち正答率10%前後というのが、3問ある。2番は、45%である。
 3番は、55%。小問は7題ある。問7は、英作文で、正答率は5%。全体55%である。
 独自校の英作文で完全正答をとったのは5%しかいない。英作文のために時間をかける意味はあまりない。最初から、どれだけ部分点がとれるか、と腹を決めていけばいい。
 正答率の低い、問というのが、あるので、できないと思ったら潔く捨てる、それで時間を無駄にしない戦略をとる。
 数学。
 全4問。1番は、小問5題。正答率は90%弱。1番は確実にとらなければならない。
 2番は、小問3題。このうち問1と問2の正答率は80%強。問3は、36%。場合により、問3は捨てる。
 3番は、問1 90%弱、問2(1)60%弱 (2)40%弱 問1は必ずとる。
 4番は、小問3題。問1 74% 問2 14% 問3 10%未満。つまり、問1のみ必ずとる。問2、問3は捨てる。
 時間配分、捨て問と見切り、時間勝負ということを忘れないこと。
 国語
 捨て問はない。正答率の低い問も3、4問ある。そういうときは切る。自分の能力では無理だと早めに見切るのも戦略である。
 
 総じて、試験は、時間勝負である。出題者が、わざと時間をかけさせる、混乱させるために仕込んだ問題にかかわらないことである。
 早い見切りが、解ける問題を逃さず、確実に拾うことを可能にする。
 以上
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