草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
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ほんとうに秋の気配、本物か・・

2015年09月13日 08時37分46秒 | 
 おはようございます。本日は指導日です。今日は15時、21時頃に雨の予報です。傘の準備はしておいたほうがいいでしょう。それにしても現在8時前ですが、なかなかの好天です。  空気はさわやかで気温は23℃、ほんとうに秋がきたのかな。例年だとこの時期はまだ残暑が厳しかったと思います。 それにしても秋はいつもある日を境に突然やってくる、そう思います。  自然の猛威はいつも想定外、人間の予想を遙かに超えた未曾有の災禍をもたらします。  日本人というのは、なんでもかんでもみな「安全」と信じる、実は安全と危険の差なんて紙一重なのに、その紙一重で安全とだれかが言えば、そう公の判断ならなんの疑いももたないで信じてしまう傾向が強い。3.11の前、テレビだって、新聞だって、原発は安全だと歯牙にもかけず、原発の危険性を訴えると鼻で笑うか、変わり者として片づけたことを忘れてはならない。  安倍は民主党政権時代は、「原発は減らしていく」と公言していたのに、今では、真逆の行動をとってはばからない。  安倍は、原発再稼働した自治体の交付金は増やし、停止したままの自治体へは減らす方針である。交付金の15年度予算は、ほぼ前年並みの920億円とされる。再稼働か、停止かでこの振り分けを決めるらしい。  川内原発について、2013年に、政府の地震調査委員会が、断層の存在を指摘している。その断層は延長すると中央構造線と重なり、川内原発の直下を通る。中央構造線は日本を縦断する巨大断層で、マグニチュード8を越える地震を起こす可能性を秘めている。  ところが、九電は、この活断層を全く無視して地震予測をいい加減に、いやうやむやにしてしまう。 もともと1997年の川内市を襲った震度5強の地震のときも、「活断層は見つからなかった」として全く調査もしてない。  8月11日に川内原発1号機が起動したが、8月21日には、タービンを回す蒸気を水にする復水器内を通る冷却用配管に穴が開いたみられ、出力上昇を停止している。  ちょっと待てよ、規制委は、問題ない、と言って、認可したのではなかったか。  もともと主給水系統配管の劣化度は許容値ぎりぎりであったときく。規制委は配管の現場検証を行ったが、その詳細については、一切隠している。  そもそも九電は耐久性評価において、運転の最大限の60年ですべきところをこっそり40年で計算して、耐久性を高く見せようとしていた。  川内の近くには、桜島がある。火山の噴火ついては、全く計算に入れていない。また想定外でした、と無責任な顔を晒すのであろうか。  自然の猛威をなめる理由がわからない。3.11の前、東電出身の東大教授が、プルトニウムが無害だなどと、小出助教を嘲笑していた場面を思い出す。  未曾有の事故が起きたとき、やつらはいつも無責任に振る舞った。  死をもって犠牲となるのはいつも庶民ではないか。原発に賛成した庶民ならまだいい、しかし、心ある、庶民が死に直面するのは、理不尽である。  判断の根拠はいつもあいまいであり、理由として示される大義は内容のない、空疎な飾り言葉である。  わたしたちは、空疎な内容のない言葉に、口を封じてはいけない。    小学生、中学生のみなさんが、意味のない、漠然とした、曖昧な言葉に翻弄されないことを願っています。  小学生が書く作文を添削していると、実はそういう言葉、文章が多いのに閉口します。  ことばの意味をよく考えて、つなぎましょう。意味と意味を順接でつなぎ、逆接は、1つでいいです。  あいまいな、自分で意味も説明できない言葉をやたら使ってはいけません。  「みんなと平和に暮らしたい」・・「平和」を自分のことばで説明できますか。 「民主的に」・・「民主的」を自分のことばで説明できますか。  当局は、小学生に難しい判断を求めているわけではありません。  あなたの具体的体験を通して、それを根拠として、あなたの判断を求めているに過ぎないのです。  あなたが説明できることばでつなぐのが、意味ある文章を書くことになるのです。
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