子どもたちに「割合を理解させること」をライフワークとしてどれくらいの歳月が過ぎたであろうか。研究と実践つまりは試行錯誤の繰り返しをもうどれだけ繰り返してきたことであろうか。
研究のためにどれだけの文献を読み漁ってきたことであろうか。日々の新聞に出る出版情報は逃さずチェックします。書店をまわり, 算数に関連する出版物は必ずチェックしてきました。よく考えています。いつも紙とえんぴつをそばに置いて思いついた工夫を書き留めています。割合の理解に苦しむ10人の小学生の8人まで救える, そういう方法を考え続けています。
「先生, 社会のテストまだですか」。これは会員のある小学生のことばです。そうでした。範囲を決めて「テストします」といったのでした。いつも公立中高一貫のための理科・社会のベストな指導方法について頭を悩ませていました。きっと見つかる。最上の方法がと思い続けてきました。「いや, 違う」「こんなことではない。私のやりたいことはそういうことではない」。そう思ったとき, 子どもたちに約束したテストのことは頭から消えていました。ひとりのまじめな小学生が, きっとまじめに勉強したのであろう小学生が聞いてきたのです。私は胸がえぐられる思いでした。その真摯な姿勢に報いたい。そう思い考え続けました。
ようやく私の中で, いろいろなことがつながり始めています。割合を導く方法も道筋がはっきりと見えてきつつあります。執筆中の「思考の素」は, 思考を伸ばすための納得できる作品として成長しつつあると思います。「思考の素」は, 主として算数の過去問の全国版が私の拠り所です。現在考案執筆中の「1%」は, 紙とえんぴつで, 素案作りの毎日です。いろいろとアイデアを考えては検証してまた作り直しています。毎日の指導で簡単な割合の問題に窮する小学生の顔を思い浮かべながらの創作です。「この説明ではわかってくれないだろうな」と考えては没です。歩いているとき, 寝ているとき, ふといい考えが浮かぶこともあります。あとで紙とえんぴつでメモして考えます。「1%」はこれからの竹の会の割合指導に欠かせない竹の会の看板レジュメとなるかもしれません。竹の会にくれば, 割合がマスターできる, そういうことになればと思っています。
その流れの中で, 何か違うといつも思い悩んできた理科・社会の指導方法が, 「これかもしれない」「いやこれだ」というところにようやく気がつきつつあるかもしれません。そういえば, 中1には, 理科・社会を苦手とする子が多いようです。冬期のP-6というコースは3科目ですが, 数英のほか理科・社会を1科目として指導することとしました。夏の指導では塾専用の問題集を渡したのですが,期待したようにはやってはいないようです。そこで理科・社会もレジュメ方式しかないかなと思いつつあります。しかし, すべてを私の創作で対応するにはあまりにも時間不足です。そこでレジュメ方式をとることは前提として, 私がこれはという問題を取捨し, スキャナーでレジュメ化して, 解かせてチェックして説明という手法をとることを考えています。この方法は国文法の指導にも使えそうですね。
公立中高一貫のための理科社会のレジュメは, 適正過去問と私立中の理科社会の問題から選りすぐり, 詳細解説による帰納的な知識の提供により, 効率的・効果的指導を期したいと思っています。やはり竹の会の私の最も得意とする過去問を基軸とした指導に回帰することとなりそうです。
国語の指導について一言。「読解の素」シリーズは, かなりの成功かもしれません。国立中の読解文主として論説文について, 文章を分割して, 基礎的な質問を付すというのが基本的な作問コンセプトです。指示語と接続詞「しかし」のはたらきに重点を置いた質問に徹しています。
後記
昨日・今日と, レジュメの作成に追われています。とくに今力を入れているのが中2・中3向けの英文解釈レジュメ「英解の栞(しおり)」です。原文を打ち込み, 段落ごとに, 訳文と文法解説をほどこしています。文法解説は英語5文型の理論による徹底分析に徹しています。冬休みの英解の指導をどうするかも含めて,
現在思案しています。この時期の土日はレジュメの作成に追われます。竹の会の指導がさらに実のある稔りのあるものとなるように本当に一所懸命です。
研究のためにどれだけの文献を読み漁ってきたことであろうか。日々の新聞に出る出版情報は逃さずチェックします。書店をまわり, 算数に関連する出版物は必ずチェックしてきました。よく考えています。いつも紙とえんぴつをそばに置いて思いついた工夫を書き留めています。割合の理解に苦しむ10人の小学生の8人まで救える, そういう方法を考え続けています。
「先生, 社会のテストまだですか」。これは会員のある小学生のことばです。そうでした。範囲を決めて「テストします」といったのでした。いつも公立中高一貫のための理科・社会のベストな指導方法について頭を悩ませていました。きっと見つかる。最上の方法がと思い続けてきました。「いや, 違う」「こんなことではない。私のやりたいことはそういうことではない」。そう思ったとき, 子どもたちに約束したテストのことは頭から消えていました。ひとりのまじめな小学生が, きっとまじめに勉強したのであろう小学生が聞いてきたのです。私は胸がえぐられる思いでした。その真摯な姿勢に報いたい。そう思い考え続けました。
ようやく私の中で, いろいろなことがつながり始めています。割合を導く方法も道筋がはっきりと見えてきつつあります。執筆中の「思考の素」は, 思考を伸ばすための納得できる作品として成長しつつあると思います。「思考の素」は, 主として算数の過去問の全国版が私の拠り所です。現在考案執筆中の「1%」は, 紙とえんぴつで, 素案作りの毎日です。いろいろとアイデアを考えては検証してまた作り直しています。毎日の指導で簡単な割合の問題に窮する小学生の顔を思い浮かべながらの創作です。「この説明ではわかってくれないだろうな」と考えては没です。歩いているとき, 寝ているとき, ふといい考えが浮かぶこともあります。あとで紙とえんぴつでメモして考えます。「1%」はこれからの竹の会の割合指導に欠かせない竹の会の看板レジュメとなるかもしれません。竹の会にくれば, 割合がマスターできる, そういうことになればと思っています。
その流れの中で, 何か違うといつも思い悩んできた理科・社会の指導方法が, 「これかもしれない」「いやこれだ」というところにようやく気がつきつつあるかもしれません。そういえば, 中1には, 理科・社会を苦手とする子が多いようです。冬期のP-6というコースは3科目ですが, 数英のほか理科・社会を1科目として指導することとしました。夏の指導では塾専用の問題集を渡したのですが,期待したようにはやってはいないようです。そこで理科・社会もレジュメ方式しかないかなと思いつつあります。しかし, すべてを私の創作で対応するにはあまりにも時間不足です。そこでレジュメ方式をとることは前提として, 私がこれはという問題を取捨し, スキャナーでレジュメ化して, 解かせてチェックして説明という手法をとることを考えています。この方法は国文法の指導にも使えそうですね。
公立中高一貫のための理科社会のレジュメは, 適正過去問と私立中の理科社会の問題から選りすぐり, 詳細解説による帰納的な知識の提供により, 効率的・効果的指導を期したいと思っています。やはり竹の会の私の最も得意とする過去問を基軸とした指導に回帰することとなりそうです。
国語の指導について一言。「読解の素」シリーズは, かなりの成功かもしれません。国立中の読解文主として論説文について, 文章を分割して, 基礎的な質問を付すというのが基本的な作問コンセプトです。指示語と接続詞「しかし」のはたらきに重点を置いた質問に徹しています。
後記
昨日・今日と, レジュメの作成に追われています。とくに今力を入れているのが中2・中3向けの英文解釈レジュメ「英解の栞(しおり)」です。原文を打ち込み, 段落ごとに, 訳文と文法解説をほどこしています。文法解説は英語5文型の理論による徹底分析に徹しています。冬休みの英解の指導をどうするかも含めて,
現在思案しています。この時期の土日はレジュメの作成に追われます。竹の会の指導がさらに実のある稔りのあるものとなるように本当に一所懸命です。