「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

京都、三千院(京都2012.4)

2012-04-28 12:30:00 | 見仏(京都)
京都中心部から離れているので、
今までは、敬遠してきたが、行って見ることに。

新幹線京都駅に11時ころ着いた。
京都駅から市外バスで、約60分、
徒歩でゆっくり20分ほど。

往生極楽院のなかの仏が国宝。
中央に阿弥陀如来、脇侍に2体。
脇侍2体が前かがみに座っている珍しいスタイル。
しかも、正座で座っていて、これもめずらしい。
前かがみということは、
今にも立ち上がらんとしている様子なのかもしれない。

拝観する人たちは、正座している人がほとんどだが、
仏像のほとんどを見ると、正座しているものは、
この仏像以外、自分の記憶にはない。
自分は、日本的な謙虚・崇拝の気持ちを表す正座でなく、
仏像スタイルで、あぐらをかくか、
片足をたててあぐらをかく如意輪観音スタイルで拝観する。

この脇侍2体は、座っているので大きさはあまり
感じられないかもしれないが、
立ち上がると推定2mはありそう。
中央の阿弥陀如来は、推定2mと少しくらいの坐像。
脇侍に比べると、オーソドックスなスタイル。
この3体とも、金箔が割と多く残っている。
その感じから江戸時代あたりに、
塗りなおしたのかなという気がしないでもない。

このお堂の特徴としては、天井が船底型になっている点。
阿弥陀如来の高い光背を収めるために、
逆船底型になっている。

三千院の他のお堂は、あまり見所はなかった。



※京都2012.4の見仏は、ブログ投稿日時を、
 実際の旅の時間に あわせて調整しています。
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