「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

高野山、外国人の人気の宿坊イベント

2024-06-13 22:10:08 | 瞑想
先日のテレビで、外国人が高野山で宿坊に泊り、そこで行うイベントのベスト3が公開されていた。
それを見て、苦笑い的な想いを感じた。

ベスト3は順不同で、
1つは、精進料理。これはもっともな話だと思った。特にベジタリアンにとってはうれしいことだ。
1つは、護摩。密教系ならではのお勤め。朝に僧侶が護摩をするのに参加して鑑賞。これも外国人にとっては特に興味深いものであろう。自分も深川不動尊に行く機会があれば、時間を合わせて、太鼓も打ち鳴らす派手な護摩を見る。

最後の1つは、苦笑い的なもの。それは、瞑想。
真言宗が瞑想?と耳を疑った。密教系が瞑想の修行をするなんていうのも聞いたことがない。しかし、外国人の観光という意味では、セッティングを逃れられないイベントなのだろう。僧侶が指導している様は、まさに禅のように見えた(内容まではテレビではわからなかった)。真言宗が、禅というわけにはいかないだろう。禅宗でないのだから。禅宗なら座禅をするというイベントはありだろう。
密教系は、本来は、瞑想も禅もやらないけど、特別ですよと外国人には伝えているのだろうか。

一般的な固定観念でいうと、密教系は瞑想はしないのだと言える。ただ、実際には密教系の各お寺の僧侶が、瞑想はしないとは断言できない。瞑想が必要と思えば、密教系の僧侶も個人でやっているであろう。ただ、公式には、瞑想をやっていますとは、言えないであろう。


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