「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

築地本願寺、法話2015.5.5花岡氏

2015-05-05 21:40:52 | 仏教
法話が始まる前、
昨日来たんだけど、よかったから
今日も来たんだよ。
という声が聞こえていた。

今日は、奈良 花岡という僧侶。

去年の11月、高倉健さんが亡くなったが、
その健さんの座右(ざゆう)の銘(めい)は、
「往く道は、精進にして、
忍んで終わりに悔いなし」
これは、千日行を2回もした天台宗の
さかいゆうさいさんから頂いたもの。
で、実は、さかいゆうさいさんは、
浄土真宗の讃仏偈(さんぶつげ)を読み
その中から、漢字をほぼそのまま日本語に変えた。
ただし、行くは、往くという表現に変えている。

ぶっちゃけ寺というテレビ番組で
聖同門、浄土門ということが出たらしい。
前者は、修行して現世でさとりをひらく教え、
後者は、浄土でさとりをひらく教え。

日蓮宗のお坊さんと仲がよくなり、
自分が勤めている病院を見学したいということで
病院にきた。

見たら、そのお坊さん無精髭だし、
頭髪も乱れている。
頭髪自体伸びていることも本来は、
日蓮宗なのでないはず。
ちょっと失礼と思った。

よくよく、話を聞いてみると、
実は荒行の100日の修行が終わったばかり、
和尚さんたちへの挨拶まわりが終わらないと
頭髪や、ひげをそってはいけないらしい。

話が戻って、
健さんの座右の銘の元になったさんぶつげでは、
この文章にくる前に、「つらい状況にあっても」
がつく。

このさんぶつげは、
阿弥陀になる前のほうぞう菩薩だった
ころの書物。菩薩目線から阿弥陀さんのことを
述べた書物。

浄土へ行って、さとりをひらいて、浄土から
さとりをひらくように衆生をサポートする。
という阿弥陀さんの働きについて記述した書物。

・・・

今日の午前中の法話は終了。

インターネットで事前に調べて見ると
病院に努めてもいるということで、
ガンなどの病人に対する心のケアを
されているのであろう。

しかし、この3日間の計6回の法話のうち、
今日の午前中の回には、この話は出なかった。
最初の日には、自己紹介がてら、
その話はでたと思うが。

話の内容もまずまずよかったのだが、
一番聞きたかったのは、病院での仕事についての
内容だった。





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