なつかしもん(移ってきました)

70年代から昨日まで人によっては懐かしいと思えるものを置いていきます。
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海外版ルパン三世 カリオストロの城 Blu-ray

2015-12-30 16:59:00 | ⇔同じ映画なのに比較
ルパン三世 カリオストロの城」の国内版Blu-rayも持っているが海外版のBlu-rayの仕様を見たらとても魅力的だったので購入した。(安かったし)

国内盤の価格は6,800円+税。海外盤は買った時は約2,600円+航空便送料約700円。

本編と特典の絵コンテは同じ素材のように思える。(最初に東宝のマークが出ないのも同じ)
が、国内の物の特典はこの絵コンテとアフレコ台本、ノンテロップオープニング、予告編のみ。
しかし、海外版はアフレコ台本は無いものの豊富な特典付きのまさにファン仕様。

そのファン満足のBlu-rayを今回は紹介します。

「カリオストロの城」も今や「ジブリがいっぱいコレクション」の仲間入りをしているので統一の地味なケース仕様だった。

海外版は紙のアウターケースに入ったコレクターズ・エディション。


中のケース

ディスク(この時点で本当にこの作品が好きな人が作ったとわかる)

メニュー画面(風に吹かれているルパンの動画)




インタビュー集
作画監督だった大塚康生氏
東映動画時代からの貴重なお話。

原画マンだった友永和秀氏
アニメーターになる前の話から有名なカーチェイスの秘話とかこれまた貴重。

他に原作者のモンキー・パンチ氏にもインタビューしています。

「カリオストロの城」のあらゆる宣材から背景付きセル画集 大量!
(静止画特典には常にカリオストロの城のBGM集が流れている)

よく見る画の背景付きセル画

これもそう

これも。印刷物になった時に見えなくなる部分が見られるのは嬉しい。

アニメコレクション「ルパン三世 カリオストロの城」の表紙原画

アニメージュ表紙画


誰かの所有物?

これも

大塚康生、宮崎駿氏による設定資料集 数十枚




宮崎駿氏によるイメージボード集
これも色々な所からかき集めた感じのするものです。
アニドウの冊子からかなあとか、白黒のものもあったりしていますがスゴイです。






映画の中の印象的なセリフ等の解説。
日本人やファンならわかるものの解説集。

宮崎駿のアニメーター、監督の歴史解説。
関わった作品や関係のある人(高畑勲氏等)異常に詳しい。


海外版のオープニングのタイトル部分


日本版予告篇も収録されているが英語字幕付き
キャラクターの名前が違う







日本版と同じ様に絵コンテも収録されている



なぜ日本でこういうの作らなかったんでしょうね?

炎のランナー「究極」VS「Blu-ray」

2014-09-14 09:32:00 | ⇔同じ映画なのに比較
1982年8月公開 映画「炎のランナー

大好きな映画の1本です。
夏休み中で新宿プラザ劇場で観ました。
思いのほか観客が少ないことに「残念だなぁ」と思ったことを覚えています。

一般的にもヴァンゲリスの音楽は知っていても映画を観た人はそれほど多くないと思うのですが「究極」とか「4K」とかのソフトが出てくる映画です。
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好きな映画でしたからDVDで「究極 アルティメット・エディション」が発売されて即購入しました。(2006年)

「究極」これ以上ないということですもんね。興奮しました!

しかしパッケージを見ると「本編は本邦初公開のアメリカ劇場公開版を収録!」とあるではないですか!

自分が観たのは日本だぞ!そんなアメリカ劇場公開版なんて知らんぞ!

がっかりしました。
「究極」だったら日本公開版(ヨーロッパ公開版)も収録してくれよ!(怒〉

そして特典映像の中に「追加シーン集」として劇場で観たシーンが収録されているという「究極」です。

BS放送もチェックしましたがなかなか満足行きませんでしたので、「アメリカ劇場公開版」でもいいから綺麗な映像が観たいとBlu-rayにも手を出しました。

「4Kデジタル・トランスファーマスター使用」と書いてあるから現時点では良いのだろうと買いました。

するとこのBlu-rayは「ヨーロッパ公開版」だった!
自分が劇場で観たバージョンになっているとは嬉しい誤算だ。

今だに付ける意味の分からないDVDもチェックしたらこちらは「アメリカ劇場公開版」だ!
しかも「究極」と盤面の絵も同じ、中身も同じ。

う~む。


OPから15分くらいまでを比較。

寄宿舎へ行くまでが違っています。DVDは回想になりハロルドと出会い一緒に行く。Blu-rayはクリケットをした後に寄宿舎に行く回想シーンへとなります。
どちらのバージョンも124分で同じです。


ルパン三世 カリオストロの城を比較

2014-09-01 12:30:00 | ⇔同じ映画なのに比較
新しく発売されたBlu-rayは初Blu-ray版より評判が良いようで久しぶりに比較してみた。(オープニングまで)

比較は自分が最初に買った海外版DVD(2000年発売)
そして国内版DVD(2001年発売)
さらにジブリ印のBlu-ray(2014年発売)

新Blu-rayは最初の東宝マークがないのね。
東京ムービー新社と出たのはホッとした。(他の東京ムービー制作のものはことごとくトムス・エンタテインメントに表記が変えられちゃっているもんな)

新Blu-rayはBlu-rayらしく発色が良い。
国内DVDでは黒く見えていたものも茶色だったり(ルパンの髪の色とか)
シャープになって雨なんかもよく見える。

綺麗になったカリオストロの城を観られるのは嬉しいけど、初公開時や名画座で観ていた時の色合いなんかハッキリ言ってもう覚えてないよね。

それよりTVやビデオソフト、レーザーディスク、DVDで観た方が多くなっちゃっているから何が正解かわからない。

でもフルハイビジョンのTVで観るには新Blu-rayはカリオストロの城DISC中、現時点最高なんじゃないかな。



DVDとBlu-rayの画面大きさ比較。
Blu-rayで初めて画面下の草のタッチが見えるようになった。

おまけ 1
この海外DVDは次元の足が草の手前に一瞬出るミスが修正されていない。

おまけ 2
小ネタも多いカリオストロの城。昔そんな話題で楽しんでいた頃
オープニングにクラリス、トラックの中に伯爵、銭形が乗っていると言われたシーン。


DVDとBlu-ray タクシードライバー

2012-02-11 21:04:00 | ⇔同じ映画なのに比較
なーんかブルーレイの歩みが鈍い感じがします。
たぶん多くに人に必要性を感じさせないんじゃないかな?

DVDで十分だ。ってね。

DVDBlu-rayってどんだけ違うんだ?
わかりやすい見た目で1976年「タクシードライバー」を比べてみた。

DVDは「コレクターズ・エディション
Blu-rayは「製作35周年記念HDデジタル・リマスター版コレクターズ・エディションマーティン・スコセッシ完全監修

Blu-ray版を観た時それほど高画質(細かさは当たり前として)には見えなかったけど色が大きく変わっていた。

DVDの血色の悪い人々がBlu-rayで健康になった。

しっとり感がかなりプラスされた気がします。





このくらいの違いが最低でもあればBlu-rayを選ぶのも良いかもしれませんが中にはただBlu-ray化しただけのものがあるのでBlu-rayだからといって全て変化がある訳ではないのが残念。

それで特典も同じとか無いとかだとガッカリだ。

Blu-ray発売から数年が経ったが発売される作品に面白みが足りない。
幅広い作品が出るところまで行くのか?(海外は幅広く発売されている)

ドラキュラ

2010-01-28 20:05:00 | ⇔同じ映画なのに比較
1992年公開映画DRACULA ドラキュラ

監督:フランシス・フォード・コッポラ、主演:ゲイリー・オールドマン、ウィノナ・ライダー、キアヌ・リーブス、アンソニー・ホプキンス

原作者ブラム・ストーカーの古典。
重厚に描かれた純愛物語。

私が初めて劇場で体験したドルビーデジタル音声の映画でもあります。
ドルビーデジタルの機関車、劇中に自分の周りを飛んでいるのでは?と思ったハエの音など“ドルビーデジタルすげえ!”と思いました。

劇場は新宿プラザ劇場でした。雨。

そーなるとソフト化された時が問題でした。
当時のオリジナルに最も近かったのがレーザーディスクでしたが、デジタル音声を体験してしまうとまだ5.1ch音声を収録していなかったLDを買うことは出来ませんでした。

そしてDVDが出だした時に待ってました「ドラキュラ」!1997

片面1層、特典無し、4935円!!!CDと同じ大きさのジュエルケース!
音声は3種でドルビーサラウンド(英語)、5.1chサラウンド(英語)、ステレオ(日本語)

まあこの時はこれしかないので満足していましたが、2007年になんと
製作15周年記念 デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組)
4179円!
音声は2種、5.1chサラウンド(英語)、5.1chサラウンド(新録音日本語)

どの位違うのでしょうか?1層と2層ですからね。

この映画は全体的に画が暗い。そこをどうしてくれたのかが見どころです。
黒と赤、この2色です。

1997年版にあった英語字幕(字幕から選ぶのではない焼き付けてある字幕が記念盤には無い)

しかしやはり記念盤、深みがあり、深い、ツヤもあります。

Blu-rayはもっとすごいのだろうな~。