82新春 東宝のチラシ

82年新春の東宝系公開の映画を紹介したチラシ。

こういうチラシは年月を経て見るのが面白いですね。
「レイダース失われた聖櫃」「エンドレス・ラブ」「郵便配達は二度ベルを鳴らす」「キャノンボール」「ミスター・アーサー」「女の都」
今と違い洋画天国です。
邦画はたのきんトリオの「グッドラックLove」と同時上映のビートたけし主演「すっかりその気で！」

そして今じゃ信じられないでしょうがディズニー映画の低迷期。
「ビアンカの大冒険」もクラシカルな良質なアニメなのですがヒットとは無縁でした。そして「リトルマーメイド」まで迷走。地獄のようなアニメ映画を作り続けたのでした。

見開きのチラシで裏は集英社の広告。Dr.スランプの時代。

東宝系の劇場。どのくらい残っているでしょう？

フェノミナ

映画「フェノミナ」１９８５年公開
（ジョン・トラボルタの「フェノミナン」が１９９７年公開された時に混乱した（笑）

監督はダリオ・アルジェント。
「サスペリア」が有名で今も現役ですね。

この映画の売りは１４歳のジェニファー・コネリーが主演していること。

これぞイタリアンホラー！

そしてクランキー・サウンドと名付けられた音響。
クランキー＝気狂い！

ダミーヘッドの両耳に付けられたマイクで録音する「バイノーラル録音」を使用した音響です。
自分がその場にいるように聴こえるリアルな録音方式です。

以前に当ブログでも紹介したカセットテープ、CDなどでも存在するのですが、最近はAVソフトくらいでしか使われていない気がします。
スピーカーから聞こえる立体音響よりもある意味、気持ち悪いほどリアルなんですが実際、映画館ではどうだったのでしょうか？
私は映画館で観ることが出来なかったのでわからないのですが、FM電波で飛ばされた音を映画館でヘッドフォンをして聴く訳ですがその音は悪かったと噂に聞きます。

せっかくの歴史的な音声なのでBlu-rayなんかの音声で収録してくれないかなー。聴いてみたいなぁ。

あ、あと衣装デザインをジョルジオ・アルマーニがやっているんですよね。

ホラー映画といえばキャッチコピーが必須！

古本に挟まっていたチラシなので馴染みのない名古屋の映画館名。

エースをねらえ！＆ピーマン80

「エースをねらえ！」「ピーマン80」の同時上映のチラシ

1979年公開の映画。
以前、当ブログでパンフレットを取り上げましたが、そのチラシです。

「エースをねらえ！」は先にあったTVシリーズの放送でテニスブームにもなりました。
そこで映画化です。
安易なテレビ編集版ではなく劇場用新作です。
画のクオリティも上がり88分という短い時間ながらアニメ映画としての大傑作です。

しかし今は無くなった２本立て上映のシステムですが、両方の作品が面白いというのはなかなか無く、だいたい１本が良くてもう１本がダメが多い。（どちらもダメもあった）

この組み合わせは辛いですね。最初から客層が違いますものね。
「じゃりン子チエ」と「フリテンくん」という組み合わせも辛かったですが、どちらもアニメということで何とか耐えた。