なつかしもん(移ってきました)

70年代から昨日まで人によっては懐かしいと思えるものを置いていきます。
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コロナ禍でも建設中

2021-08-29 00:11:00 | ■映画館
緊急事態宣言やらでしばらく新宿には来ていなかったが
久しぶりに来てみて色々と街が変わっていたので驚いた。
無くなった店がこんなにも多いのか。

新しく出来たものもあって最も驚いたのは元新宿ミラノ座があった場所。
期間限定のVRシアターもあった場所にそびえ立つビルが建設中であった!
コロナ禍でも建設は進んでいたんだなあ。

一周回って撮ってみた。







工事現場を囲う塀がアートをしていて見るべきものとして存在していた。




おまけ
歌舞伎町のこの場所。人より鳩の方が多かった。

ゴジラ対ハト 鳩目線で見た感じ。



アメリカンコメディ映画

2021-08-15 10:48:00 | ●映画を思い出すもの 2
最近あまりバカバカしいコメディ映画を観ていないなと思った。
入って来ていないのかな?
よく海外のコメディ映画は日本ではヒットしないと言われてきている。

文化の違いとか、知っていなくてはわからない事が笑いの元になっていたりするからだ。

それでも面白い物はある。パンフレットでふり返る

メル・ブルックス 新サイコ」1978年日本公開
これはメル・ブルックスの中でも一番繰り返し観たなあ。
全編ヒッチコック映画のパロディになっているが幸いヒッチコック映画は全部見ていたので楽しめました。

スペースボール」1988年日本公開(日本公開まで1年掛かってる)
これもメル・ブルックス。もちろんスター・ウォーズのパロディ


トップ・シークレット」1985年日本公開
「フライング・ハイ」に続くおバカ映画。ZAZと言われた3人組の映画。
他の海外のコメディ映画にも共通して言えるのは役者がやりきっていること。大物の役者でもバカな役、行為を違和感なくやりきっているところが面白さにつながっている。
ここでもヴァル・キルマー、オマー・シャリフ、ピーター・カッシングがやりきる!

サボテン・ブラザース」1987年日本公開
ジョン・ランディス監督と夢の3人チェビー・チェイス、スティーブ・マーティン、マーティンショート

ポリスアカデミー4 市民パトロール」1987年公開
回を重ねるごとにキャラクターが増えていく。これ後もシリーズは続くが今作でメインキャストが降板して以降は別物感があるなあ。
これにはシャロン・ストーンがヒロイン役で出ているが印象薄し。

ビバリーヒリビリーズ じゃじゃ馬億万長者」1994年公開
昔のTVシリーズの映画化だけどそのテレビドラマは見たことなかったけど「沈黙の戦艦」に出ていたエリカ・エレニアックが出てたから観に行ったところが大きい。


パロディ・ギャグ映画は不謹慎だったりギリギリのものを笑いとして扱うことが昔の映画ではあった。今は厳しいからねえ色々難しそうですね。

楳図かずお先生の恐怖マンガ

2021-08-09 09:20:00 | ☆コレクション
昔の少年少女は娯楽ではある程度の共通体験があった。
それは今ほど多岐にわたる娯楽がなかったからだ。

漫画もそうで、今のように漫画誌も多くないしネットの漫画なんてものもなかった。

そんな昭和の漫画で楳図かずお先生の特に恐怖マンガは多くの少年少女に読まれていたと思います。
昔は恐怖マンガを描く漫画家は多かったですがストーリーと描写力、演出で楳図先生は頭抜けていました。(古賀新一先生も好き)
恐怖漫画家、怪奇漫画家、ホラー漫画家、いろいろな言われ方がありますが皆、個性が強すぎて読む人を選びます。
楳図先生はその中でも一般に受け入れられる作風でした。
ギャグ漫画「まことちゃん」やSF漫画「漂流教室」とかを描いていることでもわかります。

そんな漫画はこんな感じで単行本で出ています。
「半魚人」他に「ひびわれ人間」「恐怖の首なし人間」収録

表紙の裏に書かれている文句が素晴らしい!

「のろいの館」他に「怪談」収録
赤ん坊少女タマミが怖かった。

「キツネ目の少女」

「楳図かずおの呪い」これは平成発売


楳図漫画はほとんどスクリーントーンを使わずに描かれています。
最初の3冊は全く使っていません。ほとんどが定規を使った均等線とベタ、少量のカケ合わせだけです。(着物の模様も手描き)

最後の1冊は使っていますが限定的です。

劇場版 未来少年コナン

2021-08-01 18:32:00 | ●映画を思い出すもの 2
1979年に公開された劇場版 未来少年コナン

前年にTV放送されたものを再編集して劇場版として公開された。

当時は再放送もなくビデオもない時代だったので喜んで映画館に出かけた。
今はなき「京王地下」という映画館で弟を連れて観に行った。
WiKiでは同時上映の記載があるけど1本立てでした。(当ブログの前売り半券カテゴリに)
場所はバルト9の手前辺りだった。

その時は子供でアニメ映画を観るという高揚感で細部なんて気にしていなかった。

大人になって改めて観たらあまりの酷さに唖然とした。

まずオープニングは静止画に映画のために作った研ナオコさんの歌が流れる。↓こんなところにタイトル入れる?

監督は宮崎駿さんではない。この為に実写映画の監督を連れてきたのだ。
昔のアニメ映画にはよく実写の映画監督の名前を入れた。(監修とかね)
宮崎駿さんの名前はオープニングに名前も表示されない。
完全にこの映画版からは離れているのだ。

オープニングの後に流れる「西暦2008年7月、人類は絶滅の危機に直面したのナレーションのバックの音楽がひどい。
この終末感のある画に対して使う曲ではない。TV版では重いBGMだったのが映画ではどこかカッコいい曲になっている。多分これは絵にある摩天楼側によったイメージで付けられたのではないかと推察する。

とにかく映画版はわざわざ作曲家を変えたりやらなくていいことを色々やっている。
そしてその感覚がすべて戦後くらいの感覚なのだ。
音楽はのどかな風景が映ればのどかな曲、悲しければ悲しい曲というようにわかりやすい曲しか付かない。
おかしいのは風景はのどかだけどその前にあった出来事からすればそこはその曲じゃないのに映し出されるものに合わして流しちゃう。
ダイスのテーマらしきものも浪花節的曲だし、その他昔のキャバレーの生演奏ような曲が多い。

効果音も無駄に付けている。
機関銃を撃てばレーザービームのような音がたされている。
何をするにも音が付いている。まるでトムとジェリーとか鉄腕アトムのように何にでも音が付けられている。

全体の編集もひどくて、まあ26話を2時間にまとめるなんて難しいわけで。
数あるTVシリーズを映画に再編集したものでこんなにひどいのは観たことない。
まるで途中の粗編集を見せられているのかと思っちゃう。
後半に行くほど粗くなる。繋がりがなさすぎて初見の人にはなんだかわからないはず。

どうせ作るんだったらもっと未来少年コナンを理解している人に関わってほしかったな。
なんか「アニメは子供の見るものだから」って「子供にはこんな感じでしょ?」って作られたようにこの映画版は思えちゃうんですよね。
(これはTV版の画面)

映画ではこのテロップが出る。
TVではこの部分は第1話の「のこされ島」と出るところ

エンドクレジットにTVのスタッフが流れる


パンフレット

宮崎駿の名前はない

宮崎駿の名前はないのに本人が描いたイメージボードや

絵コンテ

設定資料

が、収録されているパンフレット(どこにも名前はない)


この頃のパンフレットの値段は300円程度

これから未来少年コナンを見ようという人はまとまっているから、時短だからといって間違っても劇場版を観ないように!そしてそれで評価しないように!
全く違う作品ですから。