なつかしもん(移ってきました)

70年代から昨日まで人によっては懐かしいと思えるものを置いていきます。
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1982年 夏映画

2018-11-24 20:49:00 | ●映画を思い出すもの 2
今見ると余計この1982年夏公開映画のラインナップのすごさ!
こんなにひと夏に揃えちゃっていいんですかねー。
もったいないくらいです。

映画雑誌の「スクリーン」か「ロードショー」の記事から。

アカデミー作品賞の「炎のランナー」、イーストウッドの「ファイヤーフォックス」
「ブレードランナー」、「ロッキー3」、「ポルターガイスト」
ナスターシャ・キンスキーで2本「キャット・ピープル」「ワン・フロム・ザ・ハート」
ボグダノビッチの「ニッケルオデオン」、「ロアーズ」
シュワちゃんの「コナン・ザ・グレート」、ハル・ニーダム「メガフォース」

なんて幸せな夏休み。

ミッドナイトクロス Blu-ray

2018-11-03 22:28:00 | ⇔同じ映画なのに比較
久しぶりの比較。
(画像をクリックして大きめな画像で見るとよくわかります)

今回はやっと日本でBlu-ray版が発売された映画「ミッドナイトクロス

今までビデオテープ、LD、DVDと発売される度に購入してきた自分にとって大事なとても好きな映画です。
日本版の発売がいつも遅い、そんなにメジャーな作品でないので発売されるかもわからないから常に輸入盤を先に買っていました。

Blu-rayもアメリカのクライテリオンから2011年に発売され購入。
そして2018年やっと日本でもBlu-ray版が発売された。

11月1日に送られてきたので即観。

先に観ていたクライテリオン版と違うぞ。
まあクライテリオン版はマニアを満足させるための手間をたっぷりかけたものなのだけど。
デ・パルマ監督監修だしね。


まず映像の前にジャケット。
クライテリオンは他の映画もアートなデザインで統一されている。
比べると日本はもうちょっと工夫がほしいな。

ここから画像は上がクライテリオン版、下が日本版
クライテリオン版は黒がしっかりしている。日本版はカメラを高感度にして撮影した時のようにノイズが目立つ。これは他の部分でも共通。

白の表現が違う

日本版はノイズが目立ちDVD映像のよう

文字のシャープさが違う

精密さが違って見える

キメの細かさ肌の質感、スクリーンサイズがなんか日本版高さ短い?

フォトショなんかで自動色補正をするとこんな感じなる日本版の色

色合い 高さ

ここのシーンは何故か編集が違うのだクライテリオン版には日本版にある少し顔を動かして写真を見るシーンがはっきりと写っていないのだ(クロスフェードで薄っすらと見える)。なぜだ?

この頃のナンシー・アレンは本当に良かった

デ・パルマならではの俯瞰ショット



ミッドナイトクロスは全ての画面構成が素晴らしい

ジョン・リスゴー!

この俯瞰ショットも効果的で物語、音楽とマッチして自分も舞い上がった気分になった。
それも映画館のスクリーンで観たほうがより感じられる。デ・パルマ作品はスクリーンで観るのが良い。

叫び声

映画史に残る美しくも悲しい花火シーン。いつ見ても泣ける。

クライテリオン版の特典映像は監督ブライアン・デ・パルマのインタビュー

劇中ファーストシーンから多用されたステディカムカメラの発明者でありそのシーンの撮影者のギャレット・ブラウンのインタビュー。マニアな人選だ。

ナンシー・アレン インタビュー

デ・パルマ幻の初期作品「Murder a la Mod

他にスチール写真集と唯一日本版と共通な劇場予告編

日本版の映像特典は撮影監督のヴィルモス・ジグモンド インタビュー

ナンシー・アレン インタビュー(2012)

プロデューサーのジョージ・リットー


クライテリオン版を開くとこんな感じ

お洒落である

ブックレットの中には映画に出てきた雑誌の再現ページや

ジャックの勤めるB級映画会社の作った映画のポスター集(映画の中で見えた)

クライテリオン版開封前

日本版を開くとこんな感じ


同じハイビジョン映像でもだいぶ違いがあるのですね。
日本のは明るくし過ぎと白くし過ぎ、シャープさも足りないのだと思うのです。

今回のブログは多分過去最長だ。
「ミッドナイトクロス」BLOW OUTをこのブログで扱うのは何度目かな?
YOUTUBEに置いてある日本の劇場公開時の予告編はまだ生きてる模様。