今月の24日、名古屋では松田ジムによる楽しみな興行がある。
メインは前回「疑惑の負傷判定」で決定戦に勝って新チャンピオンとなった、
東洋太平洋スーパー・フライ級王者、石原英康の初防衛戦。石原の汚名返上に
期待がかかるところだが、他にも興味深いカードがいくつかある。
まず松田ジムのホープの中では個人的に一番期待している菅原雅兼が、
東洋太平洋バンタム級王者ジェス・マーカとノンタイトルで戦う試合。
マーカは「日本人キラー」と呼ばれる老獪な技巧派で、これまでにも
何人もの日本人ホープが彼に翻弄され、完敗を喫している。ボクシング
ファンの間では、「バンタム級で世界に行くならマーカに勝ってから」
というのがここ何年かの決まり文句のようになっているほどだ。
菅原は今までマーカと対戦してきた日本人選手たちと違い、どちらかと
言うとパンチ力や勢いよりも、技術やスピードで勝負するタイプだ。
マーカ相手に技術戦を挑むのも無謀な気がするが、試合間隔が空きがちな
マーカの勘が鈍っていれば、前半にポイントを奪って判定勝ちする可能性も
ある。またこの際には、「名古屋判定」という不名誉な言われ方もする
地元有利の採点によって助けられる部分もあるかもしれない。
そして最も驚いたのが、小懸新と浅井勇登という、名古屋の実力者同士の
対戦だ。名古屋に限らず、有望選手の少ない地方都市においては、いい
選手が出てくると出来るだけ弱い相手と戦わせ、大事にキャリアを積ませる
傾向がある。だからこそ、このカードは異例中の異例と言っていいだろう。
日本、世界、東洋とことごとく挑戦に失敗し、やや見限られてきた感のある
「かつてのホープ(とは言え現在のランクは日本フライ級1位)」浅井と、
あの畑山隆則を育てた柳和龍トレーナーの愛弟子で、現在13戦無敗(1分)。
まさに新しい「名古屋のホープ」と呼ぶにふさわしい小懸(日本スーパー・
フライ級2位)。下馬評では勢いのある小懸が、浅井に引導を渡すだろう
という声が多いようだが、果たしてどうなるだろうか。
メインは前回「疑惑の負傷判定」で決定戦に勝って新チャンピオンとなった、
東洋太平洋スーパー・フライ級王者、石原英康の初防衛戦。石原の汚名返上に
期待がかかるところだが、他にも興味深いカードがいくつかある。
まず松田ジムのホープの中では個人的に一番期待している菅原雅兼が、
東洋太平洋バンタム級王者ジェス・マーカとノンタイトルで戦う試合。
マーカは「日本人キラー」と呼ばれる老獪な技巧派で、これまでにも
何人もの日本人ホープが彼に翻弄され、完敗を喫している。ボクシング
ファンの間では、「バンタム級で世界に行くならマーカに勝ってから」
というのがここ何年かの決まり文句のようになっているほどだ。
菅原は今までマーカと対戦してきた日本人選手たちと違い、どちらかと
言うとパンチ力や勢いよりも、技術やスピードで勝負するタイプだ。
マーカ相手に技術戦を挑むのも無謀な気がするが、試合間隔が空きがちな
マーカの勘が鈍っていれば、前半にポイントを奪って判定勝ちする可能性も
ある。またこの際には、「名古屋判定」という不名誉な言われ方もする
地元有利の採点によって助けられる部分もあるかもしれない。
そして最も驚いたのが、小懸新と浅井勇登という、名古屋の実力者同士の
対戦だ。名古屋に限らず、有望選手の少ない地方都市においては、いい
選手が出てくると出来るだけ弱い相手と戦わせ、大事にキャリアを積ませる
傾向がある。だからこそ、このカードは異例中の異例と言っていいだろう。
日本、世界、東洋とことごとく挑戦に失敗し、やや見限られてきた感のある
「かつてのホープ(とは言え現在のランクは日本フライ級1位)」浅井と、
あの畑山隆則を育てた柳和龍トレーナーの愛弟子で、現在13戦無敗(1分)。
まさに新しい「名古屋のホープ」と呼ぶにふさわしい小懸(日本スーパー・
フライ級2位)。下馬評では勢いのある小懸が、浅井に引導を渡すだろう
という声が多いようだが、果たしてどうなるだろうか。