ボクシングレヴュー

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ジョー小泉氏が殿堂入り

2007年12月12日 | その他
今年のボクシング殿堂入りメンバーが選出され、その中に
解説者、文筆家、トレーナーとしても活躍する国際マッチメーカー
ジョー小泉氏の名前があった。日本人の殿堂入りは、ファイティング
原田
氏(元世界フライ、バンタム級王者)に続き12年ぶり2人目。

一般的に「ボクシング殿堂」というと、その規模の大きさから
米国ニューヨーク州カナストータにあるもの(International
Boxing Hall of Fame
、1990年設立)を指すことが多い。
今回、小泉氏を選出したのも同機関である。

その他、ロサンゼルスにある殿堂(World Boxing Hall of Fame
1980年設立)も比較的よく知られている。ちなみに、原田氏は
こちらの方の殿堂入りメンバーにも選ばれている。

クセのあるキャラクターは好き嫌いが分かれるところだろうし、
その仕事にも賛否両論はあるが、アジアのボクシング界において
小泉氏が果たしてきた役割は非常に大きい。殿堂入りしたからといって
何が変わるわけでもないが、大変名誉なことであるのは確かだ。


なお、それぞれの殿堂入りメンバーは以下のリンクに記載されている。

 カナストータ版殿堂      ロサンゼルス版殿堂  

2 コメント

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Unknown ()
2007-12-13 19:57:31
本当に快挙ですね。日本だけでなく、東洋のボクシング界にとっても画期的な事だと思います。でも本当なら欧米以外の地の選手や人ももっと選出されてるべきで、ジョーさんもとっくに入っていて当然だと思います。アメリカなんてジャーナリストとかかなりの数で殿堂入りしてますし、世界的競技なのだからもっと地域的均衡があるべき。少なくともジョーさんに比肩する仕事量をこなしてきた人は、世界中でもいないと思います。そして個人的には質においても世界随一だと感じます。

そういう意味でジョーさんの殿堂入りは、今後の日本や東洋権のボクシングやボクシングジャーナリズムへの波及は(評価も含め)かなり大きいと思います。大袈裟に感じられるかもですが、パッキャオの活躍による東洋圏選手のブレークスルーとかぶる物があります。日本以外の東洋圏の国でも、殿堂入りする関係者が出れば(その人が書いたというだけで価値が上がるし)その国のボクシングへの恒常的な良い材料になると思います。

しかしずっと気になるのは、あの人がいなくなったら継ぐ人はいるのかって事ですね。知識も経験も豊富で、論理的で、マルチな才能があって、仕事量が凄くて、トライアングルで(実際はそれ以上でしょうか)、選手を育てる事も出来て、顔が世界中に聞き、解説できて、おまけにタフ。無理ですかね・・・あまりの巨人ぶりに素直に認められない人もいるんでしょうが(それに何でも批判すればいいと言うような考えの人もいるし)、並ぶ人のいない物凄い偉人だと思います。これからは後継者育成も考えて欲しいです。ジョーさん、おめでとうございました。
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Unknown (たかお)
2007-12-18 07:17:54
bさん、こんにちは。

ボクシングはグローバルな競技ですが、
「世界で活躍する日本人」というのは
意外と少ないように思います(だからといって、
能力的に他の業界関係者の仕事がジョーさんに
劣るというわけではありませんが・・・)。

ジョーさんの殿堂入りが、日本のボクシング界に
とって良い刺激になるといいですね。
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