ボクシングレヴュー

「TM」はタイトルマッチ、階級名につく「S」はスーパー、「L」はライトの略です。

ボクシングニュース

2006年11月09日 | その他
徳山の動向、続報

 WBC総会を機に、徳山の周辺が急激に動き出した。
 まずは現役続行がほぼ確定。問題は次戦の相手だが、長谷川、
 名城、暫定王者ミハレス、あるいは(来年1月のミハレスとの
 再戦で勝てば)川嶋、スーパー・フライ級1位のアルセらの
 名前が挙がっている。しかしアルセは人気選手だけに現実的には
 交渉が難しそうだし、名城やミハレス、川嶋との対戦に徳山本人は
 それほど乗り気でなさそう。したがって最有力候補は長谷川、
 ということになる。

 しかし長谷川も13日に防衛戦を控えており、まずはその結果を
 見てから、という姿勢のようだ。いずれにせよ、徳山が、あるいは
 ボクシングファンが望むビッグマッチが来年には見られそうだ。


イーグル、絶好調

 イーグルの調子はとにかく良さそうだ。相手のトレホは、
 前回イーグルが判定勝ちしたロデル・マヨールにKO負けしている
 ことからも、イーグルの楽勝が予想されている。しかしここまで
 順調だと、かえって不安になってくる。かつてイーグルは、今回同様
 楽勝と思われた相手との防衛戦で、肩を骨折し負傷TKOで王座を
 追われた苦い過去がある。あまり余裕を持ち過ぎると、何があるか
 分からない。もちろんイーグル自身がそれをよく知っているだろうが。
 
 ついでだが、イーグルに関してこんなエピソードも報道された。
 これだけ心強い「セコンド」がついていれば、負ける気はしないだろう。 


長谷川も好調をアピール

 一方、イーグルとダブル世界戦を行う長谷川も好調のようだ。
 それに比べ、挑戦者のガルシアは公開スパーリングでダウンを喫するなど
 不調が伝えられている。これもイーグル同様、長谷川の防衛は間違いないと
 いうようなムードが漂っているが、果たしてガルシアの実力はどれほどなのか。
 決して侮ってはならないと思う。

 専門誌によると、長谷川はいずれ海外進出したいという野望を持っているという。
 最近になって徳山戦が急浮上してきたので情勢は多少変わりそうだが、
 何はともあれ、この防衛戦に勝つことが第一の関門だ。


高山、子供番組に出演?

 最後はちょっと微笑ましいニュース。先日見事なボクシングでWBA暫定王座を
 獲得した高山だが、試合後のリングに子供たちを大勢上げて記念撮影をしていた
 のが印象に残った。世界王者に対してこんな言い方は失礼かもしれないが、
 高山というのはどこか可愛らしい風貌をしているし、番組に出れば子供たちにも
 人気が出るかもしれない。