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Dig it ちゃぶ台カーモデル製作記

ちゃぶ台で作ろう!カーモデル

ラジカセ(!)購入

2013年05月30日 02時15分59秒 | 70~80年代の音楽

17年前に買ったミニミニコンポは未だに持っているのですが

CDのピックアップ不良でCDは聴けず、カセットデッキもおシャカ。

ラインインにiPod繋げて再生していますが、普段は扉付き収納にセットしているので

深夜の仕事の時はiMacの内蔵スピーカーで音楽を聴いています。

いくら何でもなんだかなぁ。。ということで去年の春くらいからヨドバシに行く度に

PCスピーカーとかiPod用のアンプスピーカーとかチェックしているんですけど全く購入意欲が湧かず。

 

以前、週間FMの記事をエントリーした際、いただいたコメントの返事を書いていて

>今また昔のオーディオ機器が欲しくなっています。

僕もソニーのジルバップをオクで・・・と毎週新しい出品をチェックしています。

カセットは動作できなくても、ラインインでiPod繋げてアナログ再生してやる!なんて。。。。

 

ここ一年ほどヤフオクチェックしておりましたが「これは出物!」という物件を落としました。

普段3999円以上の落札が出来ないのですが、何故か先週末は期間限定で「解除」されていて

いつもは4000円越えると諦めてしまうのですが、競ってしまいました。

 

中学時代の憧れた逸品、ソニーの名機ステレオジルバップCF6600

CF6500というプラスチック筐体のラジカセがありましたが、

それに木製キャビネットとサランネットを装着して「高級な佇まい」になった機種です。

ヤフオクラジカセ物件はピンキリで、大まかに3タイプに分類されます。

1 電源の入らないもの(オブジェ品。直すにしてもどこから手をつければ判らない。。。)から

2 カセットデッキ部のみ不作動。

3 完全動作品(中には分解クリーニングまで)は結構な金額まで競い上がります。

僕が望んでいたのはラジオが聞ける。カセットは年代的にも動かなくても可。

というのも2年前の引っ越しの時に所有カセットテープをほとんど処分してしまったため。

(当然、今となっては大後悔・・)

持っているソースはiPodなのでラインインでスピーカー代わりに使えればオッケーでした。

で、こちらの物件は外見は2カ所の凹みと1カ所のネットの破れ程度。

ラジオは聴けるがカセットはダメというものでした。

そうそう、メーター関係も動作不良ということもありますが、

この物件はキチンとレベルメーターが作動します。

物件到着後、早速ライン接続して外部入力モードに切替えてiPodを接続しました。

 

 

右チャンネルから音が出ない!

 

ステレオモードをモノラルに切替えれば音が出るので

右側のピンジャック入力端子が死んでいる状態でした。。。。

とても壊れるような箇所じゃ無いんだけどな・・・

うーむ。まぁFMの受信は出来るから最悪トランスミッターで飛ばせばいいか。

と思いましたが、これでも昔は初級のオーディオマニア&秋葉の店員だ!

 

裏側からバラし、コネクターの黒い板を外してから真ん中の基盤を慎重に取り外してみた。

丸で囲ってある横のコネクターを外して、故障しているコネクターとチェンジ!

なんて甘い事考えていましたが、どっぷりと半田付けされていてこりゃ無理だわ。

最悪基盤を壊してしまい「オブジェ化」になってしまう。

と、黒い板のすぐ横のこの黒いスイッチなんだ?と思い、弄ってみたら

ラジカセ上方のモード切り替えにリンケージされていて上方からガチャガチャ動いてる。

試しにライン接続してiPod繋げたら。。。音が出た!いわゆる経年変化による「ガリ」でした。

念のため接点復活剤をちょん塗りしておきました。ヤッター!ちゃんと聴けるようになったぞ!

折角筐体を開けたのでささっとホコリを拭いて、クルマ用の消臭剤を隙間にセット。

古いプラモの箱を開けたときの「あの匂い」がわずかにするもんで^^

上面のディティール。ステレオ・モノの切り替え、ボリューム/トーンと左右バランス。

チューニングレベルメーターは残念ながら不作動。

AMとFMの切り替えにチューニングダイヤル。下のはガチャガチャいっていたモード切り替え。

当時の記憶ではもっと色んなスイッチがついていたような。。超シンプルだ。

基本ラジオとカセットを聴くためのメカなのに中身ぎっしり。

今の電気製品のようにプリント基板など使っていない、全て半田付の基盤だし結構な重量。

金属パネルは経年変化による腐食が凄い。マジックリンなどでは絶対に取れません。

こんな時はコンパウンドで研ぎ出しです。田宮の粗めで撫でてやればこの通り。

ヒマを見つけて全体的に磨いてやります。

さっきまで仕事をしていましたが、この機種が発売されたのは1978年。

早速当時の曲を流しましたよ~。

iPodのデジタルソースとはいえ、再生機は思い切りアナログ。

とても丸みがある暖かい音だ。うーん実にしっくり来る。

当時価格69800円。中学2年生にとっては宇宙です。

お年玉貯めて買ったのがソニーの20600円のモノラルラジカセでした。

ラジカセ総合カタログ眺めては「いいなぁ。いいなぁ」

同じクラスの奴がこのジルバップ持っていて何度も見せにもらいに行ったのを思い出します。

ソニーがソニーらしかった商品です。床に置いていても存在感強し。

PCスピーカーには無い佇まいに満足!

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
やった! (ひろポン)
2013-05-30 15:01:48
>たかとと様こんいちは。
こりゃ凄い買い物を!思いきりましたね。
わかるわかる!!!
これ話題になりましたもんね。
ラジカセか~、私も高校んとき最初に買ってもらったSONYの
マガジンマチックCF1300を探しています。
そんでもって昔持っていたアンプやレシーバーをもう一度(笑)
そうか、ガリや些細な不調程度ならたかととさんにお願いすれば
直して頂けるかな。思いきって落とそうかなあ。
返信する
満足しています! (たかとと)
2013-05-30 17:59:58
ひろポン様
こんにちは。
ひろポンさんから頂いたコメントが元になっております。
オクに出品されているこの手の物は、趣味でレストアして出品されているケースがあります。
程度極上。それでも当時の定価より安く即決価格が設定されています。
CF1300ですか。ラジカセ黎明期の機種ですね。
一年程オクをチェックしていますが見た事ありません。難しそうですね~
家の状況(自室なし。。)が許せばフルコンポで!も夢見ますが無理です。

>ガリや些細な不調程度ならたかととさんにお願いすれば
直して頂けるかな。
いやいや正直無理です。今回も基盤裏返しましたが、素人を寄せ付けない雰囲気プンプンでした。
ガリはガチャガチャ弄ったりすれば接点回復しますが、コンデンサーや回路は触れないですね。

昨晩は3時まで仕事をしていましたが
この機種の発売された頃の曲を流し続けていました。
当時の雰囲気をそのまま連れて来てくれたようでした。
こういうのって悪くないですね。
返信する
とてもカッコいいラジカセですね! (吉田 優)
2013-05-31 12:56:11
たかとと様

いや~とてもカッコいいラジカセですね!!!
当方もラジカセではないですが
TA333ESX(プリメインアンプ)をレストア中なので
昔のオーディオ機器に対する憧れ
みたいな気持ちわかります

当時の音楽をこの手のオーディオ機器で聴くと
デジタルでは味わうことの出来ない
何とも言えない いい空間が流れますよね
是非、ラジカセ大事になさってください。(^O^)/
アナログ万歳!!!
返信する
ココまでがラジカセの王道! (たかとと)
2013-06-01 01:34:46
吉田優様
こんばんは。
いいでしょ!いいでしょ!
中学時代の憧れの機種でした。
高校に入ってすぐ「ステレオラジカセ」と原付(初代タクト)購入のためにバイトしました。
その頃にはこの機種は生産中止になっていて
シャープのでかいラジカセ買いました。
価格はソニーのものより2万円も高かった!
音質もシャープの方が断然良かったです。
ただ「高級ステレオラジカセ」は今回購入したCF6600までだったように今はそう思っています。
これ以降はダブルラジカセやイコライザー。もちろんCD付き等ギミックに走っていったように思えます。
懐かしの機種を眺めて「スイッチ少ないな。トーンコントロールのみでラウドネスも無い」シンプルに高品質で聴かしていたんだなぁと感じました。

おっしゃる通り、この機種の時代の音楽を流すと その外見とマッチしてすごくいい雰囲気に浸れます。

本当にアナログ万歳です。
(オーディオセット潰してしまったのが悔やまれます。)
あと国産旧車に乗り続ける感覚にも近い気がしたりもします。
返信する
今でも人気のラジカセ (topaz)
2013-06-01 10:42:32
はじめまして、topazです。
オークションでも人気のあるラジカセですね。
どうやら定番の故障症状のようです。
接触不良を直せば、アンプとしては使えますね。
劣化部品の交換をすると、さらに澄んだ音になり低音も増加します。
こちらもCF-6600を現在修理中で、各部調整の段階に入りました。
オーディオ部品を使用したカスタマイズですが、もしよろしければ、「SONY CF-6600の修理とカスタマイズ」というホームぺジをご覧ください。

ラジカセと同じ年代の曲を再生すると、さらにしっくりきますね。
返信する
いつも拝見しております! (たかとと)
2013-06-02 01:17:25
topaz様
初めまして。
コメントありがとうございます。
まさかtopaz様からコメントを頂けるとは。光栄です。
実はずっと前からHP拝見させて頂いておりました。
昔のカタログ・パンフレットのページが特に好きで
CF6600はもちろん。xyzにsir-3、私が最初に買ったCFM-838(スニーカー)のパンフまでモニター表示後JPEG保存させて頂いておりました。
特にCFM-838は私の記憶からも薄れていただけに、発見したときは飛び上がるほどでした。

今回裏蓋を空ける際にもtopaz様のCF6600修理ページの1枚目の写真を見てラインインのパネルまでは外れるな。と確認していました。

基盤を外し裏面を見て、半田の様子でもうビビってしまいました。全然メカに詳しくないので「これは壊してしまう!」と直感しました。

topaz様の修理記のフルレストアに驚愕しています。
電気回路系はチンプンカンプンなのでなおさらでした。
70年代から80年代にかけてエアチェックしたテープは全て処分してしまったので(残念)カセットユニット故障の機種を購入しましたが
ライン入力が当初出来なかったのには声も出ませんでしたが、機能切り替えのスイッチをカチャカチャ弄っていたら直った時には「やった!」と。
あの黒いスイッチをリンケージ作動しているのは可笑しかったです。

>ラジカセと同じ年代の曲を再生すると、さらにしっくりきますね。

ここ数日78年頃の洋楽を再生しています。
本当にしっくりします。不思議です。

残念なのは処分したカセットテープ。
今となっては懐かしいHFやDUADだけでも保存しておけば良かったと後悔しています。
返信する
ご存知でしたか (topaz)
2013-06-08 18:29:28
たかとと様、ホームページをご存じでしたとはありがとうございます。
先日、ノートパソコンのハードディスクが故障してしまい修理に出していました。
再設定に大変時間がかかり、壊れたファイルの修復など大変です。
本業とパソコンの再設定で、修理の時間がなくなりました。

カタログは、最近アップしていませんでした。
何かリクエストがありましたら、所有している中にあればアップします。
メールでご連絡してくださってもよいですよ。
返信する
弟も! (たかとと)
2013-06-09 08:04:16
topaz様
こんにちは。
topaz様のHPは内容が濃く、興味深く拝見しておりました。
弟にすごいHPあるぞ。と話した所「知っている。見た見た」と言っていました。
カタログもまだまだ全部は見切れていませんが、これから楽しみに拝見させていただきます!
コメントありがとうございます!!
返信する

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