Dig it ちゃぶ台カーモデル製作記

ちゃぶ台で作ろう!カーモデル

1/43 Alfa Romeo 164 procar(完成)

2016年02月27日 23時40分42秒 | 1/43 scale

1/43 ALEZAN Alfa Romeo 164 procar 完成しました。

実車を初めて知ったのは1989年頃のカーマガジンの海外ショーレポート記事。ジュネーブだったかな。

アルファロメオ164のボディのリアウインドウ越しに見えるのは、

本来リアシートの位置に低くマウントされたV10エンジン。この佇まいにはやられました。

当時は単なるドンガラの「ショーカー」だと思ってました。

このキットを作るにあたり色々と調べたらドンガラ・・・・・?

とんでもない。パトレーゼがテスト走行を行ってました。

 

 

これはモンツァでの風景ではありませんが。バカ速い!(モンツァでは330km出たそうです)

 

当時のアルファロメオは本気だったみたいですね・・・そんな余裕あったのか疑問ですが。

このV10エンジンはF1に積むことを前提に開発されていたということも調べてみてわかりました。

プロカーというとBMW M1を連想しますが、164プロカーのレースも見てみたかったですね。

実車は2台製作されたようで、一台は現存。もう一台は「Cカー」のようなボディへと改修されたようです。

 

去年の夏、友人Mさんと中野のまん◯らけを覗いた際にこのキットを発見(2,000円)

セコハンなのでシュリンクパッケージされてましたが価格も価格なので即買いしました。

すぐに喫茶店に移動して中身を確認したら・・・特徴的なリアの造形はリアシート上部が露出している入浴状態。

このお店ではノーマルの164も売ってましたが、そのノーマルボディにへんてこりんな造形のインテリアパーツと

ホイール、タイヤ、リアウイングを差し替えたプロポーションキットのようでした。

 

すっかり肩透かしをくらいましたがテンションの上がった気持ちは抑えられず

手持ちの1/43キットのパーツを複製して「雰囲気プロカー」を製作したという流れです。

 

エンジンはタメオのフォードV8を2個エポパテで複製して途中で切断・接合してV10にしました。

真鍮パイプを潰したファンネルや半田を曲げたエキゾースト等は写真を見ながらでっち上げ。

ギアボックスやアッパーアーム・ロアアームは1/43アルファロメオT185のパーツを流用し

ブレーキダクトやエンジンスターターガイド(?)等はプラ板で工作しました。

 

何気に大変だったのはホイールハウスのカット以外は無垢のボディを

エンジン、フェンダーインナー、ギアボックスが収められるよう削りたおしという作業。

おそらくこの作業が後のリアボディの歪みへと繋がってしまったかもしれません。

 

レジン製リアウイングはとんでもなく変形していたのでプラ板で作り直しました。

バキュームのウインドウは厚さにムラがあり、黄変も激しかったため使用は諦め。

曲面を作ったプラ板を切り出して貼り付けました。

 

ボディ一一体のフロント・リアのレンズ類(塗り絵ですね)はお湯まるで型を取ってクリアレジンで複製。

最初は複製したクリアレジンのフロントライトを使おうと思いましたが

気が変わって1/24タミヤサンクターボのレンズを切り出してはめました。

リアテールレンズはクリアレジンで複製したものを塗装して装着しました。

という感じで25~6年前に鮮烈な印象を与えてくれた雰囲気164procarを作ることができました。

去年は初めて1/43のキットを3つ作りました。今年はちょっとお休み。

来年にはサスアームを提供してくれたアルファのダメな子。185も作って並べたいな。

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タミヤ 1/12フェアレディ240ZG & 240Z(5)

2016年02月21日 17時09分43秒 | タミヤ 1/12フェアレディ240ZG & 240Z

240Zと240ZG。車高調整しました。

 

 

フロントはサスシリンダーの下部でマスキングテープ幅で切断して接合しました。(左側が接合後)

240Zは3ミリ。ZGは4ミリ切断しました。接合後、強度増しのため中央に真鍮線を打ち込んでます。

 

リア側はサス側に接着するブレーキユニットの取り付けを上にずらして対応します。

 

ブレーキユニット側のダボを240Zを2ミリ、ZGを3ミリ削り飛ばしました。

 

調整前。

 

調整して接着後。破損するとガッカリなので溶解系接着剤でがっちりと接合。

 

足回りパーツの調整終了。

 

修正前。上がり気味ですね。

 

調整後。これくらいの方が落ち着きます。(こっちの写真 調整前の写真にあわせるために反転してます)

 

240Z。前3ミリ、後ろ2ミリ落としました。

 

ボディとタイヤトレッドもこれくらいでいいかな。

 

ZG。前4ミリ、後ろ3ミリ落としました。

 

前回記事でトレッドを1ミリ外に広げようと書きましたが、車高を調整したらいい具合に収まったようです。

 

1/12はパーツ数が多いのでできた分から組んでいこうと思います。

ボディ関係は後回しにします。(こっちもやること多そう)

 

 

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1/20 Liger JS39(タミヤロータス107B改)完成

2016年02月20日 00時25分11秒 | Formura 1

3回目。タミヤロータス107B改、Liger JS39の完成。

ウイリアムズとマンセルの組み合わせでチャンピオンを獲得した1992年に引き続き1993年のF1は

ウイリアムズと前年の浪人から明けたアランプロストの「最強」の組み合わせで席巻すると思われてました。

前年チャンピオンチームのウイリアムズはドライバーズチャンピオンのナイジェルマンセルを

ドタバタの末に離脱させてしまいまた、チームメイトのパトレーゼもベネトンに移籍など

チャンピオンチームらしからぬ印象を得てました。

最大のライバル、マクラーレンはホンダエンジンを失い型落ちのフォードHBエンジンで参戦。

僕自身「ダメだなこれは」と思いながらテレビ観戦してましたが、

V8エンジンを積んだことによる軽量化からか予想外にも善戦。

印象深かったのは雨のドニントンGPでのオープニングラップ4台抜き!での優勝。

これには深夜テレビ観戦していた弟をすげえすげえ!と食い入りました。

セナのドライバーテクニックはこの年が一番だったような気がします。

1993年はモンツァのイタリアGPに観戦しに行きました。グランドスタンドでの観戦は最高に痺れました!

スタート前、完熟走行を終えたフェラーリF93Aが戻り、

スターティンググリッドに就く低走行時のV12ブリッピング。ティフォッシたち大歓声!

同様に戻って来るウイリアムズとマクラーレンには容赦ないブーイング! あれから23年か・・・・・

このレースはセナがブランドルに追突してリタイアした記憶があります。

(今もフジTVのビデオテープがあるから探してみるか)

 

JS39は当時最強のルノーV10を1992年から搭載。「フランスチーム」へのルノーからの贔屓からだと思うが。

1992年はショボかったリザルトも1993年はなんとコンストラクター5位(だぜ)!

ウイリアムズ、マクラーレン、ベネトン、フェラーリに次ぐ!  と言っても合計23ポイント。

ベースキットになったロータス107Bもコンストラクターズ6位でした。

 

製作したのは1993年の最終2戦、日本GPとオーストラリアGPに登場したアートカー。

製作中にタイムリーにも発刊されたGP FILEという雑誌の「1993年」特集を立ち読み(す・すんません)

してきたらこのアートカーの記述がありました。

JT日本たばこがジタンを日本で生産・発売を記念してのスペシャルカラーリングだそうです。

二台体制のうちブランドル車のみに施されたカラーリングでブランデル車は通常のカラーリングで出場しました。

 

1チームで異なるカラーリングというと1986年のケケ車のマクラーレン マルボロライトゴールドを連想します。

1999年参戦のBARがラッキーストライクと555の2台異なるカラーリングでエントリーを企てるもあえなく却下。

食い下がったポラックが検証ビデオとしてプレゼンした時に引用されたのが

ケケのゴールドマクラーレンとリジェJS39のアートカー。

結局1999年以降のエントリーカーは同一カラーリングでなければならぬというレギュレーションになったようです。

 

このカラーリング。カーナンバーにキルスイッチのEマーク、ノーズのコンストラクター名とドライバー名以外

スポンサーマークが全くありません。グッドイヤーでさえないのがすごい。

当時の「ギスギス」した揚げ足取りだったF1の雰囲気のなかで、

他のチームがよくもクレームをつけなかったもんですね。中段チームだからのお目こぼしだったのかな。

マクラーレンが同じようなことをしていたら1~2チーム位文句が来たかもしれませんねぇ。

チームオーナーであるギ・リジェも1992年ルノーエンジン搭載で士気も上がっていましたが結果は低調。

1993年はチーム名は引き継ぐもオーナー交代。そのオーナーも逮捕されたりと複雑なシーズンだったようです。

翌年にはベネトンのブリアトーレに買収されたり(ルノーエンジン使用の権利目当て)と

名前は残れど複雑な道程を辿ります。それでもリジェ無限でモナコGPで優勝したりしましたが

結局アランプロストに買われて1996年にチーム消滅となったしまいました。

 

ロータス107Bをベースにパテ盛りしてリジェのイメージにしてみました。

製作にあたり調べていたら、すでに「JS39アートカー」を作られていた方がいらっしゃいました。

そちらの完成品はジョーダン191ベースで凄まじい改造とカラーリングが施されてました!

レーザープリンター導入でいつかはモデリング。が可能になりました。

パターン化されたGITANEの文字は自作デカールの網点とムラのため張り込んだ後に結局塗装し直しました。

自作デカールで使えたのは女性ダンサーとカーナンバー。ヘッドレスト下のドライバー名とノーズのLigerのみでした。

 

左カウル後方の小さなシュノーケルはどこを冷やすものかわかりませんがプラ板造形して差し込んでおきました。

リアビューミラーはキットのステーからリジェ用に真鍮線で形状変更。取り付け位置も変えました。

コクピットオープニング部、インダクションポッドに繋がる部分も変更してます。

コクピットバイザーは39は透明タイプですが形状だしが複雑なのでロータスのパーツをそのまま黒くして装着。

リアカウル下の排熱穴はこの時期のトレンド。ちらりと見えるエキマニはV10ではなくV8。

ちらりとしか見えないのでスルーしました。

 

この年からタイヤはナロー化されGOOD YEARの文字もCIのイエローに変更されました。

タミヤのGOOD YEAR転写マークはニス部が目立つので保護も兼ねて

つや消しブラックをパラ噴きして保護とトーンの調整をしました。

 

サスパーツの取り付け位置、ウイング形状はロータスのパーツと39で酷似していたのでそのまま流用。

フロント翼端板だけ39はもうちょい天地に低い。ここだけは削ればいいだけだったので処理すればよかった。

 

オーソドックスなマシンなのでロータスから改造してみましたが

まだまだ似ているマシンがあります。フォンドメタルとかミナルディとか。

中段から後方チームが好きなのでいつか作ってやろうかとロータス107Bをタミヤのサイトで調べたら生産休止だそうです。

様々なスポンサーで支えられていた時期のロータスだけに版権も厳しそうな気もします。

 

 

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1/20 Liger JS39(タミヤロータス107B改)塗装編

2016年02月19日 09時00分00秒 | Formura 1

ロータス107B改 Liger JS39の塗装。

ブルー地にGITANESのロゴを大きく配置したボディを遮るようにタバコの煙柄がデザインされてます。

左右で非対称なカラーリングが魅力的です。

 

ベースの白をクレオスのクールホワイトで塗装。

 

軽くクリアを重ねたあと、タバコ煙模様を残すようにマスキング。

 

クレオスのコバルトブルーで青い部分を塗装しました。青塗料は隠蔽力が無く難しいです。

 

各種ロゴ等をイラストレータでデータ作成後、レーザープリンターで印刷しました。(164のも混じってます)

GITANESのロゴはシアン70%で印刷しましたが網点や若干のプリントムラが気になる。

 

ボディにデカールを貼りました。

GITANESのロゴはパターンとはいえやはり網点が気になりました。

 

パターン化されたGITANESのロゴ(フレンチブルー部)を露出するように再度マスキング。(汗)

 

バンダイ1/20のA110に使用し大量に残っていたフレンチブルーを上塗りしました。

 

再マスキングは結構面倒な作業でしたが網点からソリッドになって「やって良かった」な作業でした。

デカールの上から塗装したので段差消しのため、とっぷりとガイヤのEXクリアを塗り重ね

数回の段差消しのペーパー充てを経たあと最終クリアを乗せて磨きだしました。

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1/20 Liger JS39(タミヤロータス107B改)

2016年02月18日 13時09分23秒 | Formura 1

タミヤの1/20ロータス107Bのボディを弄ってリジェJS39へとアレンジしてみました。

着手は昨年の11月頃。1/43を作っていて「大きいのを素で作りたい!」の欲求から作りました。

使用したのは今から15年位前にMr.Craftで買ってきたタミヤのロータス107Bのセコハンキット。

リジェに似ているぞ!といつか自作デカールとか作れるようになったらやってみようと思ってました。

レーザープリンターで自作デカールが作れる環境になったので。

アートカラーJS39は1993年日本グランプリとオーストラリアグランプリの2戦のみ登場したブランドル車です。

 

リジェに似ているなぁ。とは思っていてもやはり全然違う造形でした。(当たり前か・・・)

カウルを中心にパテを盛ります。ロータス107BはJS39に比べて全然スタイリッシュ。

JS39はどちらかといえばオーソドックス(悪く言えば鈍臭い)な造形なのでダルな方向へと盛っていきました。

インダクションポッド後方はリアまで伸びている形状なので、03ミリプラ板を接着して延長。

両脇にエポパテを盛ります。またリアカウル後方もプラ板を接着して幅広にしました。

インダクションポッド脇やサイドポンツーン形状。ノーズ両脇にもパテ盛して造形します。

ルノーV10のヘッド周りを避けるパワーバルジもパテで造形しました。

 

サイドポンツーン前方もカットして形状出し。前下がりな造形なのでパテを盛ってフラットにします。

 

リアタイヤ脇。カウルの絞り込んだあたりの造形は、ウイリアムズFW15と似たような1993年のトレンド。

フェラーリもこんな感じでラジエターやエンジン周りの排熱対策をしてました。

107Bとはまったく違う造形なのでプラ板とエポパテで造形しました。

アンダートレーも弄ったカウル形状に合わせて修正していきました。

 

インダクションポッド後方にパテ盛ってますがこちらは107Bの形状。

 

こちらがおおよそ形になった造形後。

ノーズ周辺も細くスタイリッシュな107Bの造形からパテを盛って太らせてみました。

カウル類は全て接合。カウルオープニングの筋彫りも0.2ミリのBMCタガネで彫り直しました。

実車はもうちょい曲線的ですが手を抜いて直線的にしました。

サスアームの取り付け位置やJS39と酷似している前後ウイング類は107Bのパーツをそのまま使用してます。

組み上げ自体は107Bそのままなので製作記はほとんどありません。

次回は塗装編です。

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