グンゼの1/20 トヨタ2000GT。着手から2年でやっと完成させました。
今から40年近く前のキットだけに気になる部分だけ手を入れました。
フロントグリルの「Tの字」の位置関係が実車とは全然違うので修正。フォグライト部分の面積が小さかったので削って面積アップ。
この時点でキットのフォグカバーが使えなくなったので面積アップした部分をエポパテで造形しヒートピレス用の型を作ってヒートプレス品を装着しました。
フォグライトもキットのパーツは直径5ミリ程度でスケール感に乏しいのでコトブキヤの丸モールドとモデラーズのライトレンズを組み合わせて製作。
リトラクタブルライトのハウジングは勘違いでエランのような丸い感じで作り直してしまったがキットの四角いパーツが正解。
レンズのみモデラーズのパーツに差し替え。キットのままだとプラの厚みで完全に開かないのでボディ側のプラ厚を削り完全に露出するようにしました。
このキットは各ライト類が点灯するというギミックのため、リアから見ると電池ボックスの出っ張りが盛大に張り出していました。
あまりにも目立つためバッサリとカットして佇まいを整えました。
テールレンズ周りのパーツも実車とのイメージとはかなり違っていたのでプラ板とコトブキヤの丸モールドを使用してスクラッチ。
バックランプはモデラーズの小さい方のレンズ、レッドレンズはモデラーズのレンズが残念にも使い切ってしまったためWAVEの透明レンズを使用しました。
後期型の特徴でもある大型化されたリフレクター部もキットでは凸モールドとイメージが違います。くり抜いて各種パーツとフチモールドを作り直しました。
・・・・・・・・・その上に付くはずのアンテナ。ピンセットでつまんで接着・・からのどこかへ飛んで行っての紛失。作り直して後日装着します(T_T)
左右のドアはかなり調整してフィティングさせたはず。。ですが最終の組み上げでチリが合わなくなってしまいました。この段階での調整は厳しいので諦めました。
エンジン部は少ないパーツながら素晴らしい造形。キャブ上のスロットルリンケージと燃料パイプのみ追加工作して若干の密度アップを図りました。
ボディはやたらと角ばったルーフを削り丸みを帯びた形状に修正。
リアフェンダー上が丸く、2000GTらしいエッジの効いたラインが再現されていないのでCピラの付け根あたりをガリガリ削って逆R形状にし、
フェンダーからリアフードにつながる省略されていた稜線をきっちり出し直しました。
左右のメンテナンスハッチもきちんと開きます。中身はキットのままで塗り分けだけしました。
1/20らしくエンジンフード・リアフード・左右ドアが開きます。
リアのバッチやメンテナンスハッチ上の三角形のエンブレムはキットのデカールに付属していない(!)のでレーザープリンターで製作してプラ板に貼って仕上げました。
さらにメンテナンスハッチも開いて「開く部分は全部開く」という素晴らしいキットでした。
おそらく唯一の後期型2000GTのキットをなんとか完成させることができました。