細くて長くて美味いものと云えば日本蕎麦だけど、うどんだって美味しい。ラーメンも悪くない。立ち喰いだっていいじゃないか!
東京都千代田区鍛冶町2≠P≠Q
かき揚げそば¥420・/span>
神田駅界隈は立ち喰いそばの超激戦区である。駅南口の牛丼屋「らんぷ亭」が2in1スタイルのそば店併設となっていた。押し出し式の製麺機から直接ゆで釜に投入して2分少々茹でた蕎麦はカドが立っていてコシもある。かけつゆは味醂の効いた醤油味でタマネギとニンジンのかき揚げと小口切りのネギがのったかき揚げそば東京の立ち喰いそばの標準型である。この店の営業形態からすればサッサッとそばを掻き込むイメージではなく定食セットのそばでガッツリ食べるスタイルが相応しいと言えよう。
埼玉県所沢市小手指南2≠Q1≠X
つけ汁うどん¥600=A肉汁¥190=A野菜天¥180=Aケーキの切り落とし¥180・/span>
西武球場の北、県道青梅所沢線沿いにある武蔵野うどん店。店に入るとテーブル席と小上がりがあり奥には広間の座敷もある。街の日本蕎麦店風の雰囲気でメニューには蕎麦も載っている。つけ汁うどんのつけ汁は温かいのと冷たいのから選べるようだ。茹でたてを冷水でしめて皿に盛られて運ばれてきたうどんは艶々で見るからに美味しそう。色付いた太いうどんを醤油の効いた温かいつけ汁に絡めて口に運ぶとしっかりとしたコシと豊潤な粉の香りが楽しめる。タマネギとニンジンのかき揚げは大きくてサクサクでうどんとの相性も抜群。ケーキ屋さんの切り落としは超お買い得。
埼玉県入間市根岸461≠P
もりうどん¥400=A肉汁¥50=Aたまねぎ天¥50=A春菊天¥50・/span>
入間市郊外の住宅地にある武蔵野うどん店。広い座敷に座卓が並び吉田うどんのお店と同様の佇まいだが、山梨と違ってお店の人が注文を聞きに来てくれる。ラップされた蒸籠に盛られたうどんはカドが立った灰色。見るからにしっかりしたコシと地粉の風味が香り立つ逸品である。蒸籠の片隅に茹でたほうれん草と小口切りのネギが添えられている。豚バラ肉と茹で汁が入ったお椀に陶器製のャbトから温かいつけつゆを注いで肉汁が完成。肉汁の絡んだうどんを噛み締めると口の中で粉の味が蕩けていく感覚が堪らない。たまねぎ天と春菊天もサクサクで美味しい。
神奈川県秦野市本町1≠W≠P5
釜あげうどん¥400=Aざるうどん¥400=A出汁巻き玉子¥100・/span>
L字型に配された白木のカウンターに椅子が10数脚。カウウンターの上にはおばんざいを盛った大皿が並び高級な小料理屋型のうどん店。白色でカドの立ったうどんは見た目どおりのなめらかな口あたりとノビを持ち。冷たくすると強いコシを、温めると優しい食感と粉の甘みを存分に楽しめる。冷たいつけつゆにはわさびと青ネギ、温かいつけつゆにはおろしショウガと青ネギが薬味として付く。うどんの美味さをストーレートに味わうことができてこの価格とは大変リーズナブルである。出汁巻き玉子も本物の味わいで次回は夜に訪れるべきだと思った。
神奈川県秦野市柳町1≠P≠P
肉うどん¥750=Aきつねうどん¥500・/span>
渋沢駅の直ぐ横に位置するうどん店。山小屋風の店内には10数人で囲めそうな大きなテーブルが2卓と4人鰍ッのテーブルが2卓。寒さを感じる天候に温かいうどんを注文。温めたうどんは白色でもっちりとして伸びやかな食感だが、噛みしめると強いコシがあり粉の風味も味わえる。煮しめた厚い油揚げが載ったきつねうどんはダシの効いた薄い醤油味のかけつゆと白いうどんと青ネギの彩りもシンプルで素材の味わいを楽しむ一杯。豚バラ肉とタマネギと長ネギを甘めに煮た肉うどんはボリューム満点でうどんとつゆと具材をたっぷりと味わう一杯である。
山梨県富士吉田市下吉田975≠R
肉うどん¥450=A天ぷらうどん¥550・/span>
下吉田駅にほど近い住宅街にあるうどん店。細い路地沿いなので前を通らなければ気づかない立地である。店内は和室2間ぶちぬきの座敷で20人以上の収容だ。付き出しは自家製のお漬け物。丸みを帯びた白いうどんはコシとノビを併せ持つ街の蕎麦屋の手打ちうどん風。かけつゆはダシの効いた醤油味。天ぷらうどんは片羽根付の小エビの天ぷらが2つと珍しい。柔らかく煮た馬肉がのった肉うどんは煮汁でかけつゆに甘みが増している。どちらのうどんにもわかめと小口切りのネギとかいわれのトッピング。うどんの他に丼物も扱っており出前もやっているようだ。
山梨県都留市小形山784≠P
和風かけうどん¥300=A和風つけうどん¥300=Aちく天¥50・/span>
昨年の6月に訪ねたときは暫くお休みしますの張り紙に涙をのんだが今回は営業してくれていた。店に入ってすぐ左手が厨房で、右側に広がる座敷には4人鰍ッのテーブル10卓がゆったりと置かれている。少し色づいてカドの立ったうどんは、キシッとした食感で粉の香りも楽しめる。冷たいうどんはしっかりとしたコシが強調され、温めたうどんはモチッとしたコシになる。味噌風味のつゆと粉の事。が口の中で混じりあい、これぞ吉田うどんといった味わい。トッピングは茹でキャベツと刻んだ油揚げ、すりだねを入れて標準型吉田うどんの一杯をしっかりと楽しむことができた。
東京都千代田区内神田3≠P9≠P0
きざみ油揚げうどん¥400・/span>
JR神田駅の北口を出て直ぐにある立ち喰いのさぬきうどん店。店の外の券売機で食券を購入し店内のカウンターで渡すシステム。店は狭く5~6人で満員になってしまいそうだ。白色でカドの立ったやや細めのうどんは温かくしても柔らかくならずにしっかりとしたコシとなめらかなノビを持っている。噛めば粉の風味も豊かだ。かけつゆはイリコの風味が効いたキレのある薄口醤油味。トッピングは刻んだ油揚げと小口切りの青葱に刻んだ柚子の皮が少々。薬味は七味唐辛子と柚子粉と柚子胡椒。うどんとかけつゆとお揚げと柚子の香りが絶妙のバランスで実に美味しい。
東京都中央区京橋2≠X≠P2
醤油らーめん¥390・/span>
大阪の誠和食品が東京でチェーン展開している店舗らしくうどんのつゆは関西風。奥に細長い店舗は20人位収容で昼時は満員になりそうだ。うどんを頼もうと壁に鰍ゥったメニューを見上げると醤油らーめんの文字が眼に入りつい注文してしまった。待つこと3分、カウンターで代金と引き換えにラーメンを受け取る。やや小ぶりのラーメン丼には透き通ったスープに細いストレート麺、トッピングは焼き海苔1枚とたっぷりのメンマにチャーシュー1枚。薬味に小口切りのねぎが載っている。サッパリ醤油味のスープが程良く麺に絡んで価格的にも文句無しである。
東京都墨田区菊川3≠P7≠P
かき揚げそば¥380・/span>
江東区と墨田区に4店舗(砂町本店・菊川店・船堀店・亀戸店)をチェーン展開する24時間営業の立ち喰いそば店。店内はカウンター8席と4人鰍ッのテーブル3卓。冷凍麺のそばツルツルした食感ともっちりしたコシを持つ。特注の「丸八特選天然だし」を使用したかけつゆは濃い色の醤油味で僅かに甘みを感じる関東風。たまねぎに細かく刻んだ春菊と干し桜海老を少々散らしたかき揚げはサラっと揚がっているがつゆを吸って事。を増している。8の付く日は丸八の日(8日、18日、28日)で揚げ玉が無料サービスだった。
東京都清瀬市昼u1≠Q≠P0
ざるうどん(中・田舎うどん)¥650=Aざるうどん(小・白うどん)¥550=A肉汁¥50=Aみぞれ¥50=Aかき揚げ¥100=Aまいたけ天¥150・/span>
清瀬の名店はカウンター10席位で昼時には行列必至である。白うどんと田舎うどんのざるを肉汁+みぞれで注文。運ばれてきたのは白色でカドが立ちキラキラと輝くさぬきうどんと上州産の地粉で打った褐色で太めの武蔵野うどん。どちらのうどんも文字に表せないほど美味しくこの2品を一度に味わえるのは幸福の極としか言いようが無い。肉汁のコクの深さとみぞれのアクセントであっという間にうどんを啜り込んでしまった。強いて言うならうどんとしては白で肉汁としては田舎か。大きなかき揚げも皿に2つ載ったまいたけ天も揚げたてサクサクでボリューム満点。
東京都西東京市田無町3≠P0−16
もりうどん¥500=Aかけうどん¥500=A野菜天盛¥500・/span>
田無駅にほど近い居酒屋型の吉田うどん店。カウンターと小上がりで10人ちょっとの収容。東京で本物の吉田うどんを食べさせてくれる貴重なお店のようだ。太めでカドが立った褐色のうどんは吉田うどんらしいキシッとした素朴な食感で醤油ベースのつゆの絡み具合も抜群。トッピングは刻んだ油揚げと細い短冊切りのにんじんと茹でキャベツ。薬味は小皿に小口切りの青ネギ。冷たいうどんは強烈なコシで温めるともっちりとした優しい食感になる。野菜の天ぷらは、舞茸、いんげん、たまねぎ、なす、れんこんの盛り合わせ。店内には味噌風ありますの張り紙もあった。
東京都武蔵村山市本町1≠W≠P
ざるうどんセット¥780=A釜あげうどんセット¥780・/span>
武蔵村山の居酒屋型の武蔵野うどん店。ランチタイムセットメニューから、うどん300gと天ぷら5品のセットを注文。冷たいうどんは褐色がかった中太でカドが立ち口に含むと強烈な歯ごたえと粉の風味が味わえる。温めたうどんは食感が優しくなるが粉の甘みは増している。天ぷらはかき揚げ、舞茸、ゴボウ、サツマイモとオクラ。小皿には小口切りのネギと茹でたほうれん草。自家製の柚子胡椒が抜群に風味豊かであった。2006年頃の村山うどんの会の店舗案内に掲載されている「四季彩」と同じ場所で店構えも変わっていないが現在のパンフレットには掲載されていない。
東京都渋谷区初台1≠R8≠P2
イカ天うどん¥360・/span>
追分そばは小諸そばの兄弟チェーンのようだ。価格設定は少し高めだがメニューの内容や味は同じだから食材も同じであろう。関西風のつゆに優しい食感の白いうどん。トッピングは紅白かまぼことほうれん草とワカメ。小口切りのネギは好きなだけ自分で載せることができる。身も懐も寒い日の昼食にはうってつけの一杯である。小諸そばを展開する株式会社三ッ和のホームページを見ると沿革に平成18年4月追分そば「初台庵」オープンと掲載され店舗案内にも初台庵の名前があるが他の追分そばの店舗案内は見あたらない。初台庵は直営店で特別扱いなのだろうか。
東京都渋谷区道玄坂2≠U≠S
かき揚げそば¥370・/span>
京王井の頭線の渋谷駅すぐ横にある立ち喰いそば店。渋谷を中心に飲食店を展開するクマガイコーャ戟[ションの直営店。新宿店は2001年5月開業だが渋谷店は1986年4月開業とのことである。国内産蕎麦の実を石臼で挽いて製粉し、押し出し製麺機から釜に直接投入して茹でたそばは、温かくしてもしっかりとしたコシがあり蕎麦粉の甘味も味わえる。かけつゆは濃い色の醤油味で、かき揚げはつゆを吸って事。が増すタイプ。さやいんげんとワカメがトッピングされているのが嬉しい。次に訪ねる時は冷たいそばを注文してみたいものだ。