中国の内陸部での緑化協力にかかわる報告です。
続々・黄土高原レポート
1243話)抱狗事件(2)
友人の李建華さんから最近、微信(WeChat)を通じて、「狗を征服する方法が知りたい」という人がいると連絡がありました。彼への返事を以下に載せます。
犬を征服するんじゃないんです。なかよくなる。いまから30年以上前、たしか京都だったと思うのですが、「猛犬注意!」のステッカーを張っている家を専門にねらう泥棒がつかまったというニュースが新聞に載りました。猛犬のいる家はそれに頼りきっていて、その他の面の防御があまい、犬さえ手なづければあとは簡単だというわけです。
犬には大きな声で話しかけながら近寄ります。これは犬語でなくて、人間の言葉でいい。私の体験では、中国の犬にたいしても日本語で大丈夫です。そして、手が届くところまでいったら、自分の指に自分の唾をつけて、それを犬の鼻先にくっつけます。これでイヌは自分をなかまだと思ってくれるのです。
でも、私は、シラフのときにそれを試してみようと思ったことはありません。渾源県照壁村では、農家で完璧に酔っぱらって、怖さも何も酒の力で克服したんですね。そのうえでやってみたわけです。やり方は簡単です。試してみてください。
ただ、この件をネットで紹介したところ、毎日新聞の元記者だった藤田修二さんは、それはあなたの酒臭さにびっくりしたんだよ、と返事をくれました。たしかに、私はイヌをだきあげて、イヌはおれの老朋友だといって振り回しましたからね。イヌにとっては息のつまるくらい臭かったのかもしれません。イヌの嗅覚は人の何万倍も敏感だといいますから、ほんとにそうであった可能性を否定できません。
犬を征服するんじゃないんです。なかよくなる。いまから30年以上前、たしか京都だったと思うのですが、「猛犬注意!」のステッカーを張っている家を専門にねらう泥棒がつかまったというニュースが新聞に載りました。猛犬のいる家はそれに頼りきっていて、その他の面の防御があまい、犬さえ手なづければあとは簡単だというわけです。
犬には大きな声で話しかけながら近寄ります。これは犬語でなくて、人間の言葉でいい。私の体験では、中国の犬にたいしても日本語で大丈夫です。そして、手が届くところまでいったら、自分の指に自分の唾をつけて、それを犬の鼻先にくっつけます。これでイヌは自分をなかまだと思ってくれるのです。
でも、私は、シラフのときにそれを試してみようと思ったことはありません。渾源県照壁村では、農家で完璧に酔っぱらって、怖さも何も酒の力で克服したんですね。そのうえでやってみたわけです。やり方は簡単です。試してみてください。
ただ、この件をネットで紹介したところ、毎日新聞の元記者だった藤田修二さんは、それはあなたの酒臭さにびっくりしたんだよ、と返事をくれました。たしかに、私はイヌをだきあげて、イヌはおれの老朋友だといって振り回しましたからね。イヌにとっては息のつまるくらい臭かったのかもしれません。イヌの嗅覚は人の何万倍も敏感だといいますから、ほんとにそうであった可能性を否定できません。
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