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508話)調査区のなかのようす

 日陰斜面(陰坡)の調査区のなかは、こんなふうです。ここに生えている樹木は、2~3種類のナラ(モンゴリナラ、リョウトウナラ、カシワ?)、シラカンバ、シナノキ(マンシュウボダイジュ?)、アブラマツといったところ。灌木は、ハシバミ、シャクナゲ、ウツギなどのなかまが、まばらに生えています。

 樹形や、林のなかのようすは、葉のない季節がわかりやすいのです。でも、樹種は、葉のあるときでないとわかりにくい。やっぱり何回かは観察する必要があります。でも、できるだけ、林床も荒らしたくないんですね。ですから、無用の人が立ち入ることは、遠慮してもらっています。

 調査を指導するのは、この3月まで大阪府立大学大学院の教授だった前中久行さんなんですけど、前中さんがすきなのは、林のなかではなく、林の縁のようなところです。林のなかが植物種が少ないのにたいして、林縁は植物種が多く、変化も早いんですね。なんとなく、その気持ちが私もわかるようになりました。
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