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910話)井戸掘りはおもしろい

この地方の村の井戸は、以前は人力で掘っていました。たいていはスコップとバケツです。黄土ですからそんなにむずかしくない。30mあたりに最初の帯水層があります。そして、水がでたら、さらに深く掘るのは困難です。大事にその水を使っていました。

ところがその井戸が涸れる例が続出したのです。新しく掘る井戸は低いところにある村でも100m以上になります。高所の村では150m以上。なかには渾源県二嶺村のように300m以上という村もあります。

こうなると人力では無理で、機械で掘りますが、それには2つのやり方があります。1つはボーリングです。鋼鉄のパイプを錐のように回転させて掘っていきます。先端には硬度の高い合金がついています。岩盤が多いところではこちらを使いますが、費用は高くつくようです。

一般には、写真のようなやり方です。直径30cm、長さ2mくらいの鉄製の銛を、ワイヤーで引き上げ、突き落とすことを繰り返すのです。穴には常に水をいれておき、どろどろにかき回します。そしてときどき細長いバケツのようなものを下ろして、どろどろになった土をくみ出すのです。

みていると、飽きないんですね。私は新しい緑の地球環境センターの井戸掘りのようすをみていて、よし、自分でも井戸を掘ろう、と思い立ちました。インターネットで探すと、塩ビでつくった簡単な道具を使って、全国でたくさんの人が掘っていることがわかりました。私の場合、石が多くて、その方式はたちまち挫折したんですけど、やり方を変えて、水がでるまで掘りました。
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