793話)菌根菌の接種実験

采涼山プロジェクトは、武春珍所長の話によると、地元の技術者は成功の見込みがないと、気乗り薄だったそう。それをここまで成功させたのは、第1に、この地方独特の整地法があります。小さな苗を植えるのに、こんな土木工事は必要ないんじゃないかといって、いろいろ実験してみましたけど、なにをやっても、この方法にかないませんでした。

第2の要因は、菌根菌の接種です。その方面の第一人者、小川眞先生が1997年4月に現地で指導してくださいました。アミタケ、ヌメリイグチ、チチアワタケなどマツの林に生えるキノコを利用しました。なにもわからないまま、小川先生からいわれたとおりに、私が、あちこちの山でキノコ取りにはげんだのです。

土のなかに少量の木炭のクズをいれ、胞子液をかけました。ポリポットのなかで育てる実験をしたのです。この写真の手前右に写っているのが、当時のカウンターパートの代表で、祁学峰です。大同市青年連合会の主席で、緑色地球網絡大同事務所の初代所長。現在は大同市城区の党書記です。
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