はあどぼいるど・えっぐ

世の事どもをはあどぼいるどに綴る日記

ギャンブル・フィッシュ①

2007-06-17 20:20:54 | マンガ
「ギャンブル・フィッシュ①」作画:山根和俊 原作:青山広美

 ある雨の朝。私立獅子堂学園をひとりの転校生が訪れた。白鷺社夢(しらさぎとむ)14歳。彼の目的は、エリートと富裕層のみが集う獅子堂学園を潰すこと。徒手空拳の彼にはしかしギャンブラーとしての類稀なる才能があった。彼は学園のアイドルにして学園長の孫娘、獅子堂美華に目をつけた。彼女にちょっかいをかけることで風紀委員の青戸を引き出すや否や、「真実と嘘」と名づけられた宝探しゲームで瞬殺し、続いて現れた寮長の貝塚をもコイントスのゲーム「トゥーアップ」で一蹴した。噂は瞬く間に学園内に広まり、白鷺の首を狙って怪しげな教師とその部下が動き出した……。
 多くの人気作を世に出したギャンブル漫画というカテゴリ。「カイジ」などの古典から、「嘘喰い」、「ライアーゲーム」などの新作にも恵まれた、先達の優良な分野である。新規参入は正直敷居が高い。
 本作もそのへんは重々承知、苦手な分野での衝突は避け、得意な分野で攻撃することにしたようだ。ババ抜き、ブラックジャックなど卑近なゲームを賭け材にし、差別化を図った。山根和俊独特のタッチで描く肌も露な女の子なども、先に挙げた先達にはないものだ。なんといってもまだまだ1巻だから先のことまでは断言できないが、売っていく姿勢がうかがえてたのもしい。これからに期待したい。

2007/06/17

2007-06-17 19:42:54 | 会社
2007/06/17

 日曜日。町の体育施設は混んでいた。サッカーやテニス、社交ダンスに少林寺。老若男女で溢れかえる中、広さ20畳ほどの研修室を借りることに成功した。折り畳みの机を壁際に並べ、コンセントからノートPCの電源をとり、DVDの映像を流した。肌も露な美男美女たちが踊り狂う様を参考にしながら、同僚5名とともにダンスの特訓を行った。断じて趣味ではない。切っても切れぬ渡世の義理のせいだ。
 筋トレ、空手と普段から鍛えているので体力には自信があった。しかしリノリウム張りの床の上を素足で飛び回るという荒行が膝に負担をかけ、前後でも旋回でもない横への衝撃が足指の付け根の皮膚を裂いた。
 血の滲んだ足を抱えながら、しかしどこか納得している自分に気づいた。予想以上にダンスの進行がうまくいったからだ。個人個人の慣れ不慣れはともかくとして、最初から最後までの通しての振り付けは、素人なりに頑張ったほうなのではないだろうか。皆で無い知恵を絞り合いひとつのものを作り上げたという自己満足に、今日はどっぷりと浸っていた。